山の日

2016年08月30日

今年から8月11日は国民の祝日として山の日になりました。
何で山の日なのかはよくわかりませんが7月に海の日があ
るから8月の新しい祝日は山なのかもしれませんね。(笑い)
東谷は小倉南区の南部に位置し東谷川沿いに集落が広が
り東西南部を山に囲まれた地域です。特に南部は平尾台と
いうカルスト台地が広がり最高峰の竜ヶ鼻は600mを超え
ますが大部分は300m~400mの高原台地で台上は珍し
い山野草や石灰岩の奇岩・鍾乳洞などを多く見ることが出
来ます。
台上までは車で上がれる登山道が整備され、地元のJR石
原町駅からは土日は乗合のマイクロバスが運行されていま
す。今や、年間数十万人の登山・ハイキング客が集まるそう
です。また台上の東部ではハングライダーを楽しむ方もおら
れます。地元の観光協会では夏と冬に花火大会を催し、特
に冬花火は寒いのですが珍しいこともあり人気です。またレ
ジャー施設としては平尾台の自然を学びたい方は自然観察
センターを、平尾台の自然を楽しみたい方には平尾台自然
の郷があります。




平尾台は国定公園です。



平尾台の夏を彩る、名花ノヒメユリです。

  

Posted by メドウおじさん at 20:02Comments(2)東谷(北九州)の紹介

山茶の木

2016年08月28日

今年は何故かお茶づくりにはまり春から何回もネットを
見ながら見よう見真似でお茶づくりをしてきました。
我が家には半自生の株が何本かあります。私の父母がこ
こに家を建てる前は山からの土砂が堆積した小砂利の多
い畑で茶の木はそのころ農家さんが自家用に育てていた
ものが残っているようです。そういうわけで我が家の周辺
には茶の木が点在しています。一方で裏山の林縁には野
生の茶の木が点在します。おそらく周辺の茶の木の種を
動物が運んだものと推測できます。どれもまだどれもまだ
株が小さいので実生で殖えたのでしょう。種類は不明です
が葉が大きいのが特徴です。





裏山に生えている実生の山茶の株です。  

Posted by メドウおじさん at 10:37Comments(2)和ハーブ

北九州市の国境石

2016年08月27日

北九州市は江戸時代は今の八幡東区と小倉北区で豊前国
と筑前国が国境を接していました。東区の河内の奥、田代
から流れる大蔵川(板櫃津川)沿いに三条辺り、金毘羅池
から流れる境川が両国の国境になっていました。当時は洪
水で川の流れがたびたび変わり、両国は国境の事で揉め
ることも多かったようです。両国の境には十数基の国境石
が建てられ今もいくつか残っています。最もすべてが当時
の場所に残っているわけではなく、一部は移設されたり、
レプリカに置き換わったりしています。現在北九州市は昭
和38年に五市が合併しもう50年以上になりますが個人的
感想では旧豊前国の門司と小倉、旧筑前国の八幡、戸畑
、若松との間には何とも言い難い微妙な感覚の温度差が
あるようです。


まもなく取り壊しが始まる旧八幡図書館前にある国境石です。元は三条辺りに建てられていたようです。



説明版です。クリックで拡大します



境川の中原辺りにあった国境石です。現在戸畑図書館横に移設されています。



オリジナルの場所近くに建てられている説明版です。境川の中原にあります。



戸畑図書館横の説明版です。



境川河口に残されている国境石です。台座に説明書きが残されています。


  

Posted by メドウおじさん at 19:10Comments(2)東谷(北九州)の紹介

ガシャモク資料館

2016年08月26日

久しぶりに呼野のお糸池に行ってきました。お糸池は呼野
の悲話、お糸さんの話で名高い場所ですが近年では日本
でもまとまって自生している場所はここしかないと言われる
ガシャモクの繁殖地です。ここは日淡派アクアリスト(日本
淡水魚愛好家)や水草マニアの聖地にもなりつつあります
。地元の市丸小学校ではガシャモクの保護、育成を在校生
が中心になって代々行っており、また近年、地元の方も熱
心に保護活動を行っています。今まで、ブログであまり取
り上げなかったのは心ない盗掘や池の環境が荒らされる
のが心配だったからです。今は保護体制も整い立派なロ
グハウス風の資料館も整備されました。
今週の土曜日(明日)はお糸さんを祀るお糸祭りがありま
すがガシャモクの観察小屋を見学するのもいいかもしれ
ません。
(第二日曜しか内部は見学できません)


お糸池の全貌です。奥に見えるのが資料館です。渇水で水量は減っていますが水の
透明度は高いです。

 

