彼岸へ旅立った義父

2021年11月28日

先週、義父が西方の彼岸へ旅立ちま
した。99歳の大往生でした。通夜葬
儀の両日とも抜けるような青天の小春
日和でした。一点の曇りもなかっ義父
らしい旅立ちの日でした。
義父との思い出はたくさんありますが
一番は、私に陶芸の楽しさ奥深さを
教えてもらえたことです。30年以上前
になりますが瀬戸に住んでいたころ遊
びに来た義父と窯元巡りをしたのも楽
しい思い出の一つです。義父は私の両
親とも親しかったので今頃あちらの世界
で再会を楽しんでいるでしょう。
ありがとうございました。




紅葉がきれいな抜けるような青天でした


kouyougakireina 

庭の山茶花もきれいです



  

Posted by メドウおじさん at 04:06Comments(0)その他

ヤマトタチバの実

2021年11月25日

ヤマトタチバナと思われる小型の柑橘
をたくさんいただきました。大きさは大実
キンカンサイズですが甘さは一切なく強
烈な酸味が特徴です。生食では酢とり
用で使うのが良さそうですが搾り汁には
苦みも結構あるのでやや使いずらいで
す。それで果皮を剥いて乾燥させ陳皮と
して使うことにしました。それと実を絞っ
た時に種が大量に出るので直播にして
実生苗を育ててみようと思います。果た
して開花結実するのにどれくらいかかる
ものか想像もつきませんがまあ、生きて
いるうちには何とかなるでしょう。途中で
接ぎ木してもいいですしね。もしヤマトタ

チバナなら一度育てたいと思っていたの

で好都合です。ヤマトタチバナならその

陳皮は血行促進、リラックス効果。豊富

なビタミンCで風にも良さそうです、その

ほかの謂れでは遥か古代の垂仁天皇

がその部下の田島の守に命じ不老不死

の果樹の探索を命じて持ち帰ったのが

橘と言われます。

和ハーブとしても効能が高いそうです。



真ん中がヤマトタチバナで、右が普通サイズの温州ミカンです。こうしてみると
キンカンサイズというのがよくわかります。



実を絞って果皮と種に分けます。種は撒いて実生苗を育てます。
果皮はドライにして陳皮を作ります。冬の風邪対策のお茶には
欠かせません。


  

Posted by メドウおじさん at 09:06Comments(0)果樹和ハーブ

東谷資料館の小倉織

2021年11月23日

11月上旬に新東谷興農会館オープン
に伴いリニューアルされた東谷資料館
では展示の目玉として地区の方から寄
贈された小倉織の布見本とそれを基に
復元された小倉織の袴が展示されてい
ます。小倉織の歴史は古く江戸時代初
期に地元北九州近辺の綿糸を使用して
、縦糸に2本の双糸を使い丈夫な縦じま
模様が特徴的な綿布です。徳川家康も
狩衣の袴に小倉織の袴を使用したよう
です。その後徐々に一般庶民にも広が
り日常着の素材として使われました。
因みに私の高校でも戦前は小倉織を
使った制服を学生は使用していたと叔父
から聞きました。残念なことに小倉織は
戦後その製造技術を含め途絶えていた
のですが15年以上前に復活し、小倉織
研究会を中心に個人の作家さんや製造
会社が新デザインも含めた新たな小倉
織が復活しています。東谷資料館では
来月12月13日(月)に北九州いのちの
旅博物館の学芸員さんによる小倉織の
講演があっるのでご興味のある方はいい
機会ですのでぜひ聴講ください。


当時のサンプルを見本にして復元された小倉織の袴です。



12月13日10時~12時まで、リニューアルオープンの記念講演があります、







  

Posted by メドウおじさん at 09:09Comments(0)東谷(北九州)の紹介

わが家の紅葉

2021年11月21日

ことしはどこも紅葉がきれいなようです。
我が家もまだ11月半ば過ぎでもう紅葉
がはじまりました。遅い年は12月に入っ
てからの時もあるので今年は早い方だ
と思います。そういえば先日。今シーズン
の冬は寒いと言っていました。ララニー
ニョ現象が発生していて、この冬は寒波
が日本に流れ込み易いそうです。予報
では明日から寒くなるそうです。気温が
下がると庭掃除も楽なのですが、今度
は寒さで作業の開始が遅くなりがちで
す.庭の草掃除はやっと半分ほど終わ
った勘定です。草掃除が終わったら今
度は庭木の剪定が舞っています、なん
とか年内に格好をつけたいですがちょ
っと難しいかもです。






