東谷大師講6(井手浦78番 西圓寺)
2021年04月30日
井手浦の町内は平尾台の麓の集落です。
東谷川の支流の立花川と井手浦川に
はさまれた集落で北九州市内でも数少
ない棚田が残っています。井手浦のお
堂、78番札所西圓寺は集落の中央に
ある井手浦浄水場の裏手の小高い
場所にある西圓寺です。このお寺の
すぐ下に井手浦の自治公民館があり
その広場では毎年1月に奇祭、尻振り
祭りが行われます。尻振り祭りは遥か
祭りが行われます。尻振り祭りは遥か
昔(神話の時代?)集落の後ろにそび
える平尾台に住んでいた巨大なオロチ
が退治されたときにその尻尾が台上
から麓の井手浦の集落に降って落ちて
きてピクピクと動き回ったという言い伝
えがありその様子を再現したものです。
西圓寺正面です
ボケた写真でスミマセンが78番札所の看板が掛けられています。ご本尊は
阿弥陀如来です
山門には梵鐘がつるされています。
お寺の下には井手浦上水道からの給水塔が設置されています。
田舎暮らしは忙しい、
2021年04月28日
昨年65歳の誕生日を迎え、すぐに退職し
第二の人生をはじめました。リタイア後の
人生プランは前々から考えており予定通
りの生活を始めたのですが、最近よくご
近所さんからは、まだ働けるのにもったい
ないとか、時間を持て余しませんか?毎
日どう暮らしていますか?とかよく聞かれ
ます。田舎のこの辺りではどうやら最低で
も70過ぎまでは働かないと違和感を持つ
方が多いようです。私にとっては65でも
遅いくらいで、当初の計画では60で退職し
遅いくらいで、当初の計画では60で退職し
自分の好きなことで働く気でいました。
たまたま今はコロナ禍で身動きが取れま
たまたま今はコロナ禍で身動きが取れま
せんが落ち着いたら小規模なワークショッ
プ工房を立ち上げたいと思っています。
そんな具合で今も朝は現役時代と同じで
6時前には起きて自家焙煎の珈琲で朝食
を作り、午前中は主に庭の整備や山菜、
薬草の採取、午後からは買い物やフィー
ルド調査、夕方は畑の水やりや、収穫、
愛犬のフェンネルの散歩など、夜はブロ
グの作製やフィールド調査の写真整理な
ど、よく聞かれるように暇を持て余すなど
全く考えられません。少し前までは更に薪
ストーブの薪づくりがほぼ毎日これに加わ
っていました。私のように自給自足ではな
いですが、ある程度手作り生活を目指し
ていると、田舎生活は時間を持て余す暇
など無いくらい忙しいのです。
ラッキョウの甘酢漬けを作った野生ラッキョウのひげ根のドライです。
薬草茶で使います。
フキの佃煮です。自宅の周りで採取できます。
一番摘みの茶葉です。これで紅茶を作ります。
今日のお昼の猪鍋です。ダイソーのソロ用の鋳物鍋で作りました。
東谷要覧19(14)経済の章1条~34条
2021年04月26日
経済の章は現在の行政機関の財務
機関にあたります。予算決算の作製
執行、将来にわたる財務計画の作製
執行だけでなく、現在の金融機関に
あたる業務等、幅広く行なわれている
ことが読み取れます。また現在の行政
機関のように多くの人員を投入して執
行されるものとは違い、組合を結成
して村内から選出された理事が合議制
で計画を実行しています。理事の大半
は今でいうボランティアでその報酬は
基本無給で総会で決議されたときは
支給されていたようです。この辺りの
仕組みは現在の広域農協になる前の
地域農協の運営形態に似ています。
また各町内から選出された理事に運営
される興農会の仕組みにもその精神の
一部が引き継がれているように私には
思えます。
東谷大師講5(石原町55番大応寺、末本 Ⅿ邸)
2021年04月25日
新道寺一町内の次は私の住む石原町
ご本尊の地蔵菩薩です
です。因みにですが石原町は今は、イシ
ハラマチと言いますが、本来(江戸時代)
はイシワラマチです。石原町の名前の
由来はまた機会を見てご紹介します。
さて、大応寺のお堂のご本尊は地蔵菩
薩です。このお地蔵さまは元々大応寺に
あったものではなく、移設されたものです
