自然農法の水田

2019年04月25日


下の写真の水田は同じ町内の知人の田圃で無農薬、
無肥料の自然農法で稲を育てています。
品種は東谷全般で作られている「夢つくし」です。私が
実験中の協生農法とは無農薬・無肥料は同じですが、
不耕起という点は違います。稲作は水田を一年に最低
1回は耕起します。これは水田は耕起しないとやがて
湿地化して最後は陸地化してしまうのが湿地の理だか
らです。古代米のような特殊な野生稲ならともかくも、
品種改良化された稲が湿地化した水田で他の雑草と
共存するのは無理だと思います。それで彼の自然農
法では田植えから稲刈りまで終始水を張った冠水栽
培をしています。冠水をすることで不要な雑草を押さ
える効果を狙っています。雑草自体は稲刈り以降来
春の田植えまでは水を落として放置してそこで自然に
成長させて自然土壌改良させています。厳密な意味
での協生農法ではないですが十分協生理論に基づ
いた農法だと思います。最も私はすべての作物を協生
農法で育てなければならないとは思いません。
それぞれ作物の特徴にあった育て方でいいと思います。
今育てている協生農法のスナップエンドウはとても美味
しいですが葉野菜は未成熟でまだまだ野菜としては半
人前です。




自然農法3年目に入る水田です。レンゲを自然成長させて緑肥化します。



隣の従来農法の水田です。こうして耕起して代掻きして田植えをします



自然農法と従来農法の水田が隣り合っているので比較するのに都合が良いです。



自然冠水農法の水田の隣で数年放置されていた水田です。今年一年目の自然冠水栽培に使うそうです。
自然冠水農法の1ち年目と3年目の比較ができて興味しんしんです。

  

Posted by メドウおじさん at 21:22Comments(0)協生農法 協生理論