東谷歴史講座のご案内(呼野地区)

2023年08月11日

東谷歴史講座のご案内です。呼野町内
は東谷地区の一番南に位置し東の平尾
台、西の福智山系に挟まれた谷あいの
町です。そのため農業というよりその山
地から採れる金・銅の鉱山の町として発
展しました。古くから金辺峠を越えた隣町
の採銅所とともに古くから金銅を産出し
江戸時代には呼野金として名を馳せる
までになりました。今回の講座ではその
ような呼野の歴史と史跡などを解説しま
す。

日時 8月26日(土)10時~12時
場所 東谷市民センター2F第一集会室
参加費無料 どなたでも参加できます。
参加申し込み 以下の電話番号まで電話かショートメッセージで申し込みください
090-8604-4544 西田まで




秋月街道の宿場町でもあった呼野の里程標です。秋月街道の難所の一つであった金辺峠
の手前の呼野は宿場町としても栄えていました。




  

Posted by メドウおじさん at 07:32Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

平尾台観光祭・夏花火

2023年08月02日

平尾台観光祭のイベントの最後を飾るのは打ち上げ花火です。地元の花火業者さんのご協力で今年は打ち上げができてよかったです。昨年は強風でやむなく中止しただけによかったです。打ち上げは900発、時間で15分程度です。何万発も打ち上げる久岐の海花火大会や関門花火に比べると小規模ですが間近で見る花火はなかなかの迫力です。ほかにも東谷地区では秋の東谷フェスティバルと冬のバレンタインデーの平尾台の冬花火もあります。またコロナ自粛が続いたころは住民の気持ちを上げるために「ゲリラ花火」と言って東谷のどこかの町内で抜き打ちで花火が上がったこともありました。こうしたきめ細かいイベントができるのも地元の花火業者さんのワキノファクトリーさんのおかげです。







  

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住友鉱山巨大ローダー見学会

2023年07月31日

平尾台観光祭のプレイベントとして
平尾台住友鉱山と三菱鉱山で毎回
交代で一般見学を開催してくれてい
ます。今年は住友さんの番で鉱山
で稼働する巨大ローダーを2台展示
して一般公開して見学説明会を開
催されました。当日13時から15時
までの時間でしたが小学生の親子
連れさんを中心に見学者さんが絶え
ませんでした。個人的には鉱山現場
を見たかったのですがそこが少し残
念でした。それでも会社を挙げて観
光祭のイベントに協力していただい
た住友大阪セメント㈱小倉事業所・
小倉興業㈱さんには感謝です。


住友鉱山で働くコマツ製の巨大ローダーです。皆さん一緒に記念写真を撮っていました。



鉱山の入り口です。この奥が採掘現場になります  

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平尾台安全祈願祭

2023年07月30日

昨日は平尾台の牡鹿洞成田山の祠の
前で登山の安全祈願祭に初めて出席
しました。牡鹿洞の成田山は昭和40
年に成田山本山から分祀して牡鹿鍾
乳洞入り口広場に祠が設置されました
。牡鹿洞はドリーネの底の部分からさ
らに垂直に潜っていく日本でも珍しい
垂直洞です。小学校の頃の遠足の見
学で来た以来です。入り口から30m
近くドリーネを降りていきさらに洞窟入
り口からさらに数10m下っていきます。
今回は入り口前の広場に安置されてい
る祠の前で平尾台観光協会はじめ地元
諸団体の関係者が集まっての神事を行
いました。午後からは第72回の平尾台
観光祭です。



成田山の祠です、



牡鹿洞の底が黒い口を開けています。会談で数十m降りていきます


  

Posted by メドウおじさん at 11:18Comments(0)東谷(北九州)の紹介

夏越祭(茅ノ輪くぐり)

