猿喰新田の潮抜き穴

メドウおじさん

2022年08月30日 13:03

新門司方面へ二市一郡新四国霊場の
お堂の調査に行ったついでに猿喰新田
の潮抜き穴を見てきました。猿喰新田は
約300haにおよぶ猿喰湾を干拓して出
来た新田です。江戸時代後期(1800年
頃)大里村の庄屋、石原宗祐が私財をも
って干拓したものです。工事は汐留の堤
防を作るのに大変な難工事だったと言わ
れています。潮抜き穴は干拓地からの排
水と海からの逆流してくる海水を防ぐ目
的で作られています。穴の中に逆流止水
弁のような仕組みになっています。元々4
基作られたようですが現在は2基が残っ
ています。新門司から曽根にかけての
周防灘の海岸線は遠浅で江戸時代に盛
んに干拓されました。今も先人の苦労で
豊かな水田が広がっています。



現在の猿喰新田の美田です

 

猿喰新田の説明板です



現在残っている潮抜き穴です


こちらは現在の止水板です



現在の新田の堤です。堤上は道路になっています。



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