虹色八景vol 2

2016年02月06日

八幡東区は八幡製鉄所関連遺産群が世界遺産に登録さ
れて以来多くの方が見学に訪れて賑わっているようです。
すぐ近くには「命の旅博物館」や北九州イノベーションギ
ャラリー北九州の歴史や今を知ることのできる関連施設
が多くあります。虹色八景はそんな八幡東区の地域情報
誌です。
Vol2は2月1日に発行のされたばかりです。今号の特集は
同じ八幡製鉄所関連の河内貯水池の土木関連施設群です。
河内貯水池は昭和2年完成で名物の赤い眼鏡橋は重要
文化財です。今回世界遺産から外れたのは昭和二年完成
という比較的新しいものだったからかもしれません。ただし
世界遺産から外れたと言っても、その価値が減じたもので
はなくむしろその価値や評価は今から高くなっていくものと
思います。河内貯水池のシンボルの雄大な重力式の堰堤
や堰堤中央部の管理棟などはまるで中世の古城を思わせ
る美しさです。完成して90年以上経て時間の経過とともに
美しさを増している河内貯水池建築群は製鉄所土木部の
沼田技士という一人のキーマンの存在が大きいのですが、
今まであまり知られることのなっかた彼の存在を一人でも
多くの方が知ることが出来た今回の内容は秀逸です。
三谷の山一つ向こうの河内貯水池が見直されるのは嬉しい
ですが貯水池を取り巻く環境はかなり厳しい状況です。第
一次バブル期に始まった周辺のリゾート開発が失敗し周辺
には廃墟同然の荒れた建物が多く散見されます。このまま
荒れていくのはあまりにも惜しいエリアでぜひ、関連遺産群
を中心にした落ち着いた再開発がされることを望んでやみ
ません。
















  

Posted by メドウおじさん at 20:31Comments(8)東谷(北九州)の紹介