ログハウス風の資料館です。



資料館の外にはガシャモクのサンプル水槽が設置されています。



資料館の横の湧水の水源です。渇水にも関わらず湧水が湧いています。
もしこの湧水が枯れたらガシャモクも絶滅するでしょう。



開館のお知らせです。



池の土手にはガシャモクの説明版が背ってされています。

  

Posted by メドウおじさん at 20:11Comments(2)東谷(北九州)の紹介

粉紅茶と粉番茶

2016年08月23日

先日夏の茶葉で番茶と紅茶を作りましたが夏の茶葉で
作ったお茶は、茶葉が硬く厚いので熱湯を注いでも成
分の抽出に時間がかかりました。ゆっくりと時間をか
けて抽出すると味が深くなりますが、ちょっと渋みも
強く出ます。それで抽出が素早くできるように粉茶に
しました。電動の調理用のミキサーかミルがあれば手
軽に粉茶が作れますが、少し時間はかかるものの、す
り鉢とすりこ木でも作れます。出来上がった粉茶は紅茶
も番茶も狙い通りすぐに成分が抽出されて少し軽めで飲
み易いお茶になりました。ただし、粉にしたので香りが飛
ぶのが早そうなのでなるべく早く飲み切った方が良さそう
です。


紅茶の茶葉をすりこぎとすり鉢で粉にします。



これぐらい挽ければ出来上がりです。茎が残っても問題ありません。



さっそく紅茶を淹れました。すぐに飲めてお手軽です。茶葉のままだと淹れて4.5分かかります。





番茶も粉に挽くと飲み易いです。

  

Posted by メドウおじさん at 19:17Comments(2)食べ物

紫蘇梅酢の活用

2016年08月21日

梅干しの着色用に毎年自分で育てた赤紫蘇の梅酢に漬け
込んでから天日で干すようにしていますが毎年余った梅酢
の使い道に苦慮していました。今年は良い方法をゆこむし
さんに教わり活用しています。
キュウリやナスなどの夏野菜サラダにドレッシング代わりに
使い、簡易柴漬けのようにして頂く方法です。また今までも
梅干しに使った紫蘇を乾燥させてふりかけのユカリを作っ
ていました。今年は赤紫蘇が多めに採れたので副産物の
ユカリでなく、最初からゆかりように赤紫蘇をつけました。
なお紫蘇は花が咲いて実がなるとこれを塩漬けにして
保存して利用しています。


梅干しに使った赤紫蘇の梅酢です。



梅酢に赤紫蘇をつけて天日で乾燥させます。



カリカリに乾いたら出来上がりです。いつもは手で揉んで細かくしますが
今回はそのまま保存してノリのような感じで使います。

  

Posted by メドウおじさん at 13:25Comments(2)食べ物

虹色八景VOL3

2016年08月20日

幡東区の情報誌虹色八景vol3が発行されています。少し
紹介が遅くなったので駅などでの持ち帰り分はもうないかも
しれませんがe-bookなどで読むことが出来ます。今号の
特集は新しく制定された山の日にちなんだ内容です。皿倉
山は夜景で有名ですが北九州国定公園にあり福智山や平
尾台とともにその主峰の一つですが都市のごく近郊にあり
ながらも自然が多く残る市民の憩いの山です。八幡の小中
学校の校歌には今も歌われている所があると思います。
虹色八景の今号では編集者自らが地元のガイドさんと一緒
に徒歩で登り、その魅力を伝えています。八幡東区というと
製鉄所のおひざ元で最近は世界遺産登録で脚光を浴びて
いますが先号特集された河内貯水池や今号の皿倉山のよ
うに八幡東区の南部には豊かな自然が多く残されています。



虹色八景のe-bookはwww.zpx.co.jp/ebookで見ることが出来ます。

  

Posted by メドウおじさん at 01:00Comments(2)東谷(北九州)の紹介

夏紅茶づくり

2016年08月19日

以前ファーストスプラッシュというべきか春紅茶を作ってみま
したが、今回はしっかり成長してやや硬くなった茶葉で夏
紅茶を作りました。前回の春紅茶は気温がやや低く、茶葉
の発酵が弱めでしたが。今回は真夏の高温でよく発酵しま
した。茶葉を収穫して一日陰干しして茶葉がしなっと柔ら
かくなったところで、手もみで揉捻しました。結果は揉捻
が不十分なところがあったようで全体的に発酵が均一にな
りませんでした。均一に発酵させるためには水洗いは軽め
にしてラップで包みレンジで10秒ほど蒸した方が良さそ
うでした。このとき長く蒸し過ぎると酵素が壊れるので注
意が必要です。十分発酵が進んで黒くなった茶葉は急ぐと
きはレンジなどで加熱してカリカリにします。この時期な
らレンジを使わなくても日向で一日干すとカリカリになり
ます。後は細かくすれば出来上がりです。