紅葉の始めのグラデェーションもきれいです。

これから寒くなると赤色が鮮やかになりす。
  

Posted by メドウおじさん at 20:54Comments(0)季節の花

自作のカクテル

2021年11月17日

最近のマイブームの一つが自作のカク
テルです。使う材料は酸味の強い柑橘
の搾り汁、焼酎(木挽きブルー)、梅酒、
煮沸して冷蔵している地下水 の以上
です。
焼酎の量はお好みで調節します。私は
アルコールに弱いので薄目です。柑橘
の搾り汁は私たちの地方で酢取りミカン
と呼ばれるコミカンサイズの強い酸味
が特徴の柑橘です。他にも黄柚子、
シークワーサーなども良さそうです。
水は水道水よりミネラルウオーター
が良いです、炭酸水で割っても美味
しそうです。わたしはもっぱら天然ミ
ネラルウオーターの井戸水(笑い)
です。食前酒で飲むと食が進みます



酸味は強いですが梅酒の甘さとバランスが取れて美味しいです。


  

Posted by メドウおじさん at 11:47Comments(0)食べ物果樹

自作の酒器で至福の一杯

2021年11月15日

今日は、先日作った自作の酒器で頂い
ています。日本酒は福岡県は八女市の
造り酒屋、喜多屋さんの純米吟醸のミ
ボトルです。わずか300miのミニサイズ
ですがアルコールに弱い私にはこれでも
多いくらいです。酒器でまあ2,3杯飲め
ば天国気分の至福の時間がすごせる超
安価なお得体質です。
まあ、余れば奥さんが飲み干してくれる
でしょう。今回は先日作った、灰かぶり
の還元焼成のぐい呑みと酸化焼成で焼
いた杯です。どちらも七輪で本焼きした
ものです。
ご自分で酒器を焼いてみたい方は下記
にメールを頂ければ次回焼成時にお声
がけするので、ご一緒にやってみません
か?

yokamon01@gmail.com  にご連絡

ください。お返事差し上げます。



左の杯が酸化焼成、右が灰かぶりの還元焼成のぐい呑みです。


  

Posted by メドウおじさん at 17:11Comments(0)陶芸のこと

菊花茶のブレンド

2021年11月14日

今年は一重の野生の野菊が順調に開花
しているので自家産の菊花茶を堪能して
います。一足早く咲き始めた白菊に続
て黄色のシマカンギクも咲き始めました。
今年は開花しませんでしたが来年には野
生のノジギクも咲くと思います。菊花茶は
開花直前の蕾や開花した花を摘み取って
お茶にします。ちょっと系統は違いますが
西洋ハーブのカモミールのような使い方が
出来ます。単独の方がより菊の香りが楽し
めますが、我が家では奥さんも和ハーブテ
ィーを飲みますので飲み易いようにお茶
とブレンドしています。茶葉とブレンドする
ことで菊の香りとお茶の香りが程よくバラン
スして読みやすくなります。茶葉は好みで
半発酵の中国茶や日本の緑茶やほうじ茶
がよくあいます、紅茶は香りのよい高級品
はかえって、菊の香りとバッテイングして
バランスがイマイチです。紅茶に合わせる
ならむしろ値段の安い普及品がいいです。
菊花茶は眼精疲労にいいので登録販売者
試験対策で目が疲れるので重宝しています。



この日は自家産のほうじ茶と合わせました。

 

レモングラスやレモンバーム、ミントと合わせても美味しいです。


  

