海水塩作り2021

メドウおじさん

2021年11月07日 17:58

今日は久しぶりに海水塩を作っています。
コロナもだいぶ落ち着いてきたので宗像
の道の駅に行った帰りに若松北海岸の
岩屋海岸の千畳敷で海水を汲んで帰り
ました。道の駅宗方は九州で1,2を争う
人気の道の駅で近くの鐘ヶ崎漁港に水
揚げされた魚介類が大人気です。
帰りに寄った岩屋海岸の千畳敷は潮が
引くと畳のような平らな奇岩が現れる景
観が見事な海岸です。この場所で汲ん
だ海水を気長に煮詰めて海水塩を作っ
ています。海水はすべての生命の源で
す。日本では医薬品としての効能効果
は認められておりませんが、フランスで
は海水の海水の効能が広く認められて
いて健康水として摂取する方も多いです。
日本でも海水とほぼ同じ成分のリンゲル
液(生理食塩水)は医薬品として認めら
れており広く医療現場で使われています。
日本でも健康効果を期待して海水を希釈
して食生活に取り入れておられる方も多く
おられます。私は日常生活で使用する塩
をできるだけ海水を煮詰めて作った塩を
使っています。市販されている塩は100
%海水を煮詰めて作った物は個人的には
ほぼないと思います。何らかの形でミネラ
ル分を除いたり加えたりして自然の海水
塩と同じミネラル分布を持ったものは無
いと思っています。何故なら海水を煮詰
めていくと最終工程で水分が完全に飛
ぶ前に撹拌機にミネラルの結晶成分が
強固に付着し機械が持たないからです。
これを防ぐには人力で木べらで気長に
撹拌して仕上げるしかなく、これではコス
ト的に製品として合わないからです。天日
干しで100%乾燥させると気が遠くなる
時間がかかりこれもコストにあいません。
私が知る限りでは伊勢の大塚 隆氏の
所で人力で100%煮詰めた海水塩を生
産しているだけと思っています。後は私
のように趣味で個人的に作っているか
ぐらいだと思います。


若松北海岸の岩屋地区の千畳敷です、



若松北海岸から芦屋町にかけては美しい海岸線が残っています

この場所にはシマカンギクの群落があるのですがこの日はまだ開花

していませんでした。



汲んできた海水を七輪で気長に煮詰めていきます



3時間かけて三分の一まで煮詰めました。残りは明日の作業です。



2日目の作業です。七輪で再び炭を熾しさらに煮詰めて
全体の9割の水分が蒸発したら七輪からおろしてIH加熱器に
移します。この時点で200ccぐらいまで減っています。すでに
塩の結晶化がはじまっています。



弱火で更に30分ほど木べらでゆっくりとかき混ぜながら水分を飛ばしていくと
やがてカラカラに乾燥して出来上がりです。今回は2.5ℓの海水から70gの
塩が採れました。手間はかかりますが奥さんにも好評です。



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