どこでも陶土

2016年08月08日

陶芸用の陶土というと多くの方は備前土、信楽土、瀬戸の
木節粘土、など陶芸の里に特有な粘土を思い起こす方が
多いのではないでしょうか。ところが少し極端な言い方をす
ればどんな土でも成型し7~800度以上の高温で焼けば
素焼き以上の土器や陶器になります。庭の土でも水分を
加え成型して乾燥させて焼けば土器や陶器になるのです。
もちろん食器など釉薬のかかったものは1200度以上の耐
火度をもち成型しやすい柔らかさと粘りをもった粘土で釉薬
に合った色味の土が必要です。それで陶芸作家さんたちは
自分に合った専用の陶土で作陶します。そういうわけでその
辺の土で本格的な陶器は無理でも箸置きや文鎮などの重し
など、小物のオブジェなら作れます。オリジナルの土でオリ
ジナルの小物を作るのもたのしいです。



身近な赤土です。鉄分が若干多いので耐火度はやや低いです。




七輪で焼成した身近な赤土で焼いた器です。無釉の焼き締めです。



ストーブの炉内の灰の中で焼いた素焼きの豆皿や箸置きです。


  

Posted by メドウおじさん at 20:25Comments(4)クラフト陶芸のこと