Posted by メドウおじさん at 17:07Comments(0)和ハーブ

キクイモの酢漬けと乾燥保存

2021年11月13日

今年収穫したキクイモですが今年は
酢漬けと保存用の乾燥キクイモにし
ました。夏場に大きく成長しすぎて
いたので適当に切り詰めたら思った
より収量が少なかったです。根茎の
芋はどうやら9月から10月にかけて
成長するようです。逆に言うとモンス
ター化させたくない時は肥料を控え
て夏前までに切戻すといいようです。
それで今年は生のキクイモをスライ
スにして甘酢漬けと保存用に乾燥
キクイモを作りました。酢漬けはシャ
キシャキした食感がとても美味しい
です。ミョウガと色づき始めた柚子
の皮を加えたら一層美味しくなりま
した。ショウガを薄くスライスしてつ
けてもおいしそうです。甘酢は作る
のが面倒なら市販のラッキョウ漬け
の甘酢でも良さそうです。


甘酢はラッキョウをつけていたものを利用しました。



スライスしたキクイモと柚子の皮、庭に残っていたミョウガの花芽も
一緒につけました。一晩寝かせたら翌日には食べられました。



保存用にスライスして乾燥させます。



気温が下がって乾燥が遅いのでストーブの天板で乾燥させます。
赤い実は先日採取した南天実とサネカズらの実ですこちらは
ほぼ乾燥しました。


  

Posted by メドウおじさん at 11:15Comments(0)山菜和ハーブ

東谷資料館リニューアルオープン

2021年11月12日

東谷興農会館が先週末建て直しで
そのオープン式が行われましたが
それに伴い休館していた東谷資料
館も再オープンしました。明治・大正
・昭和の前半の農家で実際に使用
されていた各種の農具などなど多数
のものが展示され往時の生活を偲
ぶことが出来ます。今回のリニューア
ルに伴い住民の方から提供された
小倉織のハギレサンプルを基に新
たに復元された小倉織の織物も展示
されています。小倉織はかつて小倉
で織られていた木綿の布でその独特
の模様がありました。先の戦後に
その技法が途絶え幻の織物になって
いましたが十数年前、その技法が
復活し新たなに命を吹き込まれました。
今回寄贈されたハギレは大変貴重な
ものなので現物は北九州市のいのち
の旅博物館に寄贈したそうです。
東谷資料館は年末年始、祭日以外の
火曜日、木曜日を原則として開館され
ており11;00~14;00に見学できま
す。(無料です)
郷土史などに興味のある方にはお薦
めです。



新しく建て直された東谷興農会館です



資料館は入り口入って右側に作られています





内部の様子です

  

Posted by メドウおじさん at 10:26Comments(0)東谷(北九州)の紹介

ローズヒップ2021

2021年11月11日

だんだん秋も深まり庭のローズヒップ
が色づき始めました。ローズヒップは
薔薇の実が赤く色づいたものです。ハ
ーブティーに使われるローズヒップは
ロサ・カニナと呼ばれるヨーロッパの
つる性の野バラの実ですが基本的に
はどんなものでもバラの完熟した実な
らOKですが種類によって美味しいも
のやそれほどでもないものなどいろい
ろあります。先のロサカニナ以外では
ロサガリカと呼ばれる日本のハマナス
系の実は果実が甘く、香りも良いので
ローズヒップティーに好まれます。ロー
ズヒップはビタミンCが豊富でお通じに
もよいことから女性に好まれるハーブ
で紅茶とブレンドすると飲み易くなりま
す。我が家のローズヒップは主にツクシ
イバラとノイバラで身は鈴なりにつく
のですが味はイマイチなのでもっぱら
奥さんがリースなどの飾り物に使って
います。以前ローズヒップティーの自作
をめざしてハマナスとロサ・カニナを植
えたのですが環境が合わずうまく育ち
ませんでした。日本のノイバラ系の実
は種を残して煎じると便秘によく効きま
す。ローズヒップティーにする時は実の
中の種は出来るだけ除くと下剤として
の効能は低くなりますが飲み易くなりま
す。


今年の収穫したツクシイバラのローズヒップです。奥さんが飾り物に使うそうです


  