がその辺の由来も「三谷昔語り」の会報
に書かれているのでこれも併せて機会を
見てご紹介します。大応寺ともう一つの
お堂は旧小字で末本にあるM邸の敷地
の中にあります。東谷大師講のお堂の多
くは各集落の共同管理のもとにあるもの
が大部分ですが、一部は個人邸で管理さ
れているものがあります。ここもそうです。
ここのご本尊は観世音菩薩です。
石原町の大応寺のお堂です。
55番札所地蔵堂の看板がかかっています
大応時の御本堂です。大応寺は小倉方面の石原町バス停にあります。
末本のM邸のお堂、観音堂です
ここのご本尊は観世音菩薩です
一番茶葉の紅茶2021(ファーストフラッシュ)
2021年04月24日
先日一番茶葉で煎茶を作りましたが、
先日緑茶を作った時の取り残しの茶葉を摘みます
今回は前回より茶葉の成長が少し遅
かった株の一番茶葉で紅茶を作りまし
た。紅茶と緑茶の一番の違いは緑茶
は揉捻した後ですぐに加熱して酵素
の働きを止めて、緑の色と香りを残し
ますが紅茶は揉捻してそのまましば
らく湿度と温度を保って(30℃、湿度
90%以上)を保持して酵素分解を
促進させます。6月以降の夏場です
促進させます。6月以降の夏場です
と気温も高く、酵素分解も一気に進
むので黒いおなじみの紅茶になりま
すが、春の一番茶葉だと気温の関係
もあり、真っ黒い紅茶にならずに少し
青みがかった紅茶になります。入れ
た紅茶も薄い色ですが一番紅茶独自
の爽やかな香りと味に仕上がります。
ちょっとだけ、ダージリンのファースト
フラッシュ、モドキ風です。この日は3
時間ほど酵素分解をして加熱して酵
素の働きを止めて茶葉を乾燥させます。
焦げないようにじっくり乾燥させて一番
紅茶の出来上がりです。
これでおよそ50gの紅茶を作ります。
手で揉んだ茶葉をビニール袋に入れおよそ30℃を保ちながらビニールの中の茶葉をさらに揉んでいきます。
ストーブを焚いた部屋で時々ビニールの中の茶葉を揉んだ3時間後です。
少し酵素分解が進み過ぎました。
焦がさないようにフライパンで弱火で乾燥させます。水分が飛んでカリカリになったら
出来上がりです
早速淹れてみました。少し薄い抽出色です。甘い爽やかな風味の
自家製ファーストフラッシュの出来上がりです
ヤブ豆の駆除
2021年04月23日
我が家の庭には以前から野生の豆類の
ヤブ豆が自生しています。ヤブ豆は4月
になると発芽し、夏の間に大繁茂してあ
らゆる植物につるを絡ませ秋に開花し
晩秋に種(豆)を飛ばします。昨年は今
時分に駆除せずに、夏前に骨折して身
動きが出来ず、動けるようになった秋に
はもう、大繁茂して身動きが取れない
状態でした。冬になると種(豆)を飛ばし
た後はツルごと枯れて目立たなくなり
ましたが、春になって、庭のいたるところ
で発芽しました。このままだと夏には大
変なことになるので、今せっせと一本ず
つ抜きとっています。普通の一年草の
雑草なら茎の根元からカットするだけで
も駆除できますが、ヤブ豆は冬には枯れ
る一年草ですが根元の地下(10mほど
)に小指の爪大のマメ果を作りこれを除
かないと翌年またさらに勢いを増して伸
びてきます。夏になると根張りも強くな
り抜けないので今が勝負時という事で
す。更にややこしいのは私の場合、発芽
時の姿がヤブ豆にそっくりな小豆の原種
のヤブツルアズキが混在しているので、
ヤブ豆を抜くときに間違えないように確認
しなければいけないので余計時間がかか
ります。ヤブ豆をヤブツルアズキに置き換
えたいのですが、ヤブ豆の方が強いので
手を入れざるを得ません。
ヤブマメの双葉の発芽苗です。
双葉の時はヤブツルアズキとわかりにくいですが抜きとるとヤブ豆は
根元に豆果が付いているので確実に同定できます。この豆果は食用に
なります。
小豆の原種のヤブツルアズキです。良く見ればヤブ豆との違いは判りますが
本葉の三つ葉だとほとんど見分けがつきません。
こちらの個体は判別が少し難しいですがたぶん、ヤブ豆です。
確認するには引き抜いて根元に豆果が付いていればヤブ豆です。
