大山祇神社
2016年09月10日
呼野の大山祇神社は鳥居が上呼野の手前の旧322号を
横切る踏切の手前にあります。鳥居をくぐって進む参道が
日田彦山線を横切っていて珍しい作りです。実際は神社
への道は線路のガード下をくぐって進むようになります。
日田彦山線が後からできたときに神社の参道を横切って
作られたようです。この大山祇神社はいわゆる「山の神」
で鉱山に縁の深い神社です。呼野ではその昔、金や銅が
多く産出されました。今も近隣では石灰鉱山の採掘が進
んでいます。またこの神社には根回りが7mを超す大銀杏
があります。福岡県の天然記念物に指定されていますが
近年樹勢が弱っているようで地元の方々が手厚い保護を
しています。巨大な枝がその重量で根に悪い影響を与え
しています。巨大な枝がその重量で根に悪い影響を与え
ないように鉄骨で支えています。本来なら強剪定をするの
が良いのかもしれませんが樹勢の復活を待っているのだ
と思います。ここのご祭神は大山祇の大神、その娘のコノ
ハナサクヤ姫で家の奥さんのことを「山の神」というのは
この女神様のことを言っています。山の神は美しくも時に
怒ると怖い女神様のことです。また大銀杏は銀杏の生る
雌木で「山の神」の象徴です。
博多の山笠で有名な櫛田神社にも銀杏の大銀杏があり
博多の山笠で有名な櫛田神社にも銀杏の大銀杏があり
ますが、そこも女神のクシナダ姫様をお祀りしています。
正面階段を上ると、なんと線路が横切っています。
境内の鳥居と天然記念物の大銀杏です。
根が傷まないように太い枝を支えています。