菜の花のつぼみ2024

2024年01月23日

先日はるの味覚のフキノトウを紹介しましたが
今回は同じく春の味覚の菜の花のつぼみです。
菜の花はピークは2月終わりから3月にかけて
ですが早いものは、ぼちぼち蕾が出ています。
今回は中谷の河原に群生するセイヨウアブラ
ナの菜の花のつぼみを採取しました。西洋種
の菜の花は、日本産のカラシナなどと比べる
と苦みも穏やかで食べやすいです。特に蕾が
出たばかりの花茎は柔らかく、苦みも穏やか
で、さっと湯がいておひたしにすると春の香り
と味が楽しめます。特に苦みが苦手な方は白
菜の蕾の菜花が食べやすいと思います。




自生地の河原の群生です



食べごろの蕾です。



左の葉っぱは漬物に右側の蕾の花茎はおひたしにします。



 

さっと湯がいておひたしにします。私はサラダドレッシングで食べるのが好きです。

  

Posted by メドウおじさん at 18:35Comments(0)山菜食べ物和ハーブ

七草粥2024

2024年01月07日

新年初めての投稿です。今年もよろしくお願
いいたします。今年は元旦から痛ましい事象
が続き心が痛みました。これ以上は何もなく
穏やかに過ぎることを祈ります。
1月7日は七草粥の日です。年末
年始の多忙と暴飲暴食で弱った胃腸と体調
を整えて一年の始まりを元気にスタートさせ
るために古来より続いている風習の一つで
す。七草とはセリ・ナズナ・スズシロ・スズナ・
ハコベ・ゴギョウ・ホトケノザの七草です。
それぞれ前述の不調を整える効能の野草
です。いずれもかつては身近な野草ですが
近はいくつかは東谷の田舎でもかなり探さ
ないとお目にかかれなくなりました。なので
最近はスーパーなどではパック入りになっ
た七草セットが1パック400円ほどで販売
されています。私なんかは乗ったいなくて
とても手が出せませんが、よく売れている
ようです。さて今年の我が家の七草粥です
がゴギョウ(ハハコグサ)がいつも採取して
いる場所でなくなっていて他では見つかり
ませんでしたがほかに5種類の野草を加
えたオリジナルの七草粥を作りました。本
来はお米から炊いた粥に七草と塩を加え
たものが本来のものですが、醤油・みりん
・白だしで味を調え、溶き卵を加え、冷ご
飯の雑炊にしていただきました。新春の
野草は灰汁もほとんどなくおいしく頂き
ました。


七草粥+ の材料です。上段右からセリ・ハコベ・ワケギ・スイバ・下段右からミツバ・オオバタネツケバナ・コオニタビラコです


上段右からスズナ(カブ)・スズシロ(大根)、下段右からシャク・からし菜・ナズナ


七草(野草)雑炊の完成です
  

Posted by メドウおじさん at 10:31Comments(0)山菜食べ物

イヌビユが大発生

2023年09月05日

お隣の休耕畑に山菜野草のイヌビユが
大発生していました。もともとこの畑には
イヌビユが自生していたのですが梅雨明
け後に地主さんが耕転したことで畑の中
の種子が一気に発芽したようです。それ
で一面イヌビユ畑に変身しました。イヌビ
ユは一年生野草で大量に結実して種を
散らすので畑雑草として厄介者扱いされ
ますが実はとてもおいしくいただける山
菜野草です。癖は全くなくむしろほうれ
ん草のようなうまみがあります。おひたし
、汁のみ、炒め物、てんぷらの具などな
んにでも使えます。日当たりの良い場所
ならどこでも育つ野草なのですが、先住
の植物群が茂っていると発芽生育せず
にいつまでも休眠したままのようです。
自分の庭にも何度もお迎えしたのですが
うまく育ちませんでした。最も自分の庭で
は育ちませんがお隣の休耕畑にいくらで
もあるので不便はないのですが。真夏の
山菜野草が少ない時に採れる貴重な
山菜野草です。