e-bikeで平尾台登頂
2021年04月22日
先日平尾台の旧登山道を確認するため
9合目の急カーブにある展望所です
に5合目まで電動アシスト自転車(e-bike)
で上ったのですが、途中バッテリーの残量
が少なくなったのでそこで引き返しました。
今回もう一度、フル充電して再チャレンジで
す。私のバッテリーはフル充電で8AHで平
地でパワーモード(常時アシスト)で28k、
アシストモードで35k,ロングモード(常時弱
アシスト)でやく50km走行可能です。平尾
台は麓から台上まで標高差で350m、距離
で10km強といった感じです。今回、麓から
吹上峠(台上)まで所要時間約30分、アシス
トモードでギアを一番軽くして消費電力40%
でした。これなら予備バッテリーなしで台上の
平尾台自然センター、茶屋が床、羊群原と
いったメインスポットは十分に回れそうです。
自転車で上ったことで短時間で旧登山道の
ルートも確認できました。また近いうちに、
もう一度登ってみようと思います。
6合目の21番カーブの手前に旧登山道の直登ルートがあります
平尾台は7合目からは草原地帯になります。
7合目からの登山道路は眺望が開けて東谷の集落がよく見えます
8合目の直登ルートの旧登山道です。梯子が設置されています。
道路の反対側には頂上(吹上峠)に通ずる旧道が見えます。
登山道路終点の吹上峠です、ここから左手に登ると大平山に至ります。
旧登山道の終点(下りの視点)でこの吹上峠で登山道路(車道)と合流します、
吹上峠の駐車場です。多くのハイカーはここまで車出来て、
ここからハイキングします。
東谷大師講4(56番 山ヶ迫地蔵堂)
2021年04月21日
山ヶ迫のお堂は旧322号線の無法松
お堂の横の壁に看板が掛けられています
酒造さんの25m田川方面先を右折し
櫨が峠のトンネルを通り道原に抜ける
道の100m先左手にあります。新道寺
一町内では各集落ごとに大師講のお堂
を持っておられます。ここ、山ヶ迫のお堂
では昔、お堂の前の広場で盆踊りが行
われていたそうです。(現在は新道寺一
町内の中心地丸山に建てられた自治公
民館広場で行われています。)
山ヶ迫のお堂です。ご本尊は生木地蔵菩薩です。
お堂前の広場からの遠景です。
本山の四国56番金輪山泰山寺の御詠歌が掲げられていました。
フキの佃煮作り2021
2021年04月20日
新春に春一番の香りを届けてくれた
採ったフキは表皮の薄皮を剥きます。新鮮なものは灰汁も少なく 指先もそれほど黒くなりませんでした。少し時間がたったものは 指先が炭でも触ったように真っ黒になります。
フキノトウですがその後は茎葉が成
長しちょうど食べごろになってきたの
で収穫しました。今回は自宅の敷地
に生えたもので佃煮を作りました。30
cm程に伸びたフキノトウの茎葉はま
だ柔らかく灰汁も少ないので下処理
も比較的楽でした。今回は50本ほど
採取して使います。フキの下処理は
茎葉の表面の薄皮をとるのですが新
鮮なものは簡単に剝くことが出来ます。
皮を剥いた茎葉は短く刻んで余分な
灰汁を取り除くために一煮立ちして
流水にさらします。こうして荒熱がと
流水にさらします。こうして荒熱がと
れたら、サンショウの新芽を混ぜて
醤油、味醂、料理酒、白出汁、砂糖、
唐辛子で味を調えて焦げないように
加熱して余分な水分を飛ばします。
今回は保存性を保つために佃煮に
しましたが次は普通に煮物も美味し
そうです。
我が家の通路脇に生えているフキを使います
出来上がったフキの佃煮です。
ラッキョウの試し掘り
2021年04月19日
我が家の畑には野生ネギ類が4種類
掘り上げた株は半分はまた元の場所に植え直します。半分だけ収穫すれば
掘り上げた株は葉と球根とひげ根に分けて余すことなく全部使います。
今回のメインのラッキョウの甘酢漬けです
あります。どれも自生地と同じように
肥料など与えずに野生状態で育てて
います。ニラとアサツキとノビルとラッ
キョウです。ニラとノビルは近所の野