2023年07月26日

先日の23日は地元の東大野神社の
夏越祭(茅ノ輪くぐり)に参加してきま
した。夏越祭は田植えが終わり一息
つく梅雨が明けるころ稲の順調な生
育と人々の無事の夏越を祈念する
神事です。当日は地区のお世話役や
地元に貢献していただいている企業
などから約50名ほど参加されました
。また神事後の直会も4年ぶりに復活
し和気あいあいと楽しい時間を過ごす
ことができました。従来直会は社務所
の室内で行われていましたが宮司の
発案でコロナ対策を考え屋外で開催さ
れました。準備などは氏子青年部の方
を中心に心を尽くしていただきました。
さて茅ノ輪くぐりですが直径2mほどの
輪に茅を巻き付けたものを左右2回ず
つ回り輪をくぐるときに蘇民将来と唱
えながらくぐります。これで夏対策は神
様のご加護で万全です。東谷は神事
の翌々日梅雨が明け夏本番になりまし
た。


立派な茅野輪です



茅野輪の茅です。茅は普通5,60cmなのですがこれは1m近くあります。
普通の茅とは別物かもしれません。地域によっては私が最近関心がある
マコモで作るところもあります。



夕暮れの参道です


  

Posted by メドウおじさん at 12:59Comments(0)東谷(北九州)の紹介

東谷歴史散策・小森、参加者募集

2023年07月01日

7月の東谷歴史散策は小森町内です。
あいにくの梅雨末期ですので場合によ
っては散策は中止で歴史講座だけにな
るかもしれませんが参加者を募集しま
す。

日時 7月5日(水) 12時から15時まで
場所 小森公民館 小倉南区小森456-8

昼食は済ませてご参加ください。水分補給
用の水筒などは必ず持参ください。

公民館に駐車場はあります。降雨が激しい

場合は散策は中止の場合があります。

参加希望の方は 090-8604-4544西田
まで「電話かショートメッセージ(SMS)で
連絡ください。




散策予定の雪舟の庭です。



集合場所の小森公民館です

  

Posted by メドウおじさん at 09:54Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

一年中いつでもおいしいお茶づくり

2023年06月15日

私は自分で飲む飲む緑茶と紅茶の半
分はほぼ自家製で作ったお茶を飲ん
でいます。私の住む地域はその中央を
東谷川という紫川水系の川が流れ、そ
の東西を山地に挟まれたいわゆる中
山間地です。古くから東谷川沿いの平
地と東谷川に流入する支流(谷川)に
そった傾斜地で農業がおこなわれてい
ました。農家の方は自家製のお茶(春の
手もみ新茶や秋の番茶)を昭和の20年
代くらいまで自宅の隅や自宅近くの畑の
隅に植えた茶ノ木で作っていたことが郷
土誌三谷昔語りに書かれています。
東西を谷に挟まれ中央に川が流れるこ
の地域は昼夜の寒暖差が大きく夜間の
湿度も高めなのが茶ノ木の生育に適し
ていたのだと思います。現在自家製の
お茶を作られる方はほとんどいないと
思いますが、昔利用していた茶ノ木が
今も多少、庭の隅で残っていたりします。
我が家の庭にもこういた茶ノ木が数本あ
り、それで自家製のお茶づくりを楽しん
でいるというわけです。茶ノ木は同じ株
の茶葉から春の一番新茶、青茶(半発酵
茶)、紅茶、秋の番茶までシーズンごとに
異なる風味のお茶が作れるのですが、逆
に言うと春の一番茶は秋には作れません。
それでなんとか春の新茶を夏に作れない
かと考えて摘み取った茶葉を冷凍保存し
てそれでお茶を作ったら、多少風味は劣る
もののいい感じのものができました。
お茶は一度に作るのは大変なので旬の
茶葉で適量いつでも作れるようになりまし
た。


今回摘み取ったいわゆる二番芽の茶葉です。左のざるにはいった分は
冷凍保存します。

 



次に使う分ごとに小分けして冷凍します。



今回冷凍保存し茶葉で作った青茶(半発酵茶)です


  

