海塩(天然海水塩)2

2017年08月28日

さあ、いよいよ海水塩づくりです。用意するものは鍋と海水
と木べらと熱源です。鍋は金属性でもできますが、最終工程
でにがり成分が析出し硬化してこびりつき取れなくなるので
できれば土鍋や琺瑯鍋が向いています。熱源はガスでも、
七輪でもIHでも何でもよいですが、今回は台所で作ったの
でIHで作りました。
製作工程
1、まず組んだ海水を濾します。さらしか、ペーパータオル
で濾しますが今回はペーパータオルを使います。
2、2Lの海水を琺瑯鍋に移し強火で沸騰させながら水分
を飛ばします。水分量が十分の一になったらにがり成分の
硫酸カルのシウム析出が始まり白く濁り始めます。ここか
らは弱火で木べらでかき混ぜていきます。海水が蒸発す
るにつれドロドロになっていきますが木べらでよくかき混ぜ
ます。この時はしっかりかき混ぜないと析出した硫酸カル
シウムが石化するからです。
3、やがて水分が飛んで徐々にしっとりした塩になっていき
ます。この辺りでとろ火でかき混ぜながら乾燥させていきま
す。サラサラになってきたら火を落とし更にかき混ぜていき
ます。このときにがり成分が小さな粒で残るのでできるだけ
木べらでつぶしながらかき混ぜます。
4、今回は2Lからやく50gのミネラルバランス100%の天
然海塩のでき上がりです。海塩は極端に水分を吸うので密
閉容器で保存します。長く保存するときは乾燥剤と一緒が
良いと思います。

出来た海塩はNacl中心の精製塩のようにとがった味でなく
柔らかいです。
海塩は料理でも使いますが、主に体の代謝機能の改善の
ために一日一舐めに使います。野草茶+海塩による体調
変化は随時報告していこうと思います。


汲んできた海水はさらしやペーパータオルで濾します。

 

最初は強火で煮詰めていきます。


海水の量が初めの十分の一になったら琺瑯鍋か土鍋に移して弱火で更に煮詰めます。
初めからホーローや土鍋でもよいです。ここからは気を抜かずにしっかりと混ぜていきます。



徐々に塩の結晶が析出してきます。鍋にこびりつかないように混ぜていきます。


この辺りから一気に水分が蒸発するのでしっかりと混ぜます。



これくらいで火を止めて余熱で乾燥させていきます。



サラサラに乾燥したら出来上がりです。きわめて湿気を吸い易いので密閉瓶で
保存します。

  

Posted by メドウおじさん at 19:46Comments(0)食べ物