黄瀬戸皿・湯呑

2020年09月07日

黄瀬戸紹介の2回目です。今回は皿と湯呑
です。黄瀬戸釉は鉄分を含む長石・灰釉を
酸化焼成して焼きます。今では電気窯を使
用すれば比較的焼きやすく今では全国ど
こでも焼けますが市販の長石一番釉薬に
酸化鉄を加えた黄瀬戸釉薬を電気窯で
酸化焼成させただけでは、ツルっとした
釉調の面白みがなく深みのない発色にな
ることが多いです。瀬戸の黄瀬戸の名工
の作家さんたちは工夫を凝らした釉薬や
陶土に焼きの温度管理で、桃山時代の
古陶の黄瀬戸のような雰囲気を出すよう
にされています。私は瀬戸の黄瀬戸の作
家さんでは赤津の加藤廉平さん、加藤唐
三郎さん、山口正文さん、や品野の若月
竹光さんの作品が好きです。
もう、30年以上日常使いで使っています
がどれも飽きの来ない作品です。所々傷
を入れたりしていますが漆で修復して大
事に使用しています。
 

山口正文さんの黄瀬戸の一尺鉢です。



しっとりした油毛手の釉調が素晴らしいです



加藤廉平さんの黄瀬戸布目皿です。一部縁が欠けましたが漆で継いで
大事に使っています



同じく加藤廉平さんの角皿です。使い易いサイズで重宝しています



黄瀬戸の湯呑です。左の二つが加藤廉平さんの作品で右端の作品は
瀬戸駅前のお店で求めたものです。無名ですが味のある色合いです。


  

Posted by メドウおじさん at 04:30Comments(0)陶芸のこと