隠蓑の安徳天皇陵

2012年01月17日

石田と志井の境で高速道路の南側に少し奥まったところに
隠蓑と言う小さな集落があります。ここには下関の壇ノ浦
で滅亡した平家出身の幼帝安徳天皇の御陵あると古くから
言い伝えられてきました。伝説では壇ノ浦で入水した天皇は
平家一門の家来に助けられ石田まで落ちてこられた時、源氏の
追っ手に追いつかれ危うい時に村人が幼い帝を藁の蓑に包んで
お守りしたと言われています。その後、帝はこの地で崩御され
御陵が作られました。また他の伝説ではここから大宰府に逃れ
さらに薩摩の国まで落ちられたとも言います。
私自身は壇ノ浦に敗れ精も根も尽きた幼い帝はこの地でお隠れ
になったと思っています。その後も村人は篤くその御霊を
お守りし続けています。






  


Posted by メドウおじさん at 17:00Comments(2)東谷(北九州)の紹介