Posted by メドウおじさん at 10:58Comments(0)ハーブ

咳止めの生薬南天とサネカズラ2021

2021年11月10日

そろそろ寒くなってきたので風邪対策
の生薬を用意したいと思います。
普通の風邪はほとんどのものは何千
年もかかって弱毒化したウイルスに
よるものでそのほとんどは発熱など症
状が出た場合も数日安静にしていれ
ば自然に治る場合がほとんどです。
それでも発熱やひどい咳、めまい、
鼻炎などの症状が出たときは医者に
かかるのが一番ですが手近な市販薬
でも適切に選べば効果は大きいです。
私はもっぱら店舗で手に入る漢方薬を
症状に合わせて使うことが多いです。
それでも薬草マニア(笑い)としては身
近な植物で風邪対策の薬草茶を作っ
て飲んでいます。主にはエキナセア、
陳皮(蜜柑の皮を乾燥させたもの),
南天実、サネカズラなどです。南天実や
サネカラは咳止めの漢方薬の生薬と
して使われます。サネカズラは漢方の
生薬ゴミシとごく近縁でゴミシと同様に
乾燥させた果実を煎じると咳止めの
効果があります。



サネカズラの実です。美男蔓とも呼ばれこのツルから昔はヘアトニックのような
整髪料が作られていました。果実は果実は漢方の生薬ゴミシの代用で使えます。



こちらは南天の実です。これも煎じると咳止めの効果が高いです。



乾燥はいつものように薪ストーブの天板で行います。


  

Posted by メドウおじさん at 19:35Comments(0)和ハーブ

東谷要覧26(人物伝記 島村志津摩伝2と原口九衛門伝)

2021年11月10日

92ページから94ページにかけては
島村志津摩伝の後半と明治二年に始
まる企救一揆の中心人物だった原口
九衛門さんのことについて記されてい
ます。原口九衛門さんについては東谷
の郷土誌 三谷昔語りに詳しく書かれ
ているのでいずれご紹介します。九衛
門さんの立派な顕彰碑が東谷興農会
館の敷地の中に設置されており今も3月
の祥月命日にはご供養がなされています。



興農会館の九衛門さんの顕彰碑です。

 







  

Posted by メドウおじさん at 06:29Comments(0)東谷(北九州)の紹介東谷要覧

海水塩作り2021

2021年11月07日

今日は久しぶりに海水塩を作っています。
コロナもだいぶ落ち着いてきたので宗像
の道の駅に行った帰りに若松北海岸の
岩屋海岸の千畳敷で海水を汲んで帰り
ました。道の駅宗方は九州で1,2を争う
人気の道の駅で近くの鐘ヶ崎漁港に水
揚げされた魚介類が大人気です。
帰りに寄った岩屋海岸の千畳敷は潮が
引くと畳のような平らな奇岩が現れる景
観が見事な海岸です。この場所で汲ん
だ海水を気長に煮詰めて海水塩を作っ
ています。海水はすべての生命の源で
す。日本では医薬品としての効能効果
は認められておりませんが、フランスで
は海水の海水の効能が広く認められて
いて健康水として摂取する方も多いです。
日本でも海水とほぼ同じ成分のリンゲル
液(生理食塩水)は医薬品として認めら
れており広く医療現場で使われています。
日本でも健康効果を期待して海水を希釈
して食生活に取り入れておられる方も多く
おられます。私は日常生活で使用する塩
をできるだけ海水を煮詰めて作った塩を
使っています。市販されている塩は100
%海水を煮詰めて作った物は個人的には
ほぼないと思います。何らかの形でミネラ
ル分を除いたり加えたりして自然の海水
塩と同じミネラル分布を持ったものは無
いと思っています。何故なら海水を煮詰
めていくと最終工程で水分が完全に飛
ぶ前に撹拌機にミネラルの結晶成分が
強固に付着し機械が持たないからです。
これを防ぐには人力で木べらで気長に
撹拌して仕上げるしかなく、これではコス
ト的に製品として合わないからです。天日
干しで100%乾燥させると気が遠くなる
時間がかかりこれもコストにあいません。
私が知る限りでは伊勢の大塚 隆氏の
所で人力で100%煮詰めた海水塩を生
産しているだけと思っています。後は私
のように趣味で個人的に作っているか
ぐらいだと思います。


