和ハーブ3大スター

2012年05月31日

日本のハーブも西洋のハーブに負けないくらい多くの
種類がありますがとりわけ薬効が高く昔から民間薬として
利用されてきたもののうち有名どころを3つ紹介します。
一つ目はセンブリです。キキョウ科の2年草でドライに
したものを煎じて飲用します。
その苦さは天下一品で「良薬は口に苦し」ということわ
ざはセンブリのためにあることわざのようです。ただし
胃の不調には抜群に効きます。
2つ目はゲンノショウコです。秋になると西日本では
濃いピンクの花を、東日本では白い花を咲かせるゲラ
ニウムの仲間です。匍匐性の茎を伸ばすのでグランド
カバー代わりに使えます。秋のお彼岸ごろの花の咲く
時期が一番薬効が高いのですが我家では梅雨明けに
ウリハ虫の仲間に毎年やられるので、今年は梅雨前に
収穫しました。この時期だと薬効は多少落ちるかもし
れませんが量が収穫できるのでそうしています。
これもドライにして煎じたりお茶代わりで飲みます。
これはセンブリほど苦くないのでのみやすいと思い
ますが抵抗のある方はミントとブレンドしてお茶にす
ると随分飲みやすくなります。お腹の調子が悪い時に
よく効きます。
3番目はドクダミです。漢方では十薬と呼ばれるほど
効能の多いハーブです。ただし名前のイメージと生葉
の独特の香りに抵抗のある方が多く人気は今一です。
生葉の臭いはドライにすると消えお茶にすると多少
独特の味がしますがのみやすくなっています。苦手
な方はこれもミントとブレンドするとずっとのみや
すくなります。生の葉は抗菌作用が強く、ドライに
したものはお茶にすると利尿作用、代謝機能強化に
効きます。
お茶にすると飲みにくいと言われる和ハーブですが
センブリはちょっと無理ですが、そのほかのものは
ミントやレモングラスなどとブレンドすると飲みや
すくなります。


花前のゲンノショウコです。


お隣との境の土手に生えているドクダミの群落です。
この頃が一番よく効きます。

花をよく見ると結構魅力的です。改良種の斑入りもあります。

30年前に乾燥させたセンブリですが今でも使えます。





  
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Posted by メドウおじさん at 21:49Comments(2)和ハーブ