ほたる橋の由来
2019年05月28日
ほたる橋は石原町から駅に至る途中、東谷川に架かる
橋で戦前はほたるの名所として知られていました。一時
は小倉駅から石原町駅まで臨時の蛍列車が出たほどだ
そうです。当時はホタル柱と言って蛍が塊の群れになっ
て飛んでいました。
私が子供のころ(昭和30年代後半)でもまだかなりの蛍
私が子供のころ(昭和30年代後半)でもまだかなりの蛍
が飛んでいました。さすがにもう、蛍柱は見れませんでし
た。その後は河川水質の悪化や河川改修で河岸の草む
らの減少やえさのカワニナの減少もありめっきりその数
は減りました。さらに9年前に東谷川の氾濫もあり大幅
河川改修で本流、支流(井手浦側や母原川)とも一時
は絶滅状態でしたがやっとここ数年徐々に復活してき
ていました。そのような時ことし再び川底を浚う工事があ
りかなり心配しましたが今年は何とか例年並みに姿を見
せていました。ただ、川底に住む餌のカワニナにどのよ
うな影響が出るのかよくわかりません。その点が心配で
す。このように東谷川の蛍は昔のような状況ではありま
せんがお隣の中谷の道原では今もかなりの蛍が発生し
ています。ちょうど今が見ごろで夜の8時から9時にかけ
てよく飛びますので見物される方はその時間が良いと
思います。
ほたる橋下流方向です。
ほたる橋上流側です。両側の岸の草むら中心に蛍がいます。東谷川の蛍は
大型のゲンジボタルです。