中谷の鉄管道

メドウおじさん

2013年03月20日 18:17

東谷のお隣の中谷地区の主道路は昔から県道258号線
です。258号線に沿って東谷との堺の山並みの山裾に沿
ってもう一本道路が走っています。こちらが昔の旧道かと
思っていましたが地元の方によるとこの道は旧の福智貯
水場(現在は増渕ダムに吸収されています)から門司へ
導水する鉄管パイプを埋設した跡を道路にしたものだ
そうです。そこから鉄管道と呼ばれていたそうです。先日、
旧門司市水道局の施設が残ってないかと思い探索に出か
けました。現在の鉄幹道は舗装されて走りやすく主に農道
として使われています。道路地下には北九州市の水道局
の設備が埋設されていてそれを示すマンホールの蓋はあ
りましたが昔の後を見つけることはできなかったです。
春吉の集落で下水道工事を行っていてそこに地下から掘
り出された直径70cmほどの鉄管が置いてありました。
これが福地浄水場時代の鉄管パイプだとは断言できませ
んがおそらくそうだと思います。
表面は赤錆が発生していますが腐食もほとんどなく立派
なものです。近くの眼鏡橋とともに立派な近代化遺産だと
思います。どこかでちゃんと保存されると良いですが
多分、廃棄される運命なのでしょうね。残念です。
せめてこうして写真に収めることができたのは幸いです。

掘り出された鉄管パイプです福地浄水場時代
のものでしょうか

この側溝工事中に見つかったようです

中谷の山本の集落のあたりです。春吉まで続いています

鉄管道の地下には今も水道設備が埋められているようです





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