生株を移植したものが増えています。
アサツキは球根を購入して植えまし
たが今一、成長が悪いです。アサツキ
は東北地方など東日本に多い野生ネ
ギなのでイマイチ環境が合わないの
かもしれません。ラッキョウは畑から
逃亡したものが野生化した株を移植し
育てたもので、非常に小粒のものです。
本来はもう一か月先ぐらいが旬のはず
本来はもう一か月先ぐらいが旬のはず
ですがどの程度育っているか確認を含
めて掘ってみました。今回掘り上げた
ものは球根部は甘酢につけ、葉は醤油
漬けにひげ根はドライにして薬草茶に
します。
肥料なしで育てているラッキョウです。
来年また収穫できます。
葉は刻んで醤油に浸けます。
ひげ根は乾燥させて薬草茶で使います。血流改善や高血圧改善に
期待しています。
東谷大師講3(78番前札寺崎地蔵堂)
2021年04月18日
寺崎のお堂は新道寺一の町内で一番
78番前札、寺崎の地蔵堂です
奥の集落でお隣の井手浦の町内と尾
根を隔てて隣り合った戸数4、5軒の集
落ですがケンちゃん野村のお店から井
手浦に通ずる道の脇になります。私は
寺崎の集落は新道寺一の町内か井手
浦の町内に所属するのかごく最近まで
はっきり知らなかったのですが先日三谷
昔語りの会報誌を読み込んでいる時に
新道寺一の所属であることを知りました。
寺崎の集落は小規模なのですがご自分
たちのお堂をお世話されておりそのご苦
労がしのばれます。
ご本尊は地蔵菩薩様です
寺崎のお堂の前の水田です。緑肥用にレンゲが植えてあります。東谷川支流の井手浦川に
沿った田圃が広がっています。
一番茶作り2021
2021年04月17日
私の家とその周辺には古くからのお茶
の木が残っており毎年この茶葉を使って
お茶を作っています。だいたい、夏まで
お茶を作っています。だいたい、夏まで
は紅茶を作り秋から冬にかけて焙じ番
茶を作ることが多いのですが、春の一
番新芽は煎茶にします。例年だと5月
のGW前半に伸びた新芽の先端の一
茎二葉を摘み取ります。摘み取った茶
葉は軽く水洗いして蒸し器で蒸して、灰
汁を絞ったあとフライパンで加熱して乾
燥させた深煎り釜炒り茶です。今回は
うっかり少し長く蒸し過ぎたみたいで鮮
やかな緑色の蒸した葉で止めるつもり
が少しくすんだ灰緑色になってしまいま
した。この後強く絞って余分な灰汁を絞
り出します。最後はフライパンで焦げな
いように加熱しながら水分を飛ばして乾
燥させて出来上がりです、出来上がった
煎茶は狙った新緑の色より少し黄色が
かった色でしたが味は新茶のスッキリし
た香りと味で満足のいく出来でした。
茶摘みからできたお茶を淹れるまで3時
間でした。本当は今回からお茶作りのワ
ークショップを始めるつもりでしたが北九
州市もまだコロナが治まりきらないので
当面延期せざるを得ません。それまでは
ちゃんとした開催は無理ですがトライアル
のコースとして可能なので、興味のある
方はブログのオーナーメッセージでご相
談ください。
摘みごろの一茎二葉の新芽が伸びてきました。例年より10日ほど早い
展開です。
今回摘み取った茶葉です。
大きめのフライパンに茶葉を乗せた蒸し器を入れます。より
簡単にするには少量の場合はラップを被せてレンジで加熱します。
フライパンに水を張って加熱しますが、ついうっかり時間を加えすぎました。
茶葉が半分黄色くなりかけました。まあ、今回は深蒸し茶ということでこれで良しとします。
蒸した茶葉を絞り余分な灰汁を絞り出してフライパンで加熱して
乾燥させます。
カリカリに乾燥したら出来上がりです。
早速淹れてみました。少し黄色みが強めに出ました。もう少し
新緑の色にしたかったのですが蒸し時間が少し長かったようです。
色の割には渋みはなくすっきりとした新茶の香りが引き立ちます。
モッコウバラ2021
2021年04月16日
我が家のモッコウバラは3種類あります。
白モッコウも花盛りです。辺り一面に優しい香りが漂います。
黄モッコウよりやや成長が遅いものの一旦咲くとその香りは忘れられません
