サラシナショウマ

2011年10月31日

サラシナショウマはショウマの仲間で春の山菜として
食べることが出来ますがアクが大変強いので調理する時に
水で晒したところから名づけられました。
秋の薄暗い林間や林園でこの花を見たときははっとする
純白の美しさが印象的です。ブラシのような花の形は
集合花で小さな花が多数集まっています。

林間のサラシナショウマです。



蕾のサラシナショウマです。
  


Posted by メドウおじさん at 20:39Comments(0)季節の花

アオミズ

2011年10月30日

九州縦貫道の側道脇で山菜のアオミズを見つけました。アオミズは
イラクサ科ですが棘はまったくなく山地の少し湿った場所で生えて
いました。良く似た種類でアカミズと呼ばれるウワバミソウが
あります。こちらは山の渓流沿いなどで見ることが出来ますが
残念ながら福岡市や北九州周辺では見かけたことがありません。
アオミズとの違いはアカミズは茎の下部が赤紫になりますが
アオミズは緑のままです。味はどちらも良く似ていますが
アオミズのほうがさっぱりして淡白です。
アオミズは夏以降茎が多少硬くなってもフキのように皮をむけば
食べることが出来ます。さっぱりした風味を楽しむならおひたしに
天ぷらや汁の具にもいいです。



  
タグ :アオミズ


Posted by メドウおじさん at 22:05Comments(0)山菜

イノシシ肉料理

2011年10月28日

東谷地区は以前から野生の猿やイノシシが出没しているのですが
本日生のイノシシ肉を頂きました。きれいに解体処理をして頂いて
おり肩ロースの部分を頂きました。生肉だと少し色の濃い豚肉という
感じです。シシ肉は以前牡丹鍋で頂いたことはありますが生のロースは
はじめてです。調理法もわからないのですが、ロースということで
脂身がないので一番簡単な塩コショウでソテーにしました。
ジビエということで臭いが少し心配でしたが新鮮で解体処理が上手なせい
か、まったく臭みはありませんでしたが念のため、塩コショウと一緒にハーブの
タイムとローズマリーを使いました。仕上げは仕上げはピエトロのドレッシングを
かけ、ルッコラを添えてみました。少し塩コショウが利きすぎましたが、はじめてに
してはいい味でした。チャンスがあればまたいただいてみたいです。





  

Posted by メドウおじさん at 17:58Comments(0)食べ物

ダイモンジソウ(大文字草)

2011年10月27日

ダイモンジソウは秋の山野草を代表する一つです。
秋の山野草の展示会では必ず目にする植物です。
名前の通り花の形が大の字に見えることからそう
呼ばれます。野生種は白花が多いですが改良された
園芸種は八重咲やピンクや赤花があります。
昨年4,5株植えたのですが今年の夏の暑さでうっかり
枯らせてしまいました。白花は野生種に近いせいか
丈夫でこの株は夏越しし白い大の字の花を咲かせました。
春先の山菜で使うユキノシタと同じ仲間で同じように
山菜として使えるとのことですが、もったいなくて
とても手を出せません。いつの日か、山のように増や
せたらダイモンジソウの天ぷらが食べられるかもし
れません。



  


