保湿用ボアワックス(猪脂クリーム)

2020年02月28日

先日保湿用にハーブパウダー入りのボアワッ
クスを作ったのですが脂を直火のフライパンで
溶かしたので弱火だったとはいえ油温が上がり
すぎてハーブパウダーが焦げて天ぷら臭が残
ってしまいました。使用する分には差し支えない
のですが天ぷら臭が気になるので(猪脂は本来
溶けても無臭)今回は電子レンジで様子を見な
がら溶かしました。液状になった脂の温度が下
がるのを待ってハーブパウダーを混ぜたところ
猪脂本来の無臭のワックスにハーブの香りが
残る狙い通りの保湿ワックスが出来ました。
今回使用したハーブはラベンダーと香酸柑橘
の陳皮を使いました。あと参考に何も加えない
プレーンのワックスも作りました。これでやっと
満足のいくものが出来ました。

作るときのポイントは
①新鮮な猪の脂身を使う
②脂を溶かすときは電子レンジを使う。様子を見な
がら使う(今回は1分加熱して様子を見てもう30秒
加熱しました。
③使用するハーブはお好みのものなら何でもよい
ですがコツは油温が下がってからまぜるといいです。
④保存は冷蔵庫でします。常温だと冬以外は溶け
始めます
⑤防腐効果のあるハーブを混ぜると保存期間が長
くなります。


脂は電子レンジで溶かすと焦げません


脂の温度が下がったらあらかじめハーブパウダーを入れた容器に液体の油を入れます。
温度が下がると固化するので冷蔵庫で保存します。


  

Posted by メドウおじさん at 19:46Comments(0)ハーブ

柚子の甘露煮

2020年02月26日

冬の香酸柑橘のユズがそろそろ完熟して落果
が始まりました。我が家には柚子がないのです
がご近所に放置柚子の木があり実がいくつか
残っていたので少し分けていただきました。
柚子の甘露煮は洋風のママレードのような
ものですが。私はママレードより水分が少なく
果皮が多く残ったものが好みで、また苦みが
残った方が良いので柚子の白い綿のような
苦皮もできるだけ残して煮詰めていきます。
柚の果汁を絞り細かく切った果皮と一緒に
砂糖を加えて煮詰めていきます。水分が少
なくなってとろみが強めに出てきたら出来上
がりです。冷えたら瓶に移し冷蔵庫で保存
すれば一冬は十分に保存できます。



柚子の果汁は種の除いて果汁だけにします。



果皮を細かく切って果汁と合わせ砂糖を加えて煮込んでいきます





とろみが出てきたら出来上がりです。


  

Posted by メドウおじさん at 20:32Comments(0)食べ物果樹

東谷の山茶で番茶とほうじ茶づくり

2020年02月25日

私の家の裏山の杉林の林縁には野生の茶の木、
山茶が所々に自生しています。山茶というのは日
本独自の自生種とも、奈良時代以前から中国か
ら渡来して広まって帰化したものであるとも言わ
れています。
裏山の茶の木は我が家にあるような自家用の茶
の木から実生で広がったものと思われます。野生
の茶葉を小枝ごと乾燥させて熱湯で抽出するか
沸かしたお湯で煮出した番茶は力強い野生の味
がします。
さらに豊かな香りを引き出すときは炒ってほうじ茶
にします。今日は釜炒り製法と言って摘んだ茶葉
を一日置いて鍋で直火で炒って乾燥させます。
この時高温で一気に炒るとスモーク香が強い
京番茶風になりますが今回は中火から弱火で
じっくり炒っていきます。今回の貴重な山茶は自然
乾燥の番茶とほうじ茶、釜炒りの番茶とほうじ茶の
4タイプを試作します。出来上がった、味、風味を
飲み比べて見たいと思います。


野生の茶葉の山茶です。葉の形は様々ですが葉が大きく中には10cm近くあるものもあります。


摘み取った茶葉は軽く水洗いして一日置いて水分を飛ばします。
これを半分を自然乾燥する分ともう半分を釜炒りで乾燥させます。




 釜炒りは鍋で直接加熱していきます。



ある程度乾燥してきたらいったん火からおろし手もみで細かくし
更に炒っていきます。



焦げる直前で火を止めて番茶の出来上がりです。





番茶をさらに炒って香ばしい香りがしだしたらほうじ茶の出来上がりです。




左がほうじ茶、右が番茶です。


  