八重と一重の白モッコウ、一重の黄モッ
コウです。白モッコウは香りが良く晴れた
午前中は庭一面に心地よい香りを届け
ています。爽やかなティー系のバラ、濃
密なムスク系のバラなど香りの良いバラ
は栽培種が多く以前育てていましたが
お世話が大変でその大半を枯らしてしま
いました。それで今は今は園芸種には
手を出していませんが丈夫な野生種にも
香りのよいものは多くありそれを育てて
います。身近なところでは野外で見かけ
ることの多いノイバラです。開花するま
である程度時間がかかりますが丈夫で
病気にも強くモッコウバラのピークが過ぎ
たあたりから咲いてくれます。我が家の
モッコウバラは巨大モンスター化してい
るので今年はしっかり剪定する予定です。
一重のキモッコウバラです。白モッコウより花付がいいです。
中国系のコウシンバラも咲き始めました。このバラは四季咲きで香もよく
病気にも強いというお薦めの品種です。ティー系の香りで癒されます。
剪定にも強く挿し木で良く根付くので今年から増殖します。
薬草チンキの効果2(酷い虫刺され)
2021年04月15日
先日庭仕事中に何かの虫に刺され、酷
くかぶれました。刺された場所が化膿し
かけたので、ドクダミと薬草チンキを使っ
て治療したのでその事後報告です。
化膿の方はドクダミ効果が速攻で翌日に
化膿の方はドクダミ効果が速攻で翌日に
は患部の熱も引き治まったのですがかぶ
れと痒みがひどく、いつもならチンキを塗
れば一晩で回復するものが2,3日たって
も改善しません。奥さんが以前ひどい虫
刺されで処方されたステロイド軟こうを塗
ろうかとも考えましたが、それでは野草マ
ニアの沽券に関わるのでここはあくまで
野草の力を借りることにしました。(笑い)
具体的にはドクダミとヨモギの生葉を刻ん
具体的にはドクダミとヨモギの生葉を刻ん
で潰して絞り汁を抽出し一日に数回患部
に塗ると翌々には写真のようにほぼかぶ
れも収まり痒みも解消しました。野草の
効果のベクトルが決まった時の威力は
侮れません。
ドクダミの搾り汁を塗る前の状態です。化膿は治まりましたがかぶれと
痒みがまだひどいです。
生絞り汁を塗った翌日の写真です。かぶれと痒みが見事に治まりました。
東谷大師講2(二十二番前札 丸山観音堂)
2021年04月14日
新道寺一の丸山はJR石原町駅の裏
の小高い丘を中心にした集落でその
頂上に当たるところに私の母校、新道
寺小学校があります。丸山のお堂は
石原町踏切を東に渡り100mほど行
ったところにある丸山集落の入り口を
示す東大野神社秋の大祭の注連縄を
建てる石柱のところ(丸山バス停)から
北向きに左折した先にあります。ここ
もお堂の前はちょっとした広場でその
周囲には近隣から集められた五輪塔や
石仏が合祀されています。
いるJR石原町駅の裏手の小高い丘が遠くから見ると丸い丘に見えることから
付いたのではないかと私は思っています。(あくまでも個人的見解です)
一方で丸山という地名には少しミステリアスな諸説があります。東谷の郷土誌
三谷昔語りに「東谷キリシタン隠れ里説」の記述があります。それは新道寺や
丸山という地名には西洋的な響きやニュアンスを感じるという事です。その他にも
呼野の金山関係で西洋人の技士が住んでいてその関係でキリスト教関係者が
いたのではないかとの記述も見えます。
ここのお堂にも地域の五輪塔や石仏が集められています
春の仙人茶2021
2021年04月13日
オリジナルの野草MIX茶の仙人茶の
野生のトウキです。血流を改善する薬草ですが私の住む地域では 非常に珍しいです。葉を触ると独特の漢方香が強いです。 写真の頃の柔らかい新芽は食べる事もできますが独特な 香りなので好みがわかれそうです。中華の薬膳料理に近い 香りです。
春バージョンを作りました。構成材料は
スギナ、トウキ、ドクダミ、ヨモギ、キラ
スギナ、トウキ、ドクダミ、ヨモギ、キラ
ンソウ、シャクチリソバを加えます。
キランソウは初めて使用する薬草です
キランソウは初めて使用する薬草です
