日欧の園芸改良種の方向
2012年04月20日
ヨーロッパでは園芸植物は主にガーデンを彩る素材として
改良されたためか豪華で華やかな色彩を追及する方向が
多いようです。(さいきんはナチュラルガーデンやメドウ
ガーデンといった方向も出ています)
日本では園芸植物の改良種は主に江戸期で発展しました。
古典園芸植物と呼ばれるものは、多くは鉢に植えて植物
そのものを鑑賞するスタイルが主流でした。
豪華、華麗といったものよりどちらかと言うと渋い、侘び
さびを感じさせるものが多いようです。茶道の茶花の影響が
あるのかもしれません。ボタンなどもその花自体は豪華
でも、その安定した花姿を愛でるなど日本人独特の鑑賞眼
のようです。庭も日本庭園は自然をモチーフにしたものが
多く、樹木や石、池などが主役で草花は下草として地味な
役割をになうことが多いように思われます。
しかし狭い今の住宅事情を考えれば今後の日本の庭は様式
美に沿った日本庭園ではなく、自然の風景をそっと切り取
ったようなナチュラルな小さな庭が好まれるような気が
します。使われる素材も在来種や在来種を元にした原種の
よさを残した改良種が好まれるのではないかと思っています。
ヨーロッパやアメリカで改良されたiris属のジャーマンアイリスです。
現在はもっと豪華で華やかな品種があります。

日本の有名なiris属の改良種、ハナショウブです。
原種のノハナショウブを元に改良されました。
改良されたためか豪華で華やかな色彩を追及する方向が
多いようです。(さいきんはナチュラルガーデンやメドウ
ガーデンといった方向も出ています)
日本では園芸植物の改良種は主に江戸期で発展しました。
古典園芸植物と呼ばれるものは、多くは鉢に植えて植物
そのものを鑑賞するスタイルが主流でした。
豪華、華麗といったものよりどちらかと言うと渋い、侘び
さびを感じさせるものが多いようです。茶道の茶花の影響が
あるのかもしれません。ボタンなどもその花自体は豪華
でも、その安定した花姿を愛でるなど日本人独特の鑑賞眼
のようです。庭も日本庭園は自然をモチーフにしたものが
多く、樹木や石、池などが主役で草花は下草として地味な
役割をになうことが多いように思われます。
しかし狭い今の住宅事情を考えれば今後の日本の庭は様式
美に沿った日本庭園ではなく、自然の風景をそっと切り取
ったようなナチュラルな小さな庭が好まれるような気が
します。使われる素材も在来種や在来種を元にした原種の
よさを残した改良種が好まれるのではないかと思っています。

ヨーロッパやアメリカで改良されたiris属のジャーマンアイリスです。
現在はもっと豪華で華やかな品種があります。

日本の有名なiris属の改良種、ハナショウブです。
原種のノハナショウブを元に改良されました。
Posted by メドウおじさん at 18:53│Comments(0)