東谷要覧解説11(主編(七)教育、後半)

2020年05月04日

久しぶりの東谷要覧解説です。3月~5月
にかけては野草、山菜の書きたいテーマが
多くどうしても他のジャンルが少なくなりま
す。ですが東谷要覧は私のライフテーマの
一つなので歩みは遅くともやめるわけには
いきません。
さて前回は東谷の小学校教育について書
きましたが今回は主に社会教育とその体系
についてです。詳細は下記のサムネイルで
お読みいただきたいですがざっというと、当
時の大日本帝国憲法下における健全な社
会人男子と女子(婦人)の育成を目指すも
のと言えます。当時の考え方については賛
否両論あるのでここでは触れませんが当時
の小さな行政組織において事細かく規定し
運用されていたようです。

教育に関する規定類
奨学金規定、図書館規定

東谷社会教育則には次のように書かれて
います。
本村民の智徳を進め風俗を改善し品性優
れたる生産的国民を養成し一村の福利を
増進するため左の各団に対し精神的教育
を施し協同的精神を養成すること。とあり
ます。

当時の東谷村には各集落横断の青年団、
婦人会、在郷軍人会などの組織があり、
事細かく規則規定が定められています。
現在の東谷地域にもその流れを汲むと思
われる組織や活動はありますが当時のも
のとは大きく変わっています。当時のもの
は半ば、公的組織で村からの予算が主体
で運営されています。現在は市民センター
と共同でメンバーも基本、ボランティアで
運営されています。(とはいえ、各町内に
は様々の協力要請はあります)次回は各
会の具体的規定が細かくありますので
それを紹介します。










  

Posted by メドウおじさん at 10:33Comments(0)東谷要覧