Posted by メドウおじさん at 18:08Comments(0)季節の花

ホトトギス

2011年10月26日

秋の主役の一つ、ホトトギスが盛りです。

野生種の花の白地に紅ピンクの点々が入る様子が

鳥のホトトギスの喉辺りの模様に似ているところから

名づけられています。日本はホトトギス大国で野生種だけで

10種類以上が見つかっています。主には普通種のホトトギス

黄花系のホトトギス、岩場に育ち下垂する黄色の上臈ホトトギス

と南方系の台湾ホトトギスがあります。さらにそれぞれを交配した

園芸種は数え切れません。主に和風の庭で育てますが、自分の好きな

種類を鉢植えで育てるのも楽しいです。

我が家の庭には白花の白楽天、タイワンホトトギス、普通種が

毎年秋になると楽しませてくれます。

またあまり知られていませんが、春の新芽は山菜としても食せます。

さっと茹でてサシャキシャキした食管のおひたしや天ぷらがお奨めです。」


白花のホトトギスで白楽天です。



台湾ホトトギスです。青い花色が特徴です。



紀伊上臈ホトトギスです。自生地では湿った崖に生え、茎がしな垂れるように育ちます。



普通種のホトトギスですが若干、タイワンホトトギスの血が混じっているようにも思えます。
  

Posted by メドウおじさん at 22:28Comments(0)季節の花

今年の秋バラ

2011年10月25日

我が家の庭の秋バラですが作冬植え替えて春は順調に咲いたのですが
返り咲きの秋バラは夏の間にチュウレンジバチの幼虫に葉をバリバリと
食べられすっかり丸裸にされたせいか秋は花も少なくやっと咲いた花も
小さなものでした。なんとか無農薬でとがんばったのですが、土が痩せ
ていて木に体力がなかったようです。期待した益虫も少なくバラの無農薬
栽培の難しさを実感しました。今年の冬の間にボカシ堆肥を与えて来年に
備えようと思います。











  

Posted by メドウおじさん at 17:36Comments(0)季節の花

リンドウ

2011年10月24日

写真のリンドウは今年購入した園芸種の新キリシマリンドウです。
園芸種ですが野生種に近くササリンドウの雰囲気があります。
来年は茎を剪定せずに自然形で育てて花を見たいと思います。
なんといってもリンドウは桔梗と並ぶ秋の青い花の代表です。
是非株を増やしたいのですが桔梗と比べて種の発芽率が悪く実生が
難しいのが難点です。春の挿し芽は比較的簡単なのでまずは挿し木
に挑戦してみます。


  

Posted by メドウおじさん at 18:12Comments(2)季節の花

ハマギク

2011年10月23日

先日喜寿を迎えられた皇后陛下がお好きな花の一つに
ハマギクがあるそうです。ハマギクはマーガレットに似た
6cmほどの一重の白い花を付ける木本の低木です。
写真の花は3年ほど前に種を撒いていたのが今年花を咲かせ
ました。今回大地震にあった茨城から北の太平洋岸に自生する
れっきとした国内種の日本固有種です。学名でニッポニア・
クリサンセスマム、「日本の菊」という意味です。
北の野菊の一種ですが九州でも立派に育ちましたが無闇に
野生に戻さないようにしなくてはいけません。北の菊は
やはり北の地で育つのが自然です。



  

Posted by メドウおじさん at 10:08Comments(0)季節の花

秋の自然のメドウ

2011年10月22日

秋の田圃の畦はまるで自然のメドウです。
先日はミゾカクシやサクラタデの群生を見つけましたが
今日は畦でイヌタデとゲンノショウコの花畑を見つけ
ました。まだ緑が多い畦道にピンクの花色がきれいです。
もう少しして霜が降りる頃になると赤く紅葉して草紅葉が
きっと見れるでしょう。雑草といえばそれまでですが
見ようによっては素朴な美しさを感じます。





  

Posted by メドウおじさん at 14:19Comments(1)季節の花

豆柿

2011年10月20日

写真の柿は大きさが2センチに満たない小さな野生の柿です。
私は小さい頃は山柿と呼んでいました。
この他にも東谷の山には石梨、山ビワ、山グミなど野生の果実が
結構あったように思います。最近は山が荒れているところが多く
子供も山で遊ぶなどということはほとんどないようです。
実際、野生の猪や猿など結構気性の荒い動物も多く出没して
いるので無理ないことです。
そんな野生の食用にも適さない柿を、とある大きな農家さんの
庭先に植えてありました。どういう使い道があるのか不思議
でしたが活花をする母によると、茶花の素材として使うそうです。
なるほど、ススキなどと組み合わせると秋の風情満点かもしれません。



  

