東谷ではどこでも見かける野草にイヌタデがあります。
地方によっては赤まんまと呼ばれ小さな女の子のまま
ごと遊びの材料で使われます。いわゆる雑草の仲間で
すが見方によっては秋の風情を感じさせてくれる山野
草として愛好家の方の中には草盆栽の素材として使わ
れます。赤い普通種や珍しい白花種の選抜改良種とし
て小型にしたものは姫イヌタデと呼ばれ特に好まれます。
我が家でも庭植えにしていたのですが他の普通種と交雑
したのか数年で消えてしまいました。このイヌタデは
一年草で春に発芽して夏に成長し秋に花を咲かせ冬に
枯れてしまいますが背丈が低く匍匐するのでバラのコー
ナーのグランドカバーとして使っています。一年草で
根も細いので枯れ始めたら簡単に抜けるので手入れも
楽です。特に背丈を低くしたい時は夏前に一度大きく
刈り込んでおけば大丈夫です。バラコーナーでは株
元の直射日光を防いでくれて心なしか昨年より秋バラ
の調子が良いようです。秋が深まると紅葉するので草
もみじとしても楽しめます。
イヌタデは群生美が綺麗ですが一輪挿しなど
活けると風情が出ます。