ヤクシマイバラ

2015年06月19日

先日北九州蘭草会の展示会でヤクシマイバラを
購入しました。ヤクシマイバラは極小サイズの
葉をもつノイバラです。園芸の世界では花物の
ミニ盆栽の素材としてよく使われます。超ミニ
とはいえノイバラと同じように茎が一度立ち上
がります。テリハノイバラのようにランブラー
で地を這うようなつるにはなりませんので盆栽
仕立てに向いています。ところがヤクシマ○○と名
の付く山野草は何故か極小タイプのものが多いです。
私が手掛けたものではヤクシマダイモンジソウ、ヤ
クシマウメバチソウ、ヤクシマワレモコウ、ヤクシ
マリンドウなどなどです。いずれも普通種の5分の一
位の大きさで地植えにすると多種との競争にも負けて
消えてしまうことが多いです。育てるなら鉢栽培で
特別扱いしなくては難しいようです。それにしても
なぜ屋久島の自然環境の中では極小に育つのかよく
わかりません。


花の大きさが2cmに満たない極小タイプです。
  

Posted by メドウおじさん at 17:47Comments(2)バラの話題