Posted by メドウおじさん at 20:20Comments(0)和ハーブ

早春の庭花

2020年02月23日

福岡県は昨日春一番が吹いて本日は春の日差し
を感じることが出来ました。庭もそろそろ春の足音
が聞こえています花木なら梅、椿、もう終わりかけ
の蝋梅、マンサクも咲き始めました。木下にはこぼ
れ種で殖えたクリスマスローズが花盛りです。
水仙は表と裏の年が交互ですが今年は当たりの
表年です。水仙は昔ながらのニホンスイセンです。
香りが良く冬の寒い盛りから咲いてくれる花期の
長い花です。花は綺麗なのですが一つ困るのが
スイセンの幼株はニラやノビルとよく似ていること
です。球根をはじめ、葉や全草に毒があり最悪だ
と死亡事故も発生しています。一重のニホンスイ
センは種でも増えるので畑の隅にスイセンの幼株
育っていたので庭に移植しておきました。この
ブログでは摘み草採取を良く取り上げますが毒草
の情報も積極的に発信するので、摘み草をされる
方はご注意ください。 



白梅が花盛りです。



椿の花もピークです。今年は枝変わりが咲きました。



クリスマスローズは毎年よく咲いてくれます。



スイセンも今年はよく咲きました。


  

Posted by メドウおじさん at 19:00Comments(0)季節の花

ヨモギとレモングラスと抹茶のボア・ワックス

2020年02月20日

1年前にボア・ワックス(猪脂)で保湿用のクリーム
を作りました。ボアワックスは人肌の低温でも溶け
始め、とても皮膚に良くなじみます。プロの猟師さ
んは猪脂や熊脂を傷の修復用の薬として持ち歩
くそうです。最近私は仕事柄、生セメントや生コン
クリートに触れることが多く指先が荒れがちなの
で保湿・修復用にボア・ワックスを利用しています。
ロースの猪脂はほとんど無臭なので香りのよいハ
ーブとも相性が良いのでこれを混ぜ込んだものを
作って利用しています。猪脂は体温で溶けだすほ
ど融点が低いので低温でじっくりとロースの脂身を
溶かしていきます。これをハーブパウダーに混ぜ
て固まれば完成ですが、今回加熱してすぐのもの
をハーブパウダーに混ぜたのでハーブが少し焦げ
たのか、香ばしい香りが移ってしまいました。
次回作るときは冷えてコカが始まる直前のもの
をハーブパウダーと混ぜるようにしたいと思って
います。



ボアワックスに混ぜるレモングラスとヨモギのドライです



電動のミルで細かく粉砕します。



ロースの脂身を低温でじっくりと溶かしていきます。



ワックスに混ぜるハーブパウダーを型に入れて溶けた猪脂を注ぎます。



溶けた脂を注いで出来上がりですが、今回は温度が高すぎたようです。
もうすこし冷ましてからの方が良かったです。




ダイソーで購入したケースに入れて冷蔵庫で保存します。左上からヨモギ、左下がレモングラス。
右が抹茶です。



お見苦しい画像で恐縮です。指先が荒れているのでここに使います。


  

Posted by メドウおじさん at 20:45Comments(0)ハーブ和ハーブ

猪肉シチュー

2020年02月18日

先日頂き物の猪肉でトマトソース煮を奥さんが作って
くれたのですが、残りのトマトソースでそれをベースに
デミグラスシチューをつくってくれました。トマトソース
に新たに猪もも肉とデミグラス・ルーを加え圧力鍋で
煮込んでいきます。猪肉のエキスとトマトソースがベ
ースのデミグラスソースがよく合います。少し硬めの
もも肉も圧力釜で煮込むと程よい柔らかさにとても
いい味でした。また食べたいと思いましたが果たし
て奥さんが作ってくれるのか?奥さんの機嫌のいい
時に頼んでみましょう。(笑い)


トマトソースをベースにしたデミグラスシチューです。

 
  

Posted by メドウおじさん at 19:08Comments(0)食べ物

乾燥不十分な薪の緊急対応

2020年02月15日

今シーズンは煙突のメンテナンスをしたのでスト
ーブの調子が良くてことのほか気前よく薪を使っ
ていたら、ここにきて乾燥十分な薪が底をつい
てきました。薪は1シーズンから2シーズン雨水
にさらさず乾燥させたものがベストなのですが
今、残っているのは少し乾燥が足りません。乾燥
不足の薪を燃やすと水分の気化熱で炉内の温
度が上がりにくくなかなか温まりません。また不
完全燃焼しやすくなりススが貯まる原因にもなり
ます。とはいえまだまだ寒い日が多くストーブなし
の生活は考えられず3つの緊急策でしのぐことに
しました。一番簡単なのは今シーズンは薪ストー
ブをあきらめてエアコン暖房か石油ストーブを使
う事です。二番目は薪不足を補うために木炭の
炭を一部使用することです。強い炭の発熱で乾燥
不十分な薪の水分を一気に飛ばし乾燥させて燃
やします。ただし鋼板製のストーブの一部は炭の
発熱に耐えられない場合があります。使用する
ときは炉内の底に最低でも灰を5cm以上の厚
さで敷きます。木炭の使用は少なめにして1個か
2個で押さえます。また炉内の天井、壁には絶対
に直接接触させないようにします。ここまで注意
しても個人的にはお勧めしませんが私のストー
ブは炉内を耐火煉瓦などで覆われているので緊
急用として使いました。
三番目は乾燥不十分な薪はストーブの天板の上
で乾燥させます。見栄えは良くありませんが三晩
使用中の天板に置いていくとかなり乾燥して使え
るようになります。(日数は薪の状態で変わります)
私はもっぱら三番目の方法でしのいでいます。来
シーズンは今期の反省を踏まえ十分な量を確保
します。


