柿の古木の復活

2021年10月29日

我が家には柿の古木があって、根元
近くの幹回りは2m近い太さです。樹
齢は100年近いと思います。私の住
んでいる東谷地区は大正時代末期か
ら昭和の初めにかけて当時の企救郡
東谷村で果樹栽培(柿、ビワ、ミカン)
が奨励されたことが当時の村誌、東谷
要覧に書かれているのでそのころの
生き残りだと思います。この木は30年
ほど前に大きくなりすぎていたので地
上3mほどの所で伐採したのですが、
再び脇芽の枝が幹となり数年前から
実が付き始めました。実の形は大き
めの紡錘形で亡くなった母がこの柿
で作った干し柿や完熟の実が好きで
した。今年は20個ほどが残っていた
ので採取して干し柿にしてみました。
12月には食べごろになるかと思いま
す。完熟柿や干し柿の甘みは古代縄
文人の時代から日本人のDNAに刷
り込まれた甘味のルーツです。特に
放置されて育ったものや自生の山柿
は日本人の食性にあった天然の甘味
です。今、柿は店頭には栽培されたも
のしかありませんが、自然で育った柿
が手に入ったらぜひ一度その味を堪
能ください。


柿の古木の復活

我が家の柿の古木です。30年前に一度3mの高さで切りましたが
その後脇芽が成長し立派な枝になりました。


柿の古木の復活

頂上付近は高枝切バサミを最長に伸ばしても届かないので
残りは冬鳥のおやつになります。


柿の古木の復活

今年は14個干し柿をつるしました。亡母によるとこの柿は干し柿にすると
甘くておいしいそうですがカビやすいので干すのが難しいそうです。更に
採取の時期が少し遅かったのでやや柔らかくなり始めているので余計に難しそうです。
カビ除けに焼酎で剥き柿の表面を拭いて干すとかびにくいそうですが、私は柿を水洗いせずに
そのまま皮を剥いて干します。人様に差し上げる分ならわたしも水洗いして焼酎で表面を拭きますが
自家消費用なので私はあえて洗いません。水洗いしないことで柿の表皮の常在菌がバリアとなって
カビを寄せ付けない効果を狙っています。今年は一足先に山柿を水洗いなしで干していますがこちらも
順調にいい具合に干し柿が出来ました。結果は来月後半に判明します。




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Posted by メドウおじさん at 14:21│Comments(0)東谷(北九州)の紹介果樹
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