Posted by メドウおじさん at 05:55Comments(0)東谷(北九州)の紹介和ハーブ

ワークショップ体験工房「メドウガーデン」再始動

2023年06月06日

ここ3年間コロナ騒動の関係もあり休眠
状態だったワークショップ工房メドウガー
デンを再始動させたいと思います。
手始めにワークショップのメニュー表を
作りましたのでご紹介します。ご興味・
関心のおありの方は下記までご連絡
ください。

工房責任者 西田 
TEl 090―8604-4544



東谷おはじき(素焼きの手作りおはじき)


                                  
  自家焙煎コーヒー


                                     
緑茶と紅茶づくり


                                      
 東谷郷
土史


                                
和の薬膳、山菜と薬草の利用 


                                      
 七輪陶芸

  

Posted by メドウおじさん at 14:07Comments(0)東谷(北九州)の紹介

東谷歴史講座(市丸史跡文化財散策)のご案内

2023年05月02日

北九州市小倉南区の平尾台の麓の東谷
地区では地区の郷土資料館で東谷の各
町内の史跡や文化財について学び、現地
散策を毎月開催しています。今回は市丸
町内を学びます。詳細は以下の通りです。

1日時 5月6日(土)13時~14時
2場所 東谷市民センター―2F 第一会議室

参加費無料、どなたでも参加できます。
お問い合わせ先  090-8604-4544
                      西田まで




  

Posted by メドウおじさん at 06:39Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

春の山田緑地訪問

2023年03月23日

小倉南区には二つの自然緑地公園が
あります。一つは旧長野城麓に広がる
長野緑地と小倉南区の山田町の山田
緑地です。どちらも家からは自転車で
30分ほどの距離です。長野緑地には
時々行くことがありましたが、なぜか山
田緑地には今まで縁がありませんでし
た。今週日曜日に近くまで行く用事が
あったので出かけました。入園は無料
ですが自動車は駐車場代が必要です。
二輪は無料なのでお得です。時間が
あまりなかったのでゆっくり回れません
でしたが、都心に近い低い丘陵自然林の
谷内を利用した自然公園です。入り口前
は大きな広場があり、日曜日も子供向け
のイベントが行なわれていました。30分
ほど谷内の小さな流れに沿って散策しま
した。道の両脇が自然の野草園になっ
ていて私好みの造作になっていました。
途中小グループが薪割りをしていたの
で聞いてみると薪割り会ではなくコーヒー
の手鍋自家焙煎のワークショップでした。
私も手鍋焙煎はよく行なうので嬉しくなっ
てしばらくお話ししました。コーヒーまでい
ただいてありがたかったです。山田緑地
は旧陸軍の弾薬庫として長く使われ、戦
後が米国の管理施設になっていましたが
1972年に日本側に返却されました。その
後は自衛隊、大蔵省、北九州市の三者の
所有でしたが大蔵省から北九州市に払い
下げられ現在は半分が自衛隊の山林訓
練場と北九州市の緑地公園になっていま
す。平成7年1995年に山田緑地として開
園しました。公園内には今もわずかに旧
弾薬庫施設の遺構の一部を見ることが
出来ます。

山田緑地の園内地図が入り口ゲート横にあります


山田緑地入り口ゲートです



ゲート前のイベント広場です



広場前の管理棟の森の家です、内部にはちょっとした博物館のようになっています。



今回は自然野草園を中心に見て回りました。この場所はフキの群生地です。



前方で何か小規模のイベントをやっていました。話を伺うと手鍋焙煎の珈琲焙煎のワークショップでした。


園内のところどころに旧陸軍や米軍時代の弾薬庫跡が数か所残っています


  

