縄文クッキー

2017年10月06日

先日マテバシイを採取したので子供のころのように
炒って食べました。子供のころに食べていたのはツブ
ラジイとかスダジイという小粒のシイの実でしたが
マテバシイは3cmほどの大型のシイで食べ応えが
あります。ただ味は昔食べた小粒のシイの方が渋みが
少なかったような気がします。マテバシイは生だとやや
渋みがありますが炒ることで渋みも消え香ばしさが出ま
す。一度にたくさん食べられるものでもないので、粉に
挽いて縄文クッキーを作りました。シイの実だけだと、
ぼそぼそして食べにくそうなので春に収穫した小麦を
挽いてつなぎとして混ぜました。縄文人は水を加えて
そのまま練って焼いて、お焼のようにして食べたと思い
ますが今回はお菓子ふうに無塩バター、卵、砂糖を加え
香りづけにエビヅルのリキュールを加えました。各材料
の分量は全くの目分量、勘だけで作りましたが、思った
以上にしっとりとした感じのクッキーに焼きあがりま
した。味付けは現代風ですが気分はすっかり縄文人です。



フライパンやスキレットで炒ります。温度は150度くらいです。


殻に縦に割れ目が入れば熱が芯まで通ってOKです。



一度に食べきれるものでもないので、殻をむいて実を取り出し粉に挽いて
縄文クッキーを作りました。


粉は電動ミルで少し荒めに挽きました。つなぎに少し小麦を2割ほど加えます。小麦もあらびきです。


粉に挽いたシイの実と小麦に砂糖、無塩バター、良く溶いた卵を加え練ります。
直径3,4cmの丸型に形を整えで準備完了です。香りづけにエビヅル(ヤマブドウ)
リキュールを適量加えました。



オーブンレンジ180度で15分ほど焼き上げます。


しっとりしたクッキーに焼きあがりました。甘さ控えめで、シイの実と小麦の粒感が
感じられる素朴な味のクッキーです。
  

Posted by メドウおじさん at 17:24Comments(2)食べ物