シャクチリソバ(赤地利蕎麦)

2017年08月18日

3,4年前に母原川の川べりに白い蕎麦らしき花が咲いて
いたので一株採取して持ち帰り育てていましたがどうも様
子が違っていました。花の感じは普通の蕎麦とそっくりです
が、普通の蕎麦は一年生で実が結実した後は枯れますが、
移植したソバは宿根性で翌年も新芽が出てきます。また、
普通の蕎麦より不稔性(実が出来にくいこと)で種が出来
にくいです。良く調べたらシャクチリソバという宿根性の野
生蕎麦でした。実の方は期待できませんが春の新芽や若
い葉は山菜として利用できるようです。
葉にはルチンという成分が多く血液をサラサラにする効果
や抗酸化力が強く免疫強化も期待できます。そばを多く食
べる地域では脳梗塞や高血圧が少ないそうです。今の時期
は葉も固くなっているので天ぷらは来年までお預けです。
ルチンは葉にも多く含まれるのでドライにして粉に挽いて葉
ごと飲みます。ルチンは難水溶性なので乾燥させた葉で煎
じたりお茶にしても成分が抽出しにくいみたいです。粉ソバ
茶にしてみようと思っています。



野生の宿根蕎麦、シャクチリソバです。元々薬用で栽培されていたものが野生化したようです。



葉をドライにして粉に挽きます。

  

Posted by メドウおじさん at 20:01Comments(0)山菜和ハーブ