八幡饅頭

2019年07月03日

八幡東区中央町の旧電車道路沿いにかつて鶴屋さん
という老舗の菓子舗がありました。残念なことに2014
年に閉業されました。今は店舗兼用の本社ビルがシャ
ッターが閉まったまま残っています。普通、廃業や閉業
された会社の不動産などは売却されるのですが、ここは
オーナーさんの思い入れが強いのかまだ残されていま
す。このお店の主力商品は「八幡饅頭」といい、飯塚の
千鳥饅頭によく似ています。不思議に思って少し調べる
とよく似ているのは当然でした。千鳥屋さんと鶴屋さん
はそれぞれの創業者の方がご兄弟で佐賀の寛永7年
創業の老舗「松花堂」(昭和の初めに閉業)がご実家で
昭和2年に兄の原田政雄氏が飯塚で千鳥屋を創業、
続いて弟の三郎氏が昭和5年に八幡で鶴屋を創業され
ました。千鳥屋さんは今も健在ですが鶴屋さんは2014
年2月に閉業されました。八幡区の中央町というとかつ
ては八幡製鉄所の玄関口として大いに栄えたのですが
今はかつての賑わいはありませんが街のそこかしこに
昔日の繁栄を感じられる跡が見てとれます。


本社兼工場のビルはまだ残っています。



ここは鶴屋さんとは関係ありませんがすぐ近くの東田にあったテーマパーク、スペースワールドの跡地です。
現在整地されています。ショッピングモールが出来るらしいです。スペースワールドは惜しまれながら2018年
元旦未明に閉園されました。





  

Posted by メドウおじさん at 19:43Comments(0)東谷(北九州)の紹介