珈琲ミルのハンドル部を漆塗り

メドウおじさん

2021年01月28日 04:53


先日購入したカリタの鋳鉄製クラシカル・
珈琲ミルですが前所有者の方が丁寧に
使っていただいていたのできれいな品物
で満足度も高いのですがハンドル部の
塗装が経年劣化でやや剥げていたり劣
化した部分があったので漆を塗って補修
してみました。ミルのハンドル部分は私
が持っているものもそうですが、どうして
も一番稼働する部分なので塗装が傷
みます。口にするものを扱う道具なの
で人工的な化学系の塗料は使いたく
なかったので日本古来からの塗料、
漆にしました。漆は生漆をそのまま塗
ると濃い茶色に発色するので本体部
分の色に合わせて黒漆を作りました。
黒漆は砂跌の粉を顔料として使う砂
ですが、手元になかったので代用で
炭から粉を作って代わりとしました。
金継ぎの作業と比べれば簡単です
が出来上がったものは艶のある満
足な出来でした。



作業前のハンドル部です。やや塗装が傷んでいます。



黒漆を作るのに砂鉄の代りに炭粉で代用します。



炭粉を生漆に混ぜて塗ります





落ち着いたつやのある黒色に発色していい感じです。
一週間おいて漆が乾燥したら使えます。漆は時間が経つと
落ち着いた色合いになるので先が楽しみです。



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