が、サポニン、タンニン、フラボノイドを
含み健胃・去痰などに効果があると言
含み健胃・去痰などに効果があると言
われます。今回の薬草は全体的にデト
ックス効果のあるものが多いです。特
に血圧コントロール、血流改善を狙っ
ています。長い冬を越えて一気に成長
を始めた春の野草は成長エネルギー
を多く含みます。私は血液を中心にした
体の浄化を期待しています。(野草茶の
効能はあくまでも私個人の経験と結果
に基づく事例で、試される方は個々の
自己判断でお試しください。初心者の
方はあまり効能に期待するより、気軽
にお茶代わりの飲み物としてとらえる
のが良いと思います。)
今回採取した春の薬草です。春は茶葉を筆頭に山菜、薬草として使える木の芽が
多く採取できます。次回刃木の芽の薬草を集めます。
東谷大師講1(日尾の大師講本部と日尾のお堂)
2021年04月12日
二市一郡新四国霊場のうち東谷のお堂
こちらは隣接する日尾のお堂です。手前がちょっとした広場になっています。
を中心にご紹介します。まず最初は東谷
スタートは大師講本部のある新道寺一の
スタートは大師講本部のある新道寺一の
日尾のお堂から紹介です。日尾は新道寺
一町内の東の端の見晴らしの良い小高
い丘陵の周辺の集落です。お堂は丘陵
の上にあります。東谷大師講の本部と
日尾のお堂が隣り合っていて、集落の
方がいつもきれいに清掃されています。
新道寺一の町内にはここ以外にJR石原
町駅裏の小高い丘陵周辺に集まる丸山集
落、旧国道322号線の山ヶ迫集落にそれ
ぞれお堂があります。東谷大師講では千人
巡りなどお遍路は現在行われていないよう
です。お祀りや維持管理などはそれぞれ
の集落が独自に行っています。日尾のお堂
は新322号線の東谷のフーズマーケット、
「ケンちゃん野村」前の交差点を東側に渡り
井手浦方向に10mほど進んで左に折れて
坂道を上がっていくとやがて眼に入ってきま
す。お堂の前はちょっとした広場になってい
ますがここからは正面遠景に福智山が見え、
手前は新道寺一から木下の集落と田圃の
広がりが目に入る良い長めです。広場は
日尾の方がきれいに清掃されています。
今は本格的な活動自体は無いのかもし
れませんがさすがに本部のお堂です。
よく手入れされています。
東谷大師講本部のお堂です。日尾のお堂はこの裏手に隣接しています。
本部なので札所番号はありません。
内部の様子です。きれいにお供えもありよく手入れされています。いろいろな資料が
壁に掲示されているのでいつか地区の方のご了解を得て内部を拝見したいです。
21番札所、日尾の薬師堂、ご本尊は薬師如来様です。薬師如来は
字のごとく、薬や医学をつかさどる仏様です。昔の方は病気やけがをしたら
お薬師様にお参りして早期回復を願ったのでしょう。
この日は黄砂がひどく霞んでいますが正面遠景に福智山、左に平尾台が見えます。
山で美味しいのはオケラにトトキ
2021年04月11日
春は多くの美味しい山菜が萌え
山菜のツリガネニンジンです。山菜の別名はトトキです。茎を手折ると
出でますが、特に美味しいもの
として「山で美味しいのはオケラ
にトトキ」ということわざがありま
す。オケラはキク科の植物で昆
虫のオケラとは全く関係ありませ
ん。芽出しの新芽はとても美味し
いのですが我が家のものはまだ
株が小さく、昨年小さな葉を2,3
枚試食しただけです。ヨメナに似
た食感ですが、ヨメナほどキク科
香がなくその分、コクがある感じ
です。因みに里では全く見かけな
い珍しい種類です。。もう一つのトト
キですがこれはツリガネニンジンの
ことです。こちらも新芽を食べます。
茎を折ると白い乳液が出てこれが
独特の香りで「え~、これが食べれ
るの?」といった感じですが、加熱
したり、軽く茹でると独特の香りは
消え、その分うま味に変わります。
トトキはこの近くだと平尾台に近縁
のツクシシャジンと混じるように生
育していますが、こちらも里では全
く見かけません。生育地の環境を
見ると日当たりの良い草地なのです