休耕畑が耕転でイヌビユが一気に発芽していました。



先端当たりの柔らかい部分を摘み取ります








この日はふっくらスクランブルエッグを作りました。
  

Posted by メドウおじさん at 09:19Comments(0)山菜和ハーブ

野生のウドの実生栽培

2023年08月30日

ウコギ科の山菜のウドは里山の林間
などに生育するおいしい山菜です。特
に春先の新芽が伸び始めたころの根
元の茎はみずみずしく香りもよくシャキ
シャキした触感も抜群で生でも食べる
ことができるほどです。ただこのタイミ
ングで根元から彫り上げると翌年もう
芽を出さないことが多いので私は伸び
始めた新芽を摘んでてんぷらにしてい
ただくことが多いです。この方法なら株
を弱らすこともなく梅雨明けくらいまで
2週間に一回ペースで収穫できます。
ただし一度に撮れるのは一芽か二芽
くらいなので株が最低でも四、五本欲
しいところです。それで3年前に種を撒
いて育てたところ二株成長して再び結
実して種が取れたのが今春再び実生
発芽しました。今のところ順調に成長
しているのでもう少し気温が安定した
ら鉢上げして来春地植えしたいと思い
ます。順調なら来年は自宅の庭で育っ
たウドのてんぷらを食べることができ
ます。





3年前に種を採取して実生発芽したものを育てた結果二株が成長して今春再び種を撒いたものが
順調に成長中です。



今春発芽したものが順調に成長しています、秋には露地植えできそうです。来春には自家産のウドのてんぷらが
食せそうです。

  

Posted by メドウおじさん at 17:17Comments(0)山菜和ハーブ

ゴボウ葉茎の佃煮2023

2023年08月07日

今年もゴボウの葉茎のシーズンになりま
した。ちょうど先月作った最後のフキの
佃煮を食べ終わったので良いタイミング
で葉茎をいただきました。今年は根部の
太さが小さいとのことで自然の野菜作り
は難しいとおっしゃってました。そういえ
ば地上部の葉茎も昨年よりは小ぶりか
もしれません。それでも佃煮にするには
支障がないので今年初めての佃煮を作
りました。葉茎は収穫の関係で一度に
多量にもらえるので昨年は一度に作る
のが大変だったのですが今年は軽く下
処理して冷凍すれば保存が効くのがわ
かったので今年は都合の良い時に作
ればよいので楽です。これで霜が降り
るまでいつでも作れます。

灰汁を抜くのに下茹でして冷凍保存しておけばいつでも佃煮ができます



今回作った佃煮です。



細いゴボウ根は小さく刻んでゴボウ茶にします



天日で乾燥させて粉末にします
  

Posted by メドウおじさん at 12:45Comments(0)山菜和ハーブ

シロバナセンダングサ

2023年07月25日

私の住む東谷にはひっつきむしのセン
ダングサは外来種のアメリカセンダン
グサがほぼ9割で残りが小さな白い舌
状花をつけるシロバナセンダングサで
す。見分け方は簡単で花が咲く前では
アメリカセンダングサは茎が紫がかっ
たみどり色で舌状花(花びら)のない頭
頂花でシロバナセンダングサはアメリカ
センダングサよりやや小型で茎も普通
の緑色です。花が咲けば花びらがつく
ので一目瞭然です。新芽の柔らかい部
分は食べれます。やや青臭いので気に
なる方は水でしばらく晒すとよいですが
せっかくの効能が抜けるのでほどほど
が良いかと思います。効能は沖縄地方
では古くから民間伝承役として使われ
てきましたが近年研究で解熱、解毒、
利尿などデトックス効果やアトピー、糖尿
病、動脈硬化の改善などに有効な成分
が含まれます。今年になって新たに取り
入れた薬草がこのセンダングサの仲間
とマコモとゲンノショウコで健康茶で飲む
ようにしています。






ドライにしてお茶にします。


  

Posted by メドウおじさん at 08:04Comments(0)山菜和ハーブ

ヤブカンゾウの花

2023年07月13日

本日は久しぶりに野草(山菜)のお話です。
ヤブカンゾウは夏を彩るオレンジ色が夏の
強力な暑さに負けない存在感を示しますが
春の新芽時はあれこれ使えるおいしい山
菜でもあります。ヤブカンゾウは種を作ら
ないいわゆる3倍体の植物でもっぱら地下
茎で増えていきます。5月になると葉が成
長して山菜の新芽時のおいしさはなくなり
ます。そのかわり6月になるとオレンジ色
の花が咲きこれが三杯酢のお浸しにする
と上品で見た目もきれいな一品ができま
す。また花のつぼみは金芯花という中華
の具材でも有り薬膳の原料でもあります。
私は酢豚や回鍋肉などでよく使います。
このように便利な山菜なので庭の隅に
植えておくと勝手に成長してくれるの
で貴重な和ハーブの一種です。