Posted by メドウおじさん at 19:52Comments(0)東谷(北九州)の紹介

原口九衛門さんを偲ぶ会開催

2023年03月15日

昨日は多少北風が寒かったものの
一昨日に比べればだいぶましでした
。強風の寒い北風の中興農会館で
毎年恒例の原口九衛門さんを偲ぶ
会で法要が行われました。九衛門さ
んの法要は東谷の古くからのお寺が
持ち回りの交代でお経をあげていま
す。来年から主催が興農会から東谷
資料館に移ることから私も初めて参
加しました。原口九衛門さんは明治の
初頭、当時は小笠原藩が豊長戦争に
負けた為、企救郡一帯は長州藩の管
轄になっておりその混乱から農政は
混乱しさらに当時数年続く飢饉で村民
は大いに苦しんでいました。それで当
時組頭だった原口九衛門さんが中心
になって庄屋など村役人と打開策の
話し合いをしていたのですが、話し合
いは進まず、業を煮やした一部の村
民が投石など騒ぎを起こし始め一揆
の火の手が上がりました。一揆勢は
三谷のみならず城野北方の農民を巻
き込み、さらには曽根方面までひろが
り一時は数千人規模まで膨らんだと
言われています。長州藩の郡代の役
人だけでは収まらず、長州軍の精鋭
までが出張り城野付近で双方の談判
に及んだという事です。幸い死者は出
なかったこともあり一応収まりがつき
一揆は解散という事になりましたが、
後日、事情聴取という事で東谷からは
原口九衛門さんを含む三名の方が聴
取拘留されその後日田に送られそこ
で裁判を経て、東谷の3名は原口九衛
門さんが死刑。残りの二人は懲役10年
と3年の刑が確定し原口九衛門さんは
即日刑の執行となり36歳の生涯を終え
ました。原口九衛門さんは決して一揆を
積極的に先導したわけでもなく暴発した
後も村役人などの死者が出ないようむし
ろ一揆を治めようとした節があります。
それでも数千人に及んだ一揆の責任は
誰かがとらねばならず一揆の責任者と
されても保身の弁明もせず、判決を受け
入れ日田の刑場の露と消えました。
原口九衛門さんの辞世と言われるものは
いくつか伝わっていますがそのうちの一
つが興農会敷地に建つ顕彰碑に刻まれ
ており今回碑石の碑文のリニューアルに
伴い綺麗に化粧直しされました。


お化粧直しされた碑文です。


原口九衛門さんと企救一揆の縁起の説明板が新たに設置されました。





除幕式と供養の読経の様子です



原口九衛門さんの辞世です。華やかなボタンのようだと言われるより、自分は潔く散る山桜のようだったと
その名前を残したいという意味だと思います。(筆者解釈です)

  

Posted by メドウおじさん at 18:36Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

井手浦ウォーキングに参加

2023年03月11日

本日は東谷まちづくり協議会ウォーキン
グ部主催の井手浦ウォーキングに参加
しました。
来月から資料館主催で各町内の史跡・
文化財を巡る企画を立ち上げますがそ
の前段として極少人数で井手浦の史跡
文化財の事前学習をしたのですが本日
のウォーキングにご一緒して周ることに
しました。本日は天気も良く絶好の散策
日和でした。散策コースですが少し予定
変更があって井手浦の棚田のかなり上
の方まで上がったので結構足にきたか
たもおられたようです。棚田の後は浄水
場でお手洗い休憩した後、日尾の天疫
神社で小休憩の後無事市民センターに
戻ってきました。当初予定より20分ほど
時間オーバーでしたが概ね予定通りの
ウォーキングでした。距離にして5kmチョ
ット、歩数で一万歩ほどのいい運動でし
た。
来月は資料館主催で
4月1日(土)13時
から14時まで東谷市民センターで
巡るコースの史跡の事前学習

4月8日(土)13時から15時まで
市民センター集合(12時30分)
で13時出発
木下・西・本村・亀の甲を巡ります。

このブログを読んでご参加希望の場合は
このブログの「メッセージを送る」ボタンを
クリックしてお名前、連絡先(できれば携帯
など)を書いて参加希望をお伝えください。
参加費は無料で散策は少雨(傘がさせる
ぐらい)は決行です。