若松北海岸の岩屋地区の千畳敷です、



若松北海岸から芦屋町にかけては美しい海岸線が残っています

この場所にはシマカンギクの群落があるのですがこの日はまだ開花

していませんでした。



汲んできた海水を七輪で気長に煮詰めていきます



3時間かけて三分の一まで煮詰めました。残りは明日の作業です。



2日目の作業です。七輪で再び炭を熾しさらに煮詰めて
全体の9割の水分が蒸発したら七輪からおろしてIH加熱器に
移します。この時点で200ccぐらいまで減っています。すでに
塩の結晶化がはじまっています。



弱火で更に30分ほど木べらでゆっくりとかき混ぜながら水分を飛ばしていくと
やがてカラカラに乾燥して出来上がりです。今回は2.5ℓの海水から70gの
塩が採れました。手間はかかりますが奥さんにも好評です。


  

Posted by メドウおじさん at 17:58Comments(0)食べ物協生農法 協生理論

ソラマメ、エンドウ豆の発芽

2021年11月06日

先月10月の20日過ぎに来春用の
スナップエンドウとソラマメの種を植
えました、最近の高温傾向であまり
早く(お彼岸過ぎに)種まきすると成
長しすぎて1月ごろに枯れ死したり、
3月の遅霜でやられることがあるの
であまり早く成長させない方が良い
です。かといって霜が降りるようにな
ると発芽しない恐れがあるので時
期は微妙です。今回はご近所さんの
動きを見て参考にさせていただきまし
た。




上がエンドウで下がソラマメの発芽苗です。今追肥すると成長は良くなりますが
冬越しできなくなるかもしれないので追肥は春まで待ちます。


  

Posted by メドウおじさん at 06:16Comments(0)食べ物

菊花茶2021

2021年11月05日

春に移植した一重の小菊や野生の
ノジギクやシマカンギクに蕾が付き
始めました。一重の小菊や栽培種の
イエギクは花も咲き始めたので早速
菊花茶を作りました。菊花茶は菊の
香りが神経の興奮を鎮めたり、神経
性の痛みを和らげたりする、西洋ハ
ーブのカモミールに似た効能があり
ますが、ほかにも疲れ目など眼精
疲労にもよいそうです。今、登録販売
者試験対策中なので目が疲れること
が多いので効果に期待しています。
また、対策で疲れた頭をリフレッシュ
するにも良いのです。野生のシマ
カンギクは東谷でも数が少なくなっ
ているので挿し木で今年は増やして
いこうと思っています。


一足早く咲き始めた一重の白小菊です。



今回は飲み易くするために自作の焙じ番茶と組み合わせました。



単独で飲むとより菊の花の香りが楽しめます


  

Posted by メドウおじさん at 06:44Comments(0)和ハーブ

七輪陶芸2021-1

2021年11月02日

今シーズンの七輪陶芸がはじまりま
した。今シーズン最初の作品づくり
です。横浜在住時代に採取した赤土
系の粘土です。乾燥粘土を砕いてふ
るいにかけて粉にしたものを使いま
す。水を適量加えよく練ってラップに
包んで3日ほど寝かせたものを使い
ます。今回は手回し轆轤で筒形の
ぐい呑みと箸置きを2個成形しまし
た。乾燥はいつものようにストーブ
の天板の上で1日、素焼きは炉内の
灰に埋めて一回焼きます。釉薬は

土が鉄分を含む黄土系なので900℃

以下で溶けるように無鉛の楽透明釉

に稲藁を焼いて作った藁灰釉を掛け

て七輪で本焼きしました。釉薬もきれ

いに溶けて器も変形せずにうまく焼け

たのですが思いのほか灰を被って地

肌のレンガ色と藁灰の白さが飛んだ

のは計算違いでした。

釉薬の発色は狙い通りいきませんで

したが、これはこれで渋い発色で気に

入りました。


今回成形した筒形ぐい呑みと余った粘土で箸置きを作りました。



いつものようにストーブの天板で乾燥させて炉内で素焼きしたものに藁灰の釉薬を
掛けました。



本焼きは七輪で行います。



奥のオレンジ色に輝いているのが焼きあがった器です。翌釉薬が溶けています。
手前は焼きあがった器を徐冷しています。



高温による熱変形もなくきれいに釉薬も溶けました。


  

Posted by メドウおじさん at 09:22Comments(0)陶芸のこと