篠笛の改良(篠笛6)

2018年09月25日

町内から篠竹の笛を借りていますが6音、7音の高音が
でなくて苦戦しています。仕方ないのでプラ管で自作の
笛を作りそれで練習しています。自作のプラ笛は音も出
やすくて良いのですが篠竹の魅力も捨てがたくなぜ音が
出ないのかをもう一度検証してみました。最初は笛の筒
が太いのでそのためかと思いましたがどうも、それだけ
ではないようです。唄口の後方に音を反射する詰め物が
あるのですがその位置がどうもずれているようです。
普通は唄口後方1mmから5mmくらいですが1cmは
後ろにありました。それで詰め物をいったん取り出して
再調整しようと思いましたが菅頭に節があって取り出せ
ません。仕方ないのでちょっと勇気が要りましたが節を
くりぬき詰め物を取り出し、新たに木片を詰め直しました。
恐る恐る吹いてみたらこんどは6音、7音とも出ました。
これで一安心です。節を抜いたので菅頭の強度が気に
なったので手持ちの本漆を蒔いて補強しました。漆は
一週間でほぼ乾燥するので間もなく練習を再開できま
す。



菅頭と菅尻に漆を蒔いて補強しました。



唄口のエッジの部分も漆を塗ってみました。(エアリードがきれいに響くことを期待しています。)
  

Posted by メドウおじさん at 19:04Comments(0)クラフト