福智山系の水

2019年10月06日

北九州の南端部に位置する東谷、中谷、西谷の
三谷地区は北九州市の中央部を南北に流れる
紫川の上流部にあたリます。東谷は支流の東谷
川が流れ中谷は紫川本流が流れ、西谷は支流
の合馬川が流れます。このうち紫川本流と支流の
合馬川は福智山という北九州最高峰(およそ900
m)の山系を源流とする川です。
この山系の地下水は品質の良い水で有名です。
小倉南区の広報情報誌「南都」の最新号では
紫川最上流部に作られた北九州市の水がめ、
鱒淵ダムの特集を組んでいます。鱒淵ダムの
水は質が高く戦前門司港に寄港する船舶に
供給していました。その水は赤道を超えても
腐らないと有名でした。鱒淵ダムは昭和47年
にそれまであった頂吉ダムと福智貯水池を飲
み込む形で新たに作られました。
それに伴い頂吉の集落の大部分はダムの底
になりましたがそのあたりの経緯も丁寧に書か
れています。春先のダム公園には桜が植樹され
楽しめるようになっています。ぜひ一度遊びに
行ってください。


右奥の山並みが福智山系の山並です。奥の山並みの左に少し見えている
頂きが福智山です。



鱒淵ダムの巨大な堰堤です。



堰堤の奥にはダム湖が広がります。湖底には沈んだ頂吉小学校など
頂吉の集落がかつてありました。



堰堤の下にはダム公園が整備されています。


  

Posted by メドウおじさん at 20:30Comments(0)東谷(北九州)の紹介