クレソンとオオタネツケバナ

2016年02月01日

クレソンはヨーロッパ産のアブラナ科の一種でピリリとした辛
味と爽やかな芳香が特徴でステーキなど肉類の付け合わせ
で使われます。明治時代に西洋人が食するステーキとともに
導入され全国に広がった帰化植物です。比較的水質の変化
にも強く今では全国の水辺でみることが出来ます。東谷でも
東谷川本流や本流から水を引く用水路などでも見かけます。
一方のオオタネツケバナは日本の在来種で里山の谷川など
きれいな水の流れで見かけます。姿はクレソンを一回り小型
にした感じですが小さな株では見分けがつかないほどよく
似ています。愛媛県の松山近辺ではテイレギと呼ばれ野菜と
してスーパーなどでも販売されているそうです。オオタネツケ
バナは強健なクレソンに徐々に生息域を奪われているようで
気になります。気がついたら在来のニホンタンポポが西洋タ
ンポポにすっかり駆逐された二の舞にならなければよいと
心配です。


東谷川本流から分かれた用水路で繁殖している帰化植物のクレソンです。
クレソンは水質が多少悪化していても繁茂するので採取はよく注意する必要があります。




谷川の流れの横で見つけたオオタネツケバナです。今は冬型のロゼットですが成長すると
クレソンによく似た感じになります。


  

Posted by メドウおじさん at 20:03Comments(4)山菜