山大マンドリンクラブ時代の懺悔と告白Ⅳ
ここからが後悔と懺悔の本番です。当日の私たちのキメ曲は鈴木静一氏の「幻の
クニ、ヤマタイ」です。卑弥呼の古代を表
現した壮大な叙事詩を思わせるマンドリン
オーケストラ向けの名曲です。
不安を抱えたまま本番に臨んだ私は致
命的な失敗をやらかしてしまいました。
曲の一番大事な場面でコンマスの私が
数小節に渡り曲が弾けませんでした。
この場合最悪オケ自体が止まってしま
いかねない大失態なのですがこの時は
3回生のサブコンともう一人上手な後輩
がリカバリーしてくれ曲が止まることだけ
は免れましたが曲の出来は当然最悪な
ものでした。私のせいで同期が全力で臨
んだ事実上最後の演奏を台無しにしたの
でした。このことは悔やんでも悔やみきれ
ない結果です。YMC全員にはもちろんで
すが特に同期には申し訳ない気持ちで
一杯でした。さらにこの時のことを正式に
懺悔することなく演奏会終了後、後輩
にコンマスを代わってもらい一線を退き
ました。今でもあの時にちゃんと謝罪し
なかったことが心に刺さった棘のような
気持ちでしたがこの告白と謝罪で当時の
関係者の方々には許して欲しいと思いま
す。なぜ、あの時告白しなかったのか?
たぶんあの時口にしていたら、たぶんそ
のまま休部か退部していただろうと思い
ます。私の学生時代の大半を占めたYM
C、そことの縁を切ることが耐えられなか
ったのだと思います。たぶんそれが嫌だ
ったのだと思います。これも自分勝手な
理屈ですね。でも当時も今もYMCととも
にあった青春には悔いはありません。
同期の皆には改めてごめんなさいです。
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