オナモミ採種2020

2020年09月30日

秋のヒッツキムシと呼んでいたオナモミが
家の近くにと群生していました。子供の頃
はこの実を採取して投げ合って遊んでい
ました。今見ることのできるオナモミはオオ
ナモミと言い北米原産の帰化植物です。
国産のオナモミはオオオナモミに駆逐され
て今や絶滅危惧種状態だそうです。実は
メナモミもそうですがこのオナモミも生薬
として利用できます。漢方では蒼耳子
(ソウジシ)といいます。葉や茎も乾燥さ
せて使えます。効能は動脈硬化予防や
解熱・消炎にいいそうです。特に実には
リノール酸を多く含み中国ではこの実か
ら油を搾り利用しているそうです。今年
初めて採取したのでどんな味や効果が
あるのかわかりませんが乾燥させたら
使ってみたいと思います。ただし、ネット
によると若い葉や実には若干の毒成分
を含むそうなので百草茶用に他の野草
とのMIXには使用しません。
ただし、漢方の生薬の一つ、ブス(附子)
の原料はトリカブトですし昔から薬と毒は
紙一重と言いますから蒼耳子を適量、自
己責任で使う分には差し支えないと考え
薬草に詳しくない方は利用を控えた方が
無難かと思います。
結果や感想はまた別で記事にします。


自生している(オオ)オナモミです。



こちらは葉の部分です



こちらは実(ソウジシ)です。どちらも乾燥させて使います


  

Posted by メドウおじさん at 18:40Comments(0)和ハーブ