乾燥不十分な場合、天板上で乾燥させて使います。



薪の代りに炭で代用します。ただ、いろいろ不都合な点もあるのであまりお勧めしません



石油ストーブもお手軽で良いのですがどうしても着火時と消火時の臭いがきついので
本当の緊急用で使っています。
  

Posted by メドウおじさん at 20:41Comments(2)薪ストーブ

東谷要覧解説9(主編(五)から(六)

2020年02月13日

主編の2回目です。今回は(五)から(六)で人情・
風俗、戸数・人口で(五)の人情風俗に次のような
記述があります。
旧藩時代より金・銅の採掘業があり明治になり銅
山業の復活や石灰岩採掘で労働者の移入もあり 
「これらの影響のため他の山間地に比して
文化程度の進みたるに比例して比較的農村として
の純朴さを欠ける嫌なきにあらず。されど村全体を
通ずるときは農村としての特質を失わず」

と書かれています。中々言い得て妙で今に通ずる
東谷人の気質を表しているようです。戸数・人口は
大正12年末の調べで戸数753、人口男女合わせ
て4183人となっています。ほぼ100年後の現在
人口は当時とほとんど変わらない状況でほぼ足踏
み状態です。近隣の旧企救町や曾根村が大きく発
展しているのに比べると後れを取っているのは否
めません。逆に言えば古きよきものも多く残ってい
るという事でこれからはこれをうまく生かすことが
大事な気がします。





上のサムネイルをクリックしていただくと拡大版がご覧いただけます
 
  

Posted by メドウおじさん at 20:41Comments(0)東谷(北九州)の紹介東谷要覧

野生のネギ味噌(ノビル味噌)

2020年02月12日

今シーズンの焼き味噌シリーズの最後は佐賀の
きたがわまりこさんのブログを参考にさせていた
だき野生ネギのノビルでノビル味噌を作りました。
蕗味噌とは違う風味と味でご飯のお供にピッタリ
です。焼きおにぎりにしたらもっとおいしそうです。
採取したノビルが多めだったので醤油漬けもあわ
せて作りました。ネギ類はどれも血液の浄化作用
が強いので高血圧対策として期待が持てますが
一度に多く摂ると胃炎になることがあるので一日
にラッキョウサイズで一日に2,3個程が適量のよ
うです。


採取したノビルは葉も球根も小さくみじん切りにして味噌に混ぜます。




味醂と日本酒を加えた味噌に混ぜ込んで加熱しますが加熱しすぎないのが
コツだそうです。(ネギの香味が残るぐらい)
  

Posted by メドウおじさん at 19:26Comments(0)山菜食べ物

フキノトウと猪肉の肉味噌

2020年02月11日

今シーズン3回目の蕗味噌は少し趣向を変えて
猪肉を混ぜた肉味噌にしました。豚肉の朴葉味
噌焼きはとてもおいしいので猪肉でもいけると思
い作りました。使用した味噌が超熟成味噌で豆
板醤のような旨味があるので唐辛子を加えて辛
味をつけてみました。出来上がった肉味噌はフキ
ノトウのほろ苦さと猪肉のうま味のバランスが良く
ご飯のお供に最適でした。若干の難点は猪肉が
かなり硬くなってしまう事です。薄切りにしたロー
スを使用したのですがそれでも硬かったです。肉
はもっと細かくしても良かったかもしれません。次
はきたがわまりこさんが作っていた野生ネギの
ノビル味噌を作ってみます。



先に猪肉を炒めて後は普通の蕗味噌と同じように作りました。仕上げに唐辛子を入れます



肉まんにトッピングして食べましたが美味しかったです。


  

Posted by メドウおじさん at 17:48Comments(0)山菜食べ物

猪肉のトマト煮

2020年02月09日

先日頂いた生肉の猪肉で奥さんがトマト煮を作り
ました。作り方はよくわかりませんが缶詰のホール
トマトとももの猪肉を圧力鍋で煮込んでいきました。
焼き肉ではかなり硬かった肉も、すっと箸が通
るくらいに柔らかくなりました。ブロック肉はまだ
残っているので次はシチューも良さそうです。もっ
とも次に作るかどうかは奥さんの気分しだいです
が(笑い)それにしても圧力鍋の力はすごいです。
玄米も圧力鍋で炊くと美味しいそうなので一度
やってみたいです。