が里ではそう言ったところは定期的
に草刈りされるので増殖できないよ
うです。我が家ではオケラに比べる
とやや育てやすいですが、こちらも
なかなか増えてくれません。花が咲
けば結実性は良いのでこれは実生
の繁殖を狙っています。どちらも美
味しい山菜なので2,3年後に口に
できるようになれば嬉しいです。
白い乳液のようなものがにじみ出ますが、どうやらこれがうま味の元のようです。
こちらは山菜のオケラです。昆虫のオケラとは関係ありません。
シロバナの国内産のものが山菜になります。中国産の赤花タ
イプもあります。
虫刺されの悪化にドクダミの生絞汁
2021年04月10日
先日から精を出して庭の雑草取り
刺された膝裏が赤くはれて熱を持ち始めて化膿しかけています。
をやっていますが、3,4日前に不
覚にも蚊ではない何かの毒虫に
膝の裏を刺されて、刺された瞬間
は何かチカッとした感じでしたが
大したことないと思い放置してい
大したことないと思い放置してい
ました。普段なら刺された直後に
ビワとヨモギとノブドウのチンキを
塗れば一発で回復するのですが
この日は油断していてチンキを
塗り忘れていました。すぐに治る
塗り忘れていました。すぐに治る
と思っていましたが2,3日しても
治らず、むしろ悪化して刺された
場所が熱を持ち化膿しかけてい
るようです。こういう時はドクダミ
の出番です。ちょうど増えすぎた
春のドクダミの新芽を摘んでいた
のでこれを使いました。ドクダミは
梅雨過ぎの開花したころが一番
梅雨過ぎの開花したころが一番
効果が高いのですが、春の新芽は
香りもマイルドで乾燥させて薬草茶
にしても飲み易いのです。子供の
ころの経験ですが山で遊んでいて
ケガをして出血したときはまず、ヨモ
ケガをして出血したときはまず、ヨモ
ギの生葉を揉んで傷口に当てて
止血します。その後にドクダミの生
葉を揉んで傷口に当てておけば
化膿せず、治りも早いのです。
ちょうど良いので改めて自分の体
で実験しました。まず刺された場所
に樟脳チンキを塗って消毒します。
傷口が開いている時は刺激が強す
ぎるので水洗いします。次にドクダ
ミの生葉を刻んで揉んで汁が出たら
葉と一緒に刺された場所に押し当
てます。。これで終わりです。1日置
いて様子を見てもう一回やっても良
いですが、今回はこれでいいと思い
ます。結果はまた、後日記事にします。
次の写真はお見苦しいので、不快な方
は飛ばしてください
ちょうど薬草茶を作るのに、ドクダミの新芽を摘んでいたので
これを使います。
まず、包丁で細かく刻みます。
さらにトンカチなどでつぶして、その生汁を葉と一緒に傷口に当てます。
仕上げにかゆみ止めにビワ・ヨモギチンキを塗ります。今回はここまで、
結果はまたご報告します。
七輪陶芸2回目のリベンジ2021
2021年04月09日
前回本焼きで温度を上げ過ぎて
今回は少なめの炭で焼いたので酸化焼成になりました。
盃が熱変形してしまったので再
度作り直しました。前回使った粘
土が残り少なかったので、かなり
小さいものしか作れませんでした。
いくら酒量が少ない私でも小さい
いくら酒量が少ない私でも小さい
ので茶碗型ミニぐい呑みです。
前回熱変形したので今回は炭の
量を半分にして温度が上がり過
ぎないように注意しながら本焼
きしました。炭の量が少なかった
ので、いつものような還元焼成に
ならず、釉もごく薄くしか施釉しな
かったので灰の付着も少なく赤
みのある酸化焼成独特の土肌に
焼けました。備前焼を酸化焼成し
た感じです。欲を言えばもう少し
だけ温度を上げたいところでした
が今回の温度がギリギリだと思
います。実用的ではないミニサ
イズですが、先日もとめたミニ
サイズのとっくり(本来はミニ一輪
サイズのとっくり(本来はミニ一輪
挿し)と合わせるといいバランスで
す。今回同じ粘土で酸化と還元の
両方の焼成が出来たのでいいテ
ストピース代わりになりました。
早速、山菜天ぷらで頂きました。
小ぶりのとっくりと猪口なので三杯飲めます。(笑い)