参加人数は4月1日の事前学習は何人でも
良いですが
4月8日の散策は最大15名まで
で予定
しています。(交通量の多めの所も
歩くので安全を配慮させていただいて人数
制限させていただく場合もあり得ますので
ご了解ください。)


市民センター前で出発前の受付の様子です。



横山から井手浦への道中の途中です。今歩いている道はかって昭和初期まで
井手浦で掘られた石灰石を運ぶトロッコ軌道があった場所です。トロッコ軌道は
JR石原町駅まで通っていました。


  

Posted by メドウおじさん at 17:27Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

東谷の史跡を巡る事前講座を開催しました。

2023年03月04日

来週11日(土)東谷市民センター9時半
集合~10時出発・井手浦方面約5km
~12時市民センター帰着の予定です。
本日はその事前講座でコース周辺の
史跡・文化財の話をさせていただきまし
た。今回はプレ企画で東谷ウォーキング
部の皆さんとご一緒します。来月からは
資料館が主体で開催します。場所は木
下方面を予定してメインは亀の甲の中世
豪族屋敷、小野田屋敷跡を巡ります。
屋敷跡と言っても中世豪族の屋敷は居
館だけでなく集落全体が一つの防衛基
地になっていてちょっと見ではわかりま
せんが今でも当時の様相が想像できる
遺構が残っています。詳細予定は今か
ら詰めますが一応4月8日(土)午後か
ら予定です。


今回使用した資料の一部です。

 
  

Posted by メドウおじさん at 20:16Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

からし菜の漬物作り

2023年02月20日

私は毎年秋冬シーズンはダイコン葉で
作っていました。私のダイコンは葉大根
という品種でハマダイコンなどの野生種
に近い品種で普通の青首のように根の
部分を食べるのではなく地上部の葉を
利用するものです。10月から2月にかけ
て葉を間引きながら採取して漬物を作っ
ていますが2月も半ばを過ぎるとそろそろ
花茎が上がってきて葉ダイコンも終わり
です。先日知人の休耕田に見慣れない
アブラナ科の植物がたくさん生えていた
ので良く見るとどうやら辛子の原料の芥
子菜のようです。芥子菜の種が黄色い
和辛子の原料になりますが、花芽が上
がってくる前の葉は高菜などと同じように
漬物で使えます。辛子の香りと辛味が生
きた美味しい漬物が出来ました。私は小
型の簡易漬物器を使って作りますが小型
なので冷蔵庫に保管します。安定した低
温でゆっくり発酵が進むせいか長期の保
存が可能で食べ頃が長く続くので便利で
す。





休耕田に自生するからし菜です。





採取したからし菜で漬物を作ります。塩と唐辛子を入れて漬物器で圧力をかけて冷蔵庫で保存します。

  

Posted by メドウおじさん at 17:07Comments(0)東谷(北九州)の紹介食べ物和ハーブ

井手浦の小笠原公歌碑と滑が滝発見

2023年02月15日

近く井手浦方面を散策するので井手浦
の史跡・文化財で所在が確認できてい
ない小笠原公歌碑と滑が滝の場所確認
のために数度現地調査をしましたが三
回目でやっと確認できました。グーグル
マップなどに場所を示すマークが打って
あるのですがこれが間違いで日露戦争
に従軍し亡くなられた方の石碑とすぐ近
くを流れる井手浦川の小さな滝を間違え
て載せていました。実際の場所は、集落
の一番高いところにある今は耕作放棄さ
れた棚田の隣にある作業小屋の裏の山
道を井手浦川に沿って登っていくとせせ
らぎの大きな音とともにやがて眼前に落
差が10m以上ある滑り台のような滝が目
に入ります。ここが正真正名の滑が滝です
。ここから更にもう少し進むと谷川を渡る
石橋がありその横に2m以上ある立派な
石碑があります。これが初代小倉藩藩主
小笠原忠真公の歌碑です。
忠真公の歌碑と滑が滝のことは三谷昔語
り合本二巻の井手浦散策の中に記載され
ていたのですが私が文章の解釈を間違え
て少し方向違いの所を探していたようです
。先日資料館で昔の資料を探していると
歌碑と滝の詳しい場所の説明文があった
ので再度現地調査をして確認することが
出来ました。地元以外の方が間違えるの
も無理はありませんがグーグルに報告し
て情報の修正をしてもらいます。
歌碑の碑文は苔むしていて外から判読は
難しいですが三谷昔語りによるとこう書か
れているようです。

