日本産シナモン(ニッケイ)

2015年09月12日

知り合いからニッケイ(肉桂)の根を頂きました。ニッケイは
クスノキ科の常緑照葉樹でこの近辺では在来種でニッケイ
の近縁種のヤブニッケイはよく見かけます。元は中国南
部から薬用植物として渡来し土着したニホンニッケイは数
が少ないです。ニッケイ(子供の頃は本ニッケイと呼んで
ました)おやつ代わりに掘り出した根を乾燥させ、表面の
薄皮をかじっていました。子供の頃、山の中で本ニッケイ
のありかを知っていると子供の間で大きな顔が出来たもの
です。ヤブニッケイ(偽ニッケイと呼んでいました)との見分
け方ですが、根っこをかじれば一目瞭然ですが、そうでなく
ても葉のつけねの葉茎をかじると本物はおいしく偽の方は
クスノキ臭で美味しくなかったです。また葉を比べると本ニ
ッケイは3本の葉脈が明瞭で偽は不明瞭です。この見分け
方はガキ大将の先輩から教わりました。50年ぶりの味は
と変わらない懐かしい味でした。

ニッケイは香辛料のシナモンと同じですが日本産の方が味が優しい気がします。
また中国では桂皮として漢方薬の重要なアイテムです。胃もたれの時はニッケイ
をかじるといいようです。
  

Posted by メドウおじさん at 19:26Comments(6)食べ物和ハーブ