夏に花が咲き三杯酢でいただくとおいしいです



食べごろの新芽です。おひたしやヌタ、てんぷらもおいしいです。炒め物にも向いています。
もはや立派な季節野菜です。

  

Posted by メドウおじさん at 06:56Comments(0)山菜

佃煮大好きおじさんです。

2023年06月12日

私は佃煮が大好きで旅行に行った
ときはほとんど旅先のお土産で佃
煮を買ってきます。普段は佃煮好
きが高じて身近な山菜を使って自
分で作っています。1月から3月は
佃煮とは少し違いますがフキノトウ
を使ってフキ味噌を作ります。4月
から6月にかけては成長したフキで
佃煮を作ります。同じ時期に山椒の
新芽や実ができるのでこれと合わせ
て作ると美味です。8月から12月に
かけては近所の知り合いがゴボウ
を作っているので使わない茎葉で佃
煮を作ります。去年から作り始めて
いるのですがなかなか好評です。冬
の間は佃煮の材料が手に入らない
のですがゴボウの茎葉は下処理した
ものは冷凍保存しておけばいつでも
使えるのでほぼ一年中、佃煮ライフ
が楽しめます。



今の時期はフキの佃煮がおいしい時ですが、そろそろ茎が固く
皮が硬くなり終盤です。そういう時は少し長めに下茹ですると
(5分くらい)柔らかくなりますがゆですぎると味が飛んで腑抜け
のような味になってしまいます。



煮汁が飛ぶと出来上がりです




  

Posted by メドウおじさん at 11:17Comments(0)山菜

ラッキョウ醤油漬け

2023年05月26日

ラッキョウは普通甘酢に漬けこみますが
私は醤油漬けにしたものが好みです。
ネギ類の醤油漬けはどれも美味しく材料
ごとにアサツキ、ノビル、ニラ、ラッキョウ
と時期をずらしながらほぼ一年中楽しめ
ます。九条ネギなどの栽培種でも作れま
すが野生種のネギは香りも強く醤油にも
ネギ香が移り調味料としても美味しいで
す。作り方は簡単で良く洗って小さく刻ん
だものを醤油に漬け込むだけです。味醂
や白出汁を加えても美味しいです。





一日冷蔵庫で寝かせれば食べれます。


  

Posted by メドウおじさん at 12:25Comments(0)山菜食べ物

山菜天ぷら2023

2023年05月01日

少し前のことですが今年の山菜の芽吹
きは桜の開花と同じで随分早く食べご
ろになりました。写真は3月25日のもの
です。自宅の庭で山菜や摘み草が出来
るように各種の植物をコツコツ移植して
10年になりますが最近ようやく年間を
通していつも何かの食用野草が採取
できるようになりました。一方では藪状態
なのでこれを何とか見れるようにするの
がこれからの課題です。山菜の食べ方
は色々ですが、やはり簡単で美味しい
のは天ぷらとお浸しです。あと材料にも
よりますが佃煮も美味しいです。これか
らも和の薬膳をあれこれ楽しんでいき
ます。


春山菜の天うらです、特にウコギ科の新芽は絶品です。



タラノメの仲間のハリギリです。少し葉が大きくなると灰汁が強くなってしまいますが
この大きさだと食べ応えもあって美味しいです。何故か東谷の山では見かけません。



栽培種の棘なしのタラノメです。棘の多い野生のものと比べると
食べやすいです。



せり科のセントウソウです。シャクやセリのように食用にできると記載されている記事は
少ないのですが同じように食べることが出来ます。セリやシャクと比べると香りがやや弱
く、草体が小さいので量が摘めないのが原因だと思いますが柔らかくおとなしめの香りが
お浸しにすると美味しいです。



  