「白真弓(シラマユミ)射手のうら山(イデノ
ウラヤマ)のぼり来てなめらの奥の滝をみ
るかな」


滑が滝です。深山幽谷を思わせる立派な滝です。



中央に見えるのがやっと探し出した忠真公の歌碑です


拡大してみました。



井手浦浄水場正門前の道を登って集落の一番高いところの道を正面の山に
登っていきます



正面の山の谷筋に向かって歩いていきます。



作業小屋の裏を左に折れて谷川沿いに山道を登っていきます。少し行くと
滑が滝、次いで小笠原公の歌碑が見えてきます。





三谷昔語り合本2巻の記事です。クリックすると拡大できます。



資料館で見つけた小笠原公歌碑の記事です。歴史講座で使った資料のようです。


  

Posted by メドウおじさん at 12:10Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

野草研究家 山下智道さんの市民講座参加

2023年02月08日

昨日は東谷出身の野草研究家の山下
智道氏のワークショップに参加してきま
した。山下氏は北九州市ご出身という
事もありこれまでも北九州市関係のイ
ベントやワークショップに出ておられま
したが何故か東谷ではあまりご縁がな
くほとんど初めてのワークショップでし
たが期待にたがわず素晴らしい内容
でした。市民講座の一環という事もあ
り市民センターでもワークショップでセ
ンターの周囲の水田の畔を野草のお
話しをしながら散策しワークショップで
使う野草を採取しました。私も和ハーブ
などは関心が深いのですが山下氏は
さすがのプロの研究家でわたしなど足
元にも及ばない博学と楽しく説明してい
ただけた抜群のトーク力のお方でした。
小一時間ほど散策しヨモギなど季節の
摘み草を集めセンターの調理室で和ハ
ーブエキスに牛乳を加えた暖かいチャ
イを作って私たち参加者にふるまって
くれました。2時間の予定はあっという
間に過ぎて本当に楽しくためになる2時
間でした。今回の企画は市民センター長
始めスタッフの方のご尽力の賜物だと思
います、山下さんとはまたご縁がいただ
けたらうれしく思っています。氏のますま
すのご活躍をお祈りしています。



市民センターの周りを周回しながらワークショップに使う野草を集め楽しい説明を
していただきました。




持ち帰った野草でセンターで暖かい飲み物を作っていただきました。



採集したニッケイ、シュロ、ヨモギなどを煮出してエキスを抽出します。煎じるときの
ポイントは水から煮出していくことだそうです。



最後に牛乳と蜂蜜を加えて暖かいチャイの出来上がりです。皆で美味しく頂きました。



  

Posted by メドウおじさん at 07:46Comments(0)東谷(北九州)の紹介和ハーブ

井手浦公民館と西光寺の梵鐘

2023年02月06日




現在の井手浦公民館と広場です。広場
では1月8日に奇祭、尻振り祭りが行われ
ます。またこの公民館の敷地には明治初年
、井手浦村の小学校が作られたことが三谷
昔語りに掲載されています。法円寺、右が
西光寺の梵鐘です。ともに県の指定文化財
となっています。 法円寺の梵鐘は永徳(北朝
年号)元年(1381年)の作。西光寺の梵鐘は
、大正元年2月に土の中から発見されたもの
で 「至徳二年 豊前規矩郡大野庄井手浦
西光寺鐘」と刻まれている。至徳二年は北朝
の年号で1385年にあたります。