夏場の茶葉で番茶と紅茶を作ります。


紅茶は茶葉を発酵させるので発酵しやすくするために茶葉を10秒ほど電子レンジにかけます




軽く蒸した茶葉を手もみして揉捻します。



三日ほど日に当てて発酵させました。正直なところもう少し発酵させたかったのですが
葉がカリカリになって発酵が止まりました。葉を細かく砕いて出来上がりです。


  

Posted by メドウおじさん at 17:39Comments(0)食べ物和ハーブ

棘なしノイバラ

2016年08月18日

この挿し木したノイバラは棘ありの普通種に混じって成長し
ていた株でまったくの棘なしというわけではありませんが明
らかに他のものより棘が少ない株でした。冬の間に棘のな
い部分の枝を挿していたら春から順調に成長しています。
今年伸びたツルの部分をよく見ると棘が全くないもの、棘が
あっても数は少なく明らかに普通のノイバラと違います。国
産のバラ苗はほとんどがこの棘なしのノイバラを台木にした
ものが多いそうです。
古くからあるフロリバンダの株下から伸びたシュートを育てた
ら棘なしのノイバラでした。今回挿し木した枝は大部分が根付
いたので優良個体を少し残して残りは来年接ぎ木の台木とし
て使おうと思います。


こちらは棘のある普通種のノイバラです。



こちらは棘のないノイバラの挿し木です。
  

Posted by メドウおじさん at 19:05Comments(0)バラの話題

アカモク

2016年08月16日

北九州の若松北海岸にある岩屋は千畳敷の奇岩で有名な
チョットした景勝地です。若松北海岸一帯は北九州の中で
はもう数少ない自然海岸の残る地域です。個人的な感じで
は最近人気急上昇の福岡の糸島地域に感じが似ています
。ここ、岩屋は古くから魚料理で有名で今でも数軒老舗の
料理屋さんが営業しています。この岩屋で新しい特産品が
出来ています。アカモクという海藻で沖縄のモズクに似た
食感です。ヤマイ斜体にするモなどネバネバ系が好きな方なら
お薦めの食材です。商品はフリーズドドライにしたみそ汁
とスープがあります。他にも若松は魚介類が美味しく近
年は豊前一粒牡蠣にも負けない牡蠣小屋が出来て人気
になっています。





  

Posted by メドウおじさん at 21:08Comments(3)東谷(北九州)の紹介食べ物

夏番茶づくり

2016年08月13日

今年は春から何回も茶の木でお茶づくりを楽しんでいます。
一回に作る量はごくわずかで3,4回飲めば無くなるほどで
すがそれなりに楽しめました。今年は春の一番緑茶、二番
緑茶、ほうじ茶、紅茶のファーストスプラッシュと楽しんでき
ました。我が家の庭にある茶の木は60年以上たったもの
が多く品種名はわかりませんが昔から家庭用で利用され
ていたのだと思います。東谷の生活史の「三谷、昔語り」
にもその記述がみられます。また裏山にも野生の株が数
株散見されるので小量頂いて茶葉にしてみたいと思って
います。今回は夏番茶を作ります。


今回摘み取って水洗いした茶葉です。半分は今回の番茶に、もう半分は紅茶にします。



ラップをかけてレンジで3分蒸します。レンジの熱で茶葉の発酵を止めます。



ラップを外してさらに1,2分加熱して茶葉をカリカリに乾燥させます。


荒熱を冷ました状態です。



乾燥した茶葉を手もみして細かくします。細い茎も小さく切ってそのまま使います。

時間をかけてゆっくり抽出した番茶はすっきりした味わいでした。


  

Posted by メドウおじさん at 11:27Comments(2)食べ物和ハーブ

徳力の地名の由来

2016年08月11日

今までブログには書いていなかったのですが私のもう一つ
のライフテーマともいうべきものに福岡県の古代史があり
ます。
ちょうど大和政権確立前後から古墳時代にかけてです。
一般の歴史観としてはその実在性が疑問視されている神
功皇后ですが北部九州、とりわけ福岡県や山口県、下関
には実に生き生きとしてリアルな伝承が数多く残されてお
り、私には彼女が単なる架空の人物とはどうしても思えな
い節があります。この時代の事は文献上では古事記、日
本書紀にわずかに書かれている程度で考古学的には不
明なことが多いです。ただ福岡県各地には皇后の生々し
い伝承が数多く残っています。
その一つで東谷に近い現在の徳力の地名にまつわる伝
承があります。皇后が三韓を攻めるときに多くの軍船用
の木材をこの地を統治していた物部氏がここで調達した
ところから「採り木」→「とくりき」に変化したというものです。
皇后の伝承はほかにも軍船の帆柱用の木を採った山が
帆柱山で皇后が豊ノ浦から九州に乗り込んだとき洞海湾
を通るとき皇后が上陸した場所が皇后﨑の地名に残って
います。
皇后伝承の多くは神社に多く残っており私が敬愛する綾杉
ルナさんの著書「神功皇后伝承を歩く(上)(下)に詳しい
です。





