漢方(中医)と和薬 1

2016年10月19日

東谷など三谷地域はその大部分が市街地調整地域で乱開
発から守られているとはいえ自然環境の劣化は進んでいま
す。主な原因は水田を含む耕作放棄といわゆる里山の荒
廃、河川改修による川底環境の激変などだと思われます。
それでも注意深く観察するとゲンノショウコ、ドクダミなど多
くの種類の民間伝承薬の薬草が生えています。
漢方は元来、中医と言われる東洋医学の体系で中国で発
達したものです。私は薬剤師などの専門家ではありません
が西洋医薬が病気や疾患を直接、治癒させる目的で用い
るのに対し、漢方(中医)は患者の全身状態を見極め、各
種の薬石・生薬を組み合わせて処方した薬を用いて全身
状態と疾患を改善・治癒させていくものです。漢方は穏や
かに効くと思われていますが風邪の葛根湯のように即効
的なものも多くありこれらは一般病院でも医師の判断で処
方してもらえます。また漢方は副作用が少ないと言われて
います。西洋医薬に比べるとそうなのかもしれませんが副
作用は人によりけりなので漢方でも注意が必要です。


麦門冬湯は長引いてこじらせた風邪で乾いた咳が治まら
ない時にもちいると私には良く効きました。麦門冬湯は
体内の粘膜を湿潤にする効果があり乾咳を鎮めます。
私の場合咳に良く効きましたが副作用というほどでは
ありませんがお腹もゆるくなります。これは大腸の粘膜
が湿潤になるためかと思います。もう一つの小青竜湯
は風邪による急性鼻炎やアレルギー性の花粉症鼻水
などに良く効きます。
  

Posted by メドウおじさん at 18:24Comments(2)和ハーブ