左は山ヶ迫の法円寺さんの梵鐘で右が発掘
された西光寺の梵鐘です。西光寺の梵鐘は
現在北九州いのちの旅博物館で保存されて
います。写真と説明文は東谷資料館HPより
お借りしました。

  

Posted by メドウおじさん at 19:28Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り

井手浦の西円寺

2023年02月04日

西圓寺さんは西山浄土宗のお寺で
石原町の大応寺さんと同じ宗派で
す。ここは二市一郡の霊場でもあり
78番札所になっています。こちら
のお寺にも立派な梵鐘があります
が、かってこの近くに西光寺という
お寺がありその梵鐘が発掘されて
そこには室町時代中期の年号が
記されていました。井手浦の古くて
長い歴史を記した一級の歴史遺産
です。現在梵鐘は北九州市立博物
館(いのちの旅博物館に所蔵され
ています)なお、西圓寺さんと西光
寺さんとの関係については調査中
です。



  

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東谷地域の溜池

2023年02月02日

東谷地域の耕作地(水田)は地域を
南から北に貫流する紫川支流の東谷
川に沿った中山間地に発達していま
すが、山間地のため東谷川沿いの平
地は一部を除いてそう広くありません。
東西の平尾台・貫山系、西の中谷との
境の福智山系の東西の山沿いでは川
の水位より高いので谷川の水を利用し
て水田耕作をしていました。そのため
概ね各集落ではそれぞれ溜池を作って
灌漑に利用していました。近年は東谷
川の取水効率が上がり溜池の用水を
使う事は少なくなり管理が行き届かない
場所も増えて気がかりです。溜池では
悲しい伝説の呼野のお糸池が有名です
がその他にもいくつも存在しています。
そのうちこれらも少しずつ紹介したいと
思っています。


呼野のお糸さんの悲しい伝説を伝えるお糸池です。平尾台の谷水が源流で
弱アルカリの水質で青い色の水をたたえています。



先日紹介した横山池です。




石原町の堤です。この時は随分水位が下がっていました。今回は三か所の紹介です。


  

Posted by メドウおじさん at 13:05Comments(0)東谷(北九州)の紹介

横山池(通称)について

2023年01月30日

横山池は木下・横山集落の平尾台
登山道三合目にある溜池で短辺30
m長辺50mほどの灌漑用溜池です。
特に北側の堤は長さが30m、髙さ
が10mほどあり、髙さがそのまま深
さになっているので池自体は結構水
深があり岸から急に深くなっており
私が子供の頃は夏休み前などには
学校から、この池も含めて各集落に
ある溜池では絶対に泳がないように
ときつく言われていました。池は今で
もスイレンや、水草が繁茂しており
それらが足に絡むと溺れるという事
です。次の話は真偽のほどははっき
りしませんが、昔この池で水難事故が
発生し子供がなくなったという事が
伝わっています。この溜池は主に横山
集落の方が井手浦川南岸の地域の
灌漑に利用したようです。現在は井手
浦川南岸も井手浦川上流から取水し
て水を通しているのでこの池の水を使
う事はほとんどないと思いますが明治
期から昭和の初めにかけては貴重な
灌漑池だったと思います。


平尾台登山道3合目の横山池です。スイレンが池の1/4を覆っています。



反対の岸から見た風景です



溜池の堤です。30mほどの立派なものです


堤を下から見たところです。



堤のオーバーフロー取水口です。



溜池の用水です。井手浦川南岸方へ続いています。



井手浦川南岸の水田です。右に見える用水は現在は井手浦川上流から取水しています。


  

Posted by メドウおじさん at 09:41Comments(0)東谷(北九州)の紹介三谷昔語り