カラスザンショウ

2015年07月29日

季節の花は最近地味なものの紹介が続いていますが今日
も地味目のものです。(笑い)今日はカラスザンショウ
です。普通のサンショウと同じでミカン科ですが山椒の
芳香とは違い葉をもむとちょっと変わった異臭がします。
落葉性の複葉樹で見た目は山椒というよりタラの木に
よく似ています。野生のタラは赤紫っぽいのですがカ
ラスザンシヨウの新芽は緑が濃いので私が小さい頃青
ダラとか美味しくないタラノメという事でニセダラと
か呼んでいました。ところが今から10年ほど前にア
ウトドア作家の遠藤ケイ氏がカラスザンショウの天ぷ
らはうまいと書いてあるのを見かけました。カラスザ
ンショウ自体は子供のころから知っていましたが食べ
たことはなかったのですが思い切っててんぷらにして
みました。味の方ですが何とも形容しがたい味でした
が、新芽の苞がほどけて芽が顔を覗かせたぐらいのもの
を天ぷらにしたものは出来立ては独特の香りが強すぎま
すが一日置くと味が少し落ち着きました。これを美味し
いと思う方は山菜好きな方でも少ないのではと思います
。食べ物の好みは変わるというので庭に自然発生したも
のを2株育てています。あと一、二年すれば食べれそう
なのでもう一度だけチャレンジしてみたいと考えていま
す。 



幹には鋭い棘がいっぱいでタラの木によく似ています。



カラスザンショウの新芽ですがこのくらいだともう成長しすぎです。


  

Posted by メドウおじさん at 19:18Comments(4)山菜