Posted by メドウおじさん at 17:56Comments(0)果樹

井手浦の棚田

2011年10月18日

東谷の集落で平尾台の麓に井手浦という集落があります。
ここには規模は大きくないですが美しい棚田が広がっています。
もう稲刈りはすっかり終わってしまいましたが、ここのお米は
平尾台からのきれいな湧き水と昼夜の温度差の大きい気候で
美味しいお米が取れます。私が見たのは9月の中旬でしたが
夕日に輝く棚田の稲穂と畦の彼岸花の黄色と赤のコントラストが
美しい風景が広がっていました。ここ井手浦には北九州の浄水場があり
この周回道には桜並木が植えてあり春のシーズンには隠れたお花見の
名所として最近ファンが増えているようです。







  

Posted by メドウおじさん at 17:34Comments(0)東谷(北九州)の紹介

和のロベリア

2011年10月17日

ロベリアには匍匐性のものと立ち性のものがあり先日紹介したロベリアカージナリスは
北米産のロベリアです。日本産では立ち性はサワギキョウが代表ですが匍匐性のものは
身近なものではミゾカクシがあります。ミゾカクシはいわゆる水田雑草で田の畦や溝
を覆うほど広がるのでそう呼ばれます。お百姓さんには厄介な雑草かもしれませんが
中々かわいいピンクの花を咲かせます。すこし湿り気がある日当たりならぐんぐん育ち
グランドカバーにも最適です。畦の水田植物にはこのミゾカクシやムラサキサギゴケ
などグランドカバーとして使える植物が多く注目を高めそうです。




  

Posted by メドウおじさん at 17:31Comments(0)季節の花

ハウルの動く城?それともラピュタ?

2011年10月16日

東谷にはふたつのセメント鉱山があります。旧住友セメント系と
三菱マテリアル系です。昔は現地で両方ともセメント製品を作っ
ていたので工場も大きく人も沢山働いていました。今はどちらも
原料石を掘り出すだけで工場も閉鎖されています。
そんなわけで残念ながら東谷の過疎化の一因の一つになっています。
そんな鉱山の廃工場ですが赤錆びた様子が宮崎駿氏のハウルの城の
様に見えます。今、工場夜景はブームですが廃工場も見ようによっ
ては中々趣があります。特にここで働いていた方とかここで育った
方は感慨深いものがあるのではないでしょうか。



  

Posted by メドウおじさん at 18:40Comments(2)勝手に近代化遺産

ロベリアカージナリス

2011年10月14日

サワギキョウの仲間はロベリア○○という学名で呼ばれ匍匐性のものは
近年ガーデニング素材として春から夏にかけてガーデンを彩る仲間で有名
です。ロベリアには従来から背の高くなる種類もあり日本ではサワギキョウ
ガ有名で日当たりの良い湿地性の草原に自生していますがお目にかかるチャ
ンスは少ないです。私の庭には北米産のロベリア・カージナリスが今の時期
真っ赤な花を咲かせています。このロベリアは園芸にも使いますが水槽内の
水中ガーデンを作ります。





  

Posted by メドウおじさん at 18:17Comments(0)季節の花

合馬の竹林

2011年10月13日

西谷の合馬は以前から筍の産地でした。最近は生産農家の
方々の努力で合馬の筍は京都の筍に負けないブランドと
なっています。春先の合馬の筍は柔らかくまさに春の味と
いえます。写真にあるように竹林の林床は落ち葉でふかふかの
じゅうたんのようになっています。このような竹林は一朝一夕
では出来ず長年の手入れの賜物です。
東谷地区も竹林が多く竹山を所有されている方は多いのですが
荒れた竹山が多いのはもったいないことです。私の知っている
方は細やかに手入れをされて合馬に負けない見事な筍を作ら
れています。これも東谷の隠れた名産です。



  

