鼠志野

2018年02月20日

鼠志野は志野焼の技法のひとつでざっくりとした白土系
のもぐさ土で素焼きした器に鬼板など含鉄土で化粧がけ
し化粧土をかき落として模様を入れさらに釉として白い
長石釉をかけて焼く難しい工程を含む陶器です。茶色い
化粧土が白い長石釉に透けて灰色の鼠色に見えること
で鼠志野と呼ばれています。今回の作品は鉄分を含む
赤土系の土の上に長石釉をかけて焼いたもので鼠志野
もどきですが個人的には気に入っています。自分で焼い
た作品は素人作品の悲しさで使い勝手がイマイチのもの
が多くあまり日常使いすることは少ないのですがこの作
品は珍しく日常使いしています。素人らしい厚みのある
器でお茶が冷めにくく持っても熱くなりにくい利点があり
ます。(笑い)


お気に入りの湯呑です。



こちらは瀬戸で購入した鼠志野の湯呑です。少し白っぽく見えますがもう少し灰色がかっています。
  

Posted by メドウおじさん at 21:31Comments(0)陶芸のこと