Posted by メドウおじさん at 08:46Comments(0)山菜和ハーブ

三門ネギ(ミツカドネギ)でネギ醤油作り

2023年04月17日

ミツカドネギはヨーロッパの地中海沿岸
が原産のネギ属です。日本にはベル型
の白い花がかわいいと園芸植物として
輸入されたものが逃げ出して野生化し
たものです。外来の帰化植物の特徴で
ある旺盛な繁殖力で各地で自生で繁殖
しています。この日紫川の中流域の川土
手でまとまって咲いているのを見つけまし
た。土手の上に花壇がありそこにミツカド
ネギが咲いているのでそこから脱走した
ものと思います。4月ごろに白いベル型の
花を咲かせ地下には日本のノビルのよう
な球根がついています。名前の由来は葉
の根元の断面の切り口が三角形なところ
からそう呼ばれます。全草が食用としても
使えるので観賞用だけでなく増えすぎた
分は食べて株数を調整すると良いです。
注意点は花が綺麗なネギ属は有毒なもの
が多いので要注意です、スイセンやハナ
ニラ等と間違えて誤食することのないよう
にしないといけません。花期以外の時は
判別が難しいので開花期に判別します。
今回は花まで全草を使いネギ醤油を作り
ました。



川土手で繁殖しているミツカドネギです。


ベル型のかわいい花を咲かせるので観賞用で使われます




全草を使ってネギ醤油を作りました


  

Posted by メドウおじさん at 09:57Comments(0)山菜

ニワトコの新芽摘み

2023年03月05日

ニワトコは別名、接骨木と言い骨折の
治療にも使った薬木です。薬木として
は果実、葉、根と全木使えます。さら
には春の新芽は山菜として天ぷらな
どで美味しいですが少量が良く多量
に食べると中毒の可能性があります。
先日井手浦散策の下見でコースを一
歩いたのですがその時にニワトコ
の新芽を見つけました。新芽を4芽
ほど頂いて持ち帰り天ぷらは面倒だ
ったので茹でてお浸しにしました。
少し長めに(1分くらい)茹でて流水
にさらし灰汁を除いてマヨネーズで
あえて頂きましたが、茹でる時間が
少し長すぎたようで、山菜の苦み
香りがすっかり飛んで物足りない
味になってしまいました。ニワトコは
茹でてお浸しにするよりそのまま
天ぷらの方が良さそうです。


ニワトコの新芽です



摘み取った新芽は軽く水洗いします



今回はやや長めでⅠ分茹でたら長すぎたようです



火を止めたら流水でさらします。



細かく刻んでマヨネーズで和えたら出来上がりですが、今回は山菜らしい苦みが飛んで
少し物足りない感じでした。


  

Posted by メドウおじさん at 17:21Comments(0)山菜

山下智道氏の新刊「野草がハーブやスパイスに変わるとき」購入

2023年03月03日

3月3日発売で先日からアマゾンで予約
していた「野草がハーブやスパイスに変
わるとき」が届きました。身近で見かける
ことが出来る日本の木本、草本、海藻、
など94種類の和ハーブ解説書です。
従来の図鑑とは違い豊富なフィールドで
の写真、簡潔でわかりやすい解説、メデ
ィカルハーブとしての効能、そして何より
新しいのは山菜として美味しそうな数々
の写真付きレシピの紹介で構成されて
います。さらに誤食の危険がある毒草の
紹介、私のようなマニアが喜ぶ西洋ハー
ブの代替で使える和ハーブなどなど痒い
所に手が届く構成になっています。出版
元は登山誌、アウトドア誌、図鑑作りで
定評のある「山と渓谷」出版です。ハーブ
好きの方にはぜひお薦めの一冊です。



山下氏の最新刊です


  

Posted by メドウおじさん at 20:48Comments(0)山菜和ハーブ

セリと毒ぜりの見分け方

2023年03月01日

読者の方からセリと毒セリの見分け方
を教えてほしいとのことでしたので説明
しますね。セリは古来より美味しい山菜
と親しまれてきましたが、毒ゼリは今時
分は外見もそっくりで全国で誤食による
中毒が絶えません。症状は重く死亡す
る例も多々あります。湿地など同じ場所
に生育していることも多く、厄介です。
ただ、見分け方は簡単です。

①春先の地上部は本当によく似ている
ので、外見で判断するのではなく株を掘
り上げて根の部分を確認します。食用に
なるセリは白くて細いひげ根になってい
ます。一方の
毒セリは根の部分がタケノ
コ状の節根
になっています。今時の若い
株は毒セリも根は細めですがそれでも節
根なので区別できます。

