新日鉄専用線(くろがね線)

2013年06月01日

新日鉄住金の戸畑工場には八幡の枝光から戸畑の構内
まで専用の引き込み線(くろがね線)が引かれています。
今でも日に数回原材料などを運んでいます。この線の戸
畑の大谷と枝光のあいだにはトンネルがあるのですが
このトンネルの出口の装飾は見事なレリーフが飾られて
います。
機能的には意味のないものかもしれませんが昔の大企
業の誇りと美意識のようなものを感じます。聞いた話では
このトンネルを設計したのは社内技術者だったそうです。
きっと優秀なだけでなくセンスの良さも伺えます。
ここ以外にも中間市や紫川のポンプ場建屋、河内の貯水
池堰提など新日鉄住金の八幡工場関連にはこうした正真
正銘の産業近代化遺産の宝庫のような所です。



東大谷側のあづまつつみ橋から見た
くろがね線のトンネルです



くろがね線を走る専用機関車です







楅柳木の八幡製鉄専用の変電所建屋です。
かなり古いものですが現役です。
  
タグ :くろがね線


Posted by メドウおじさん at 19:48Comments(3)勝手に近代化遺産