一閑堂さん、秋の作陶展

2019年10月14日

毎年春に東谷の造り酒屋、山荷酒造さんの店舗
の一部で作陶展をされている、一閑堂さんの作家
吉田さんが秋の作陶展のご案内を頂きました。今
回はご自分の工房で開かれるという事でさっそく
お邪魔しました。普段は轆轤引きをされる工房で
作品を展示されています。今回は鉄分の多い土で
長石の粒が表面に出た赤土系の粘土で作られた
どんぶりと片口の平皿を求めました。釉薬は石灰
長石釉で刷毛目にして還元をかけて焼かれたもの
です。石灰釉薬は酸化焼成すると濃い生クリーム
を思わせる乳白色に発色しますが、還元をかける
と胎土の赤土と反応して写真のような柔らかいグレ
ーに発色します。今までは酸化焼成の華やかな発
色の作品が多かったのですが灯油窯を入れてから
は渋い還元焼成の作品を作られています。これか
らもどんな作品を作られていくのか楽しみです。



直径で20cmのどんぶりと平皿の片口です。



吉田さんが趣味でつっくている箸置きです。他にも柿、トマト、カボチャなどがあります。



頂いた秋の作陶展の案内です。


  

Posted by メドウおじさん at 17:59Comments(0)