先日頂いたもも肉を小分けして保存したものを自然解凍して使います。

 



猪肉の調理には圧力鍋は欠かせないようです

  

Posted by メドウおじさん at 19:14Comments(0)食べ物

梅の開花、春の訪れ

2020年02月08日

今年は梅の開花が早く、ご近所さんではすでに
満開です。私の所も3分から5分といったところ
です。我が家の梅は薄いピンクの八重と一重の
白梅です。白梅は南高梅と品種不明ですが実
成のよい種類です。昨日から今日にかけては
今シーズンで初めて冬らしい天気ですが庭の
各場所では春山菜の動きが始まっています。
フキノトウはもう中盤ですし、お浸しで美味しい
ホトトギスやセリ、シャクなどももう摘みごろに
なっています。その他ではまだサイズは小さ
いですがヨモギも新芽が動いています。今
の時期のものはサイズは小さいですがアク
ガなく食べやすいです。ここ二、三年協生
野菜の実験に忙しく庭の手入れをさぼって
いたので今年は手を入れることにします。



薄いピンクの八重の梅です。




南高梅の幼木です



ご近所の梅です。もう満開近くになっています。

  

Posted by メドウおじさん at 13:34Comments(0)季節の花

岩屋塩(天然海水塩)作り2020-1

2020年02月06日

先日の日曜日芦屋町にある物産館「とと市場」
に海産物を買いに行ってきたついでに若松北
海岸の岩屋の千畳敷でいつものように海水を
汲んできました。この日は海が少し荒れていて
海水を汲むのが難しくていつもは5ℓ汲むので
すが今回は大きめの波が時折くるので4ℓで
我慢しました。これを家に持ち帰り。鍋に移し
てIHヒーターで煮詰めていくのですが今回は
薪ストーブの天板の上で少しずつ蒸発させて
いきます。IHだと3時間ほどで煮詰まって塩
が完成しますがその間ずっとそばに付きっ切
りになりますが今回は時間はかかりますが電
気代もかからず、放っておいても大丈夫なス
トーブ蒸発にしました。
私のストーブの天板は直接炉内の熱が伝わ
らないので最高でも100度未満です。それで
時間はかかりましたが(一日5時間燃やして3
日かかって4ℓが1ℓまで煮詰めました。ここま
で煮詰めれば90%完成したようなもので冷
ました後はペットの取るに移して冷蔵庫で保
存すれば長期間保存できます。後はIHヒー
ターで30分煮詰めて水分を飛ばせば完成
です。


4ℓの海水を二つの鍋で加熱していき水分を少しずつ飛ばしていきます。



3日間天板の上で温めて500ccまで煮詰めました。ここからは
一気にIHで加熱して海水塩にします。


  

Posted by メドウおじさん at 21:33Comments(0)食べ物

猪肉2020-1

2020年02月04日

今年も野生の猪肉のシーズンがやってきました。
この辺りの猪は12月から1月が肉質も美味しく
なる季節で地元の猟師さんも狩猟に力が入り
ます。地元の猟師さんから先日猪肉のロース
ともも肉を合わせて3kg購入しました。きれい
に処理された肉は肉質も良く小分けしたブロ
ックで冷凍されているので使い易いです。
早速野菜と肉炒めを作りました。ちょうど少し
風邪気味で体力が落ちていた時でしたが一発
で回復しました。さすがは野生肉のパワーは
すごいです。(あくまでも私個人の効果です)
野生肉のパワー云々はともかく美味しいの
は確かです。




綺麗に処理されたロース肉は絶品です。



いつもの野菜炒めで食べました



この日はご近所さんから生肉のロースともも肉のブロックをいただきました
私が猪肉が好きなので頂きました。




少し厚めに切って手作りハーブパウダーでステーキにしました。
少し硬めの肉ですが噛みこむとおいしい肉の味がします。

  

Posted by メドウおじさん at 21:29Comments(0)食べ物

早くも菜花の花芽が上がっています

2020年02月02日

野生で自生の菜の花の花芽がもう上がっていました。
感覚として半月早いように思います。とはいえ、自宅
の自然栽培の畑ではまだまだ小さな株です。
自生のものは花後種が自然落果したものなので秋
口にはもう、発芽していたと思います。私のものは
10月ごろの種まきだったのでだいぶ遅れています。
自生の菜の花は和種で花芽も苦みがありますが、
フキノトウ同様に春の訪れを感じられるほろ苦さ
です。今回は初ものなのでお浸しにしてほろ苦さ
を楽しむことにしました。


野生の菜の花の花芽がもう上がっていました。

  

Posted by メドウおじさん at 18:57Comments(0)山菜