梨本橋
梨本橋は旧国道322号線の平尾代入り口から登山道へ向かい
東谷川を渡る橋です。古いコンクりせいの橋で昭和18年に
架けられています。昭和18年といえば太平洋戦争の真っ最中で
そんな時代に東谷村(当時)にりっぱなコンクリ製の橋が架けられた
ことに違和感を感じていたのですが、良く考えると平尾台は当時
陸軍の実弾演習場でたぶん、そのための物資の輸送のために頑丈な
橋が架けられたのだと思います。70年近くたった今でも現役で
活躍しています。東谷川の橋は大部分、戦後の20年代から30
年代の前半に建てられた所が多いのですが多くは洪水で流されたり
老朽化で架けなおされています。石原町のホタル橋も橋桁は昭和
26年製の古いものでしたが今架け替え工事がはじまっています。
そう考えると梨本橋の古さと頑丈さは特筆ものです。
昭和十八年と読めます。
欄干のデザインもシンプルで良いと思います。
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