Posted by メドウおじさん at 18:48Comments(0)東谷(北九州)の紹介

母原観光ぶどう園

2011年10月12日

国道322号線の横にある東大野神社の前を進むと石原町から
母原へ抜けます。その途中の丘陵地帯は古くからぶどう園
等の果樹園です。45年位前はベリーAなど甘酸っぱい品種が
主力でしたが今は巨峰が中心です。
私の小学校の同級生の家もぶどう園がありこの季節は監視小屋で
寝ずの番をしたそうです。子供ながらおもしろそうだなと少し
うらやましかった記憶があります。
今は甘くて粒の大きいブドウが中心ですが昔の甘酸っぱい
ブドウの味も懐かしい気がします。最近昔の味が懐かしくて
ヤマブドウの苗を買いました。ヤマブドウは九州には自生
していませんがヤマブドウよりもう一回り小さなエビヅルは
自生しています。何故か小倉では見ませんが福岡ではよく
見かけました。来年の収穫が今から楽しみです。



  

Posted by メドウおじさん at 21:22Comments(0)

加用の切腹岩

2011年10月11日

中谷川と東谷川が合流するあたりが加用の集落です。
ここから東谷川を上流に向かって右手の道が旧街道です。
これを進むと道の左側にひっそりと加用の切腹岩があります。
古い説明が機によるとその昔、大友軍との戦に敗れた香春の
領主の身代わりに山川某氏がここで敗戦の責任を領主の身代わり
になって切腹したそうです。お酒のお供えもされていますが
あまり大切にされているように見えないのが残念です。
この加用の地は明治の初年の頃は東谷を含む三谷地区の中心地
でした。この地域の初の小学校もこの近辺に設立されたようです。
今は街道自体も国道322号線側に移ったためこの旧街道を通る方は
地元の方以外はほとんどなくひっそりとした様子です。


加用の切腹岩です。





加用のあたりの旧街道です。
  

Posted by メドウおじさん at 17:38Comments(0)

サクラタデ

2011年10月10日

新道寺と井手浦の境の山すその休耕田にサクラタデが群生して
いました。サクラタデはイヌタデより花が大きく(といっても1センチ
にもなりません)春のサクラを想わせる淡いピンクがとてもきれいです。
このタデは多年草でうまく使えば園芸植物として使えそうです。
また茶花としてもよさそうです。サクラタデに近い仲間で白花サクラタデ
というのもありますが花の美しさはサクラタデが一枚上です。





  

Posted by メドウおじさん at 18:25Comments(0)季節の花

塔が峰

2011年10月07日

平尾台の麓の集落の井手浦の背後にそびえ立つ山が塔が峰です。
井手浦から見たその山容は屹立した鋭角な三角形で子供の頃は
とんがり山と呼んでいました。この山は見る角度によって見え方が
随分と変わってきます。東谷地区のいりぐちにあたる高津尾あたり
からだと比較的穏やかな山並みに見えます。
この山は戦国時代に地元の豪族長野氏がここに山城を
築いている最中に大分の戦国大名の大友軍に攻撃を受け落城した
との言い伝えが残っています。頂上付近は平坦地のない山ですからおそらく
平尾台からの尾根の一部に存在したものと思います。
今は棚田がのどかに広がる井手浦ですがその昔にここで戦が
あったとは思えないほどです。 



井手浦から見た塔が峰です。


目倉から見た塔が峰です。
  

Posted by メドウおじさん at 17:47Comments(3)

コルチカム

2011年10月06日

イヌサフランとか偽サフランなどあまりありがたくない名前で
呼ばれる秋咲きのクロッカスの仲間です。本家のサフランは花が
小ぶりで真っ赤なしべが目立つ花でサフランライスなど黄色い色付け
に使うのはこのサフランのしべです。
一方のコルチカムは金木犀が咲く頃地面から突然花茎を伸ばしピンクの
大振りな花を付けます。丈夫な球根植物で毎年律儀に花を咲かせてくれ
ますので花壇のエッジなどに植えておくと秋の一時期華やかになります。
コルチカムは彼岸花と同じで全草に有毒成分を含みますので食べることは
出来ません。


  

Posted by メドウおじさん at 18:28Comments(0)季節の花