旧九州鉄道大蔵線尾倉橋梁2

2019年09月02日

九州鉄道大蔵線は当初計画では現鹿児島本線の
海沿いの沿岸を走る予定でしたが当街道沿いを時
の陸軍の意向で山沿いのコースを走ることになりま
した。旧長崎街道沿いを走り黒崎へ出ていました。
尾倉橋梁の元線路は生活道路になっており微妙な
カーブに線路の跡を感じます。一方橋梁の下も生活
道路ですが山肌からの下り道で、かつては谷川だっ
たように思えます。橋梁の下のアーチ部も煉瓦造り
で100年以上たった今でも線路はなくなりましたが
生活道路を立派に支えています。茶屋橋橋梁が
モニュメント化している今、尾倉橋梁は昔の様子を
とどめている貴重な鉄道遺産です。


南側、山側の橋梁です。
 

橋梁内部から見た天井のアーチです。



北側、海側の入り口です。



橋梁の上から見た図ですが、家が建ちこむ前は溝か谷川だったように思えます。


  

Posted by メドウおじさん at 20:28Comments(2)勝手に近代化遺産東谷(北九州)の紹介