②セリは葉をちぎって
揉むとセリ特有の
爽やかなセリ香
がします。毒セリは揉ん
でも
無臭もしくは弱いですが青臭いイヤ
な香
りがします。

この二点でほぼ間違いなく区別できます。
③として6,7月の花期にはセリは大きく
ても30cmほど、毒セリは1m近くの大型
になりますが食べ時の若葉の頃は外見が
よく似ていて判断の基準になりません。



以下に写真を載せます。



食べ頃の今時分のセリです



今の時期の毒セリの幼株です。良く見れば葉の形が違いますが
ちょっと見では区別できません。要注意です。写真は毒セリの
写真を持っていないのでネットからお借りしました。





見分け方のポイントです。食用のセリは白いひげ根が特長です。



一方の毒セリの根部です。タケノコ状の節根になっています。
幼株の頃は細いですが割るとタケノコ状になっているので
見分けられます。写真はお借りしました。

後は香りの違いです。セリ香は爽やかな香りなので容易に区別できます。


  

Posted by メドウおじさん at 18:34Comments(0)山菜

オオバタネツケバナの醤油漬け

2023年02月27日

オオバタネツケバナは日本原産のタネ
ツケバナの一種で山の谷川など源流
近くの清水に自生します。よく似た種類
で外来種のクレソン(西洋タネツケバナ
)があります。こちらはステーキなどの
添え物として野菜として普通に流通して
います。オオバタネツケバナはクレソン
によく似ていていますが草体が一回り
小型ですが香りも良く美味しい山菜の
一つです。ところが水の汚れに敏感で
少しの汚水の影響でも消えてしまいま
す。一方のクレソンは丈夫でオオバタネ
ツケバナより幅広い環境に適応し、生育
域を広げています。オオバタネツケバナ
の生育場所は東谷でもごく限られた場所
のみになっています。今回は貴重な日
本原産のオオバタネツケバナで醤油漬
けを作りました。漬け出汁は醤油をベー
スに白出汁、味醂、唐辛子で味を整え
ます。冷蔵庫で一晩寝かせてからはす
ぐに食べれます。


井手浦の立花川源流の近くに自生していました。



少し面倒ですが採取した葉は一枚ずつ丁寧に水洗いしました。



出汁醤油に一晩漬けたら出来上がりです。爽やかな香りとピリッとした味が特徴ですが
クレソンより優しい気がします。

  

Posted by メドウおじさん at 13:25Comments(0)山菜

シャクのお浸しドレッシング添え

2023年02月23日

一昨日、銀杏の実をコーヒー豆の焙煎に
使っている手振り網で銀杏を煎ったので
すが少し食べ過ぎたようで今日は朝から
胃がもたれ気味です。センブリ茶を飲む
か清涼感のある新鮮なシャクのお浸しを
食べるか少し迷いましたが、今回はシャ
クを頂くことにしました。シャクはセリ科の
植物ですが春のセリ科の中では一、二を
争うほど清涼感があるセリ香が香る山菜
です。食後には根部を乾燥させたお茶も
飲むことにします。センブリほどの即効性
はありませんがいかにも薬といった強烈
なセンブリの苦みと比べて薬膳感覚で食
べることが出来るので今回はこちらを試し
ます。これで改善しなければ、やっぱりセ
ンブリの罰ゲームです。(笑い)




セリ香るシャクです。ほんの少しですがミツバもとりました。今回は庭の自生のものです。



熱湯でゆでますが、これぐらいだと10秒ぐらいです。あまり火を入れ過ぎると香りが
飛ぶのでもったいないです。



刻んでドレッシングをかければ出来上がりです。ドレッシングはお好みのもので
良いですが私はピエトロのドレッシングを使います。

爽やかなセリ香が食慾をそそります


  

