旧陸軍倉庫跡(工兵第十二大隊倉庫)
2021年06月10日
再近、二市一郡新四国霊場のお堂




の所在調査で小倉南区を中心に探
してあちこちに出かけることが多い
のですが、先日、北方から城野方面
へ出かけました。北方には今も陸上
自衛隊の駐屯地がありますが、北方
一帯は明治以降旧陸軍の諸施設が
集まっていた場所で今も当時の施設
の遺構が数多く残っています。私の
ブログでもこれまでも何度か取り上
げました。今回はたまたま通りがかっ
た場所で見つけたものです。場所は
南若園町の一角で住宅地の崖をアー
チ状に掘り込んで倉庫にしたもので
す。高さも5m近くあるので大型の
重機などの倉庫だったようです。全体
を八幡製鉄所から排出された鉱滓
を使った鉱滓煉瓦でつくられていま
す。今は入り口も煉瓦で塞がれて使
われておりませんが、入り口部分を
ゴミ収集場所として町内で管理されて
いるようです。このような戦争遺構を
紹介することには賛否両論があること
は承知していますが私は地域の歴史
的事実を正しく知ることは必要だと考
えているのでこれからも紹介していき
たいと考えています。
二市一郡新四国霊場のお堂を探している時に
偶然、南若園町の住宅地の一角で見つけました。
崖地を掘り込んだ旧陸軍の倉庫跡でした。
アーチの頂上部分に工兵第十二大隊の文字が見えます。
現在は封鎖されていますが入り口部分は町内のごみ集積所として使っているようです。
Posted by メドウおじさん at 07:56│Comments(0)
│戦争遺産