古代、大和政権を支えた大豪族の物部氏の伝承が残る徳力嵐山の造化大神宮です。

なお、今回の採り木→とくりき(徳力)の地名由来は綾杉ルナさんの仮説を引用させて
いただきました。
  

Posted by メドウおじさん at 11:51Comments(8)古代史

どこでも陶土

2016年08月08日

陶芸用の陶土というと多くの方は備前土、信楽土、瀬戸の
木節粘土、など陶芸の里に特有な粘土を思い起こす方が
多いのではないでしょうか。ところが少し極端な言い方をす
ればどんな土でも成型し7~800度以上の高温で焼けば
素焼き以上の土器や陶器になります。庭の土でも水分を
加え成型して乾燥させて焼けば土器や陶器になるのです。
もちろん食器など釉薬のかかったものは1200度以上の耐
火度をもち成型しやすい柔らかさと粘りをもった粘土で釉薬
に合った色味の土が必要です。それで陶芸作家さんたちは
自分に合った専用の陶土で作陶します。そういうわけでその
辺の土で本格的な陶器は無理でも箸置きや文鎮などの重し
など、小物のオブジェなら作れます。オリジナルの土でオリ
ジナルの小物を作るのもたのしいです。



身近な赤土です。鉄分が若干多いので耐火度はやや低いです。




七輪で焼成した身近な赤土で焼いた器です。無釉の焼き締めです。



ストーブの炉内の灰の中で焼いた素焼きの豆皿や箸置きです。


  

Posted by メドウおじさん at 20:25Comments(4)クラフト陶芸のこと

カイコと桑葉

2016年08月07日

先日、私の「東谷、メドウ便り」を見てカイコを飼われて
いる方よりカイコのえさの桑葉について問い合わせがあり
ました。たまたま我が家のマルベリー(桑)を剪定しなけ
ればいけないので差し上げることにして今日、お渡ししま
した。我が家の桑葉は連日の猛暑の水不足で状態が良くな
かったのでご近所さんのヤマグワの新鮮な葉を差し上げまし
た。小倉の北区の街中では桑葉の調達は難しいようで今まで
も餌用の桑葉の確保には苦労されていたそうで大変喜んで
いただけたのは良かったです。飼っておられるカイコは一匹
は眉を作り後二匹が成長中です。


ご近所さんから頂いた新鮮な桑葉(野生のヤマグワ)です。



今日お見えになったnonoさんが飼育されているカイコだそうです。一匹はもう繭にになっています。

今日差し上げた桑葉は残り二匹のご飯になります。
  

Posted by メドウおじさん at 20:40Comments(4)鳥や小動物

JR石原町駅の観光看板

2016年08月04日

石原町駅前の広場に東谷の観光案内の看板が設置され
ています。
以前のものは赤錆びて全く読めない状態でした。今年の4
月にリニューアルされて真新しい看板にかけ替えられまし
た。特に目新しい内容ではありませんが石原町駅周辺と平
尾台の観光マップになっています。石原町駅が無人駅にな
って2年近くなりますが初めて来られた方は迷われるのでは
と気になっていましたのでよかったです。
看板の隣には平尾台行きの乗合バス、カルスト号の時刻表
も設置されています。



新しい観光看板です


  

Posted by メドウおじさん at 19:29Comments(2)東谷(北九州)の紹介

稲穂の出穂始まる

2016年08月01日

東谷の水田で稲穂の出穂が始まりました。下の写真の水田
は私が定点観察させていただいている水田で周辺の田圃よ
り10日ほど早く田植えしているので成長も早いです;今年は
梅雨明けまでは雨が多く日照不足が懸念されましたが梅雨
明け以降は連日晴天が続き成長も順調のようです。8月に
なると実が入り始めお盆過ぎには青い稲穂が見れそうです。
9月のお彼岸前には稲刈りの光景が見られそうです。
黄金色の水田と青い空、赤い彼岸花の美しいコントラストが
今年も楽しめそうです。


出穂が始まった田圃です。写真は7月24日のℤ風景です。


  

Posted by メドウおじさん at 20:22Comments(2)東谷(北九州)の紹介