Posted by メドウおじさん at 08:36Comments(0)山菜食べ物和ハーブ

からし菜の漬物作り

2023年02月20日

私は毎年秋冬シーズンはダイコン葉で
作っていました。私のダイコンは葉大根
という品種でハマダイコンなどの野生種
に近い品種で普通の青首のように根の
部分を食べるのではなく地上部の葉を
利用するものです。10月から2月にかけ
て葉を間引きながら採取して漬物を作っ
ていますが2月も半ばを過ぎるとそろそろ
花茎が上がってきて葉ダイコンも終わり
です。先日知人の休耕田に見慣れない
アブラナ科の植物がたくさん生えていた
ので良く見るとどうやら辛子の原料の芥
子菜のようです。芥子菜の種が黄色い
和辛子の原料になりますが、花芽が上
がってくる前の葉は高菜などと同じように
漬物で使えます。辛子の香りと辛味が生
きた美味しい漬物が出来ました。私は小
型の簡易漬物器を使って作りますが小型
なので冷蔵庫に保管します。安定した低
温でゆっくり発酵が進むせいか長期の保
存が可能で食べ頃が長く続くので便利で
す。





休耕田に自生するからし菜です。





採取したからし菜で漬物を作ります。塩と唐辛子を入れて漬物器で圧力をかけて冷蔵庫で保存します。

  

Posted by メドウおじさん at 17:07Comments(0)山菜東谷(北九州)の紹介食べ物和ハーブ

春の七草のコオニタビラコ発見

2023年02月09日

今までどうしても見つからなかった春の
七草のコオニタビラコですが先日山下智
道さんの野草講座に参加したらコオニタ
ビラコの株を見つけることが出来ました。
これに大いに刺激を受け先日見つけた
自生地とよく似た場所を探したら、何と見
つけることが出来ました。山裾のある休耕
田の一部にある程度まとまった株がありま
した。実は今年の七草パックにあったコオ
ニタビラコと思しきものをポットで育ててい
たのですがなんとこれがコオニタビラコで
はなくどうもナズナのようです。(笑い)パッ
クに入っていたのは小さい株が一つで幼株
なのでどうやら間違えて育てていたようです。
これで来春は自宅の敷地で七草コーナーが
作れそうです。今年は何とか種を採取したい
と思っています。


自生地で見つけたコオニタビラコです。冬の寒さで赤くなっています。

 
植木鉢で特別待遇で育てています。



コオニタビラコと間違えて育てていたナズナです。


  

Posted by メドウおじさん at 20:45Comments(0)山菜和ハーブ

今年初ものの蕗味噌づくり

2023年01月24日

毎年この季節になるとフキノトウの芽が
出始めるので蕗味噌を作る様にしてい
ます。3月中旬まで場所を変えて時期を
ずらして採集できます。日当たりの良さ、
土壌水分の差、気温などで少しずつず
れて芽が出てきます。作り方は、このブロ
グ内のブログ検索機能で「蕗味噌」「フキ
ノトウ」などで検索すれば出てきます。ご
飯のお供に、日本酒のアテに美味しく便
利に使えます。天ぷらは出芽してすぐの
ものでないと灰汁が強くなりすぎますが、
蕗味噌は少し大きくなっても作れるので
便利です。


ご近所さんの蕗の群落です。この場所ではもう少し先になって出てきます。



今回は初物天ぷらを食べたときに採取した場所で頂きました



材料はフキノトウ、料理酒、味醂、あごだし少々です


  

Posted by メドウおじさん at 10:37Comments(0)山菜

初物のフキノトウの採集

2023年01月19日

毎年一月の二十日前後になると山菜
トプバッターフキノトウが芽を出す場所
があるので今年は元旦から比較的暖
かい日が続いたのでもう出芽している
かと思い見に行くと期待どうり出ていま
した。まだ苞に包まれてアクガが少ない
フキノトウです。フキノトウはだいたい蕗
味噌にすることが多いですが、この一番
芽のものは天ぷらにすると絶品です。
まだ出始めで数は少ないですがさっそく
天ぷらにしていただきました。フキは東
谷では今でも身近に見れる山菜ですが
それでもフキノトウがまとまって採れる
群落は数少なくなりました。今まで何度
も移植を試みましたが意外と定着が難
しくまとまった群落を再生するまでは至
っていません。なんとか工夫して自宅で
採集できるぐらいの群落をつくりたいと
思っています。


今年初もののフキノトウです。みずみずしい緑がきれいです。


花芽が顔を出したばかりのフキノトウは灰汁が少なくほろ苦い味に
春を感じます。


  

Posted by メドウおじさん at 09:20Comments(0)山菜