白谷湧水探索行4

2013年12月23日

昨日はやっと雨も上がり風もない穏やかな日和だっ
たので9月に断念した白谷湧水の水源探索に行きま
した。場所は前回めぼしを付けていました。
平尾台からの麓を流れる小さな流れをさかのぼります。
前回は夏草が多く残りとても藪漕ぎできる状態ではな
かったので水源探しは諦めましたが、今回は地主(た
ぶん三菱マテリアル)さんが流れの周囲の草刈をして
くれていたので山裾までは簡単にさかのぼれました。
山裾の石壁から水が染み出していましたが水源はこ
こではなくまだ先です。上のほうから水音が聞こえ
ます。石壁は高さが2mほどあるのでとても上れ
ないので迂回して藪漕ぎすることにしました。
流れを左手に見ながら篠竹の藪を漕ぎながら急な斜面
をしばらく上ると白い目印テープが目に入りました。
私以外にも白谷湧水をめざした方がいらしたようです。
難所にはロープも張ってありコースがとりやすいように
誘導してくれるので助かりました。篠竹の藪が終わると
今度は真竹の林です。ここは麓から見えていた場所な
ので目指す水源はもうすぐのはずです。
正面を見ると少し開けた場所があり大きな石灰岩の壁
が見えたのでどうやらそこが水源のようです。
思ったとおり崖の下から清水がこんこんと湧いていま
した。水質は流れに沿った岩肌が石灰岩のカルシウム
で乳白色になっているのでかなり硬度が高そうで飲用
には向いてなさそうです。白谷の意味はこの流れの岩
の色に由来するものかもしれません。
これで立花川湧水、小清水、大清水、お糸池湧水、呼野
の吉原鉱山湧水、白谷湧水と 平尾台の湧水の水源は2
年越しで見ることが出来ました。


正面が白谷です。周囲がやっと冬枯れになりました。



山裾のどんつきまできれいに草が刈ってあり歩き
やすくなっています。



どんつきの崖地から水が滴り落ちています。この上流がきっと水源です。



白谷の流れです。湧水の石灰分のカルシウムで岩肌が白くなっています。



藪漕ぎをして上っていくと視界が開け正面に石壁
が見えてきました。きっとあそこが湧水地です。 



崖下の岩の隙間から水が涌いています。



高さが5mはありそうな崖地です。竹が侵食してきている
のでいつか竹やぶに飲み込まれるかもしれません

  

Posted by メドウおじさん at 10:02Comments(4)東谷(北九州)の紹介