塔が峯城跡散策

2016年12月13日

今回かねてから行きたいと思っていた塔が峯城跡を見に
いきました。
塔が峯は東谷の急峻の山で私のような素人が容易に近
づけるところではないので山歩きのスペシャリスト、yum
myさんにお願いして案内していただきました。yummyさん
、ありがとうございました。塔が峯城は戦国時代に長野氏
の一族が急峻な山頂に築城中だったところに大友軍に攻
められ落城しました。塔が峯は西側と北側は急峻な崖で難
攻不落というか、絶対に攻めることが出来ない要害ですが
東から南方面は貫山から平尾台の尾根続きで守りの弱点
になっていて築城中だったためここから攻められ落城しまし
た。頂上部にはわずかに平坦地がありここに本丸を作って
いたものと思います。今回は平尾台の吹上から大平山の
裏手の尾根筋から登坂し東側の貫山林道方面に下り大穴
、小穴のドリーネを迂回し茶屋が床から周回路を歩き吹上
に戻ってきました。
今回は風もなく穏やかな天気で絶好のトレイル日和でした。
大平山から塔が峯の道はベテランの同行者の方がいない
と無理な場所だっただけにいい経験でした。


井手浦の奥にあり平尾台から東谷の尖塔、塔ヶ峯です。



正面の冬枯れの草山が大平山で左が今回の目的の塔が峯です。見る角度が変わると
その山容が大きく変化します。



塔が峯八合目付近の眺望です。正面に木下の亀甲の山並みが見えます。
そこには小野田氏の一族が築いた木下城がありました。



山頂付近の断崖絶壁です。100m以上垂直に切り立った岩場です。石灰岩質なので岩がもろく
ロッククライミングには向きませんがもし、安山岩や玄武岩だったらクライミングの名所になって
いたかもしれません。




山頂部の狭い平坦地です。ここに築城しようとしたものと思われます。周辺には巨大な
岩も多く砦的な山城だったと思います。


山頂の先端部です。眺望がすばらしく三谷一帯、遠くは若松、小倉北区、下関まで
一望できます。長野氏はこの場所を敵陣の動きを探る観測所として砦を作ろうとし
たのかもしれません。



山頂付近の巨岩です。ノミ跡のような人工的な切り込み跡がうかがえます。
石材を切り出そうとしていたのかもしれません。



一通り探索の後、久しぶりにアウトドアでコーヒーを飲みました。野外の一杯は格別です。
  

Posted by メドウおじさん at 19:27Comments(4)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り