旧秋月街道散策行12(呼野)

2014年12月01日

呼野の町内は田川郡香春町と境界を接する小倉南区の南端
にあたります。東の平尾台の最高峰龍ヶ鼻の麓にあり西の
福智山山系に挟まれる山間の町で旧322号線に沿って民家
が並びます。江戸時代初期には細川候による金山開発が行
われ、その後小笠原候時代に中断されますがそれでも江戸
時代の宿場町としてにぎわいました。明治になり再び鉱山
開発が再開され吉原鉱山などが本格的に採掘し一時は鉱山
従事者で町はずいぶんとにぎわいました。旧街道は旧322
号線と重なって呼野の町を進み上呼野のバス停の先から左
手に緩やかに下ります。ここから旧街道は谷地の底を通り
JR日田彦山線の丸山トンネル、金辺トンネルに向かいます。


呼野の里程表です。本来はもう少し南側のお糸地蔵堂の蕎麦にあったそうです。
同じようなものが石原町にもあります。どちらも昔の宿場のなごりです。




お糸地蔵堂です。道は旧322号線から右折して採石場へ続いています。




県の天然記念物の大イチョウがある大山祇神社です。



平尾台がすぐ近くに迫っています。正面の麓にある池がお糸池です



この辺りでは旧秋月街道は旧322五線と重なって進みます。上呼野のあたりです。



途中から旧322号線から外れて進みます。



旧街道はJR踏切を渡り新322号線の高架下を進んで金辺峠へと進みます。