沖縄旅行3日目

2015年10月18日

3日目は朝がゆっくり目で9:30のホテル出発でした。
最初の目的地は首里城です。15世紀半ばに尚氏が統一
王朝を開いて以来明治まで3度王朝が交代しましたが歴
代の王は尚氏を名のっています。王城は中国風ですが
宮殿というより行政府といった感じです。首里城は守礼
門はじめ大部分が復元されたものですが一部にオリジ
ナルの部分が残り世界遺産に指定されています。
次の訪問は南部の南城市のエスニックハーブレストラン
でした。太平洋を望む崖の上に作られていてレストラン
からの展望は絶景でした。午後からは近くにある鍾乳洞
の玉泉洞を見学し併設された沖縄村で重要文化財の古
民家を集めた各種の体験工房を見学しました。鍾乳洞と
言えば涼しい場所というイメージがありますがさすがは
南国、まったく涼しくありません。真冬ならよかったです。
次は南部の沖縄見学の定番、姫ゆりの塔を訪問しました。
多くの修学旅行生も来ていて、塔の前に来るまでは、皆お
しゃべりをして騒がしかったのですが、ガイドさんの説明が
始まるとやがて物音ひとつしない静寂の場に空気が変わ
りました。戦争にはまるで縁のない現代っ子と言えども、
自分と同世代だった女生徒の悲劇の場に立ってさすがに
感じるものがあったのだと思います。やはり平和の体験学
習は絶対に必要です。
最後は泡盛の工場見学です。15年物の古酒を製造して
いるここの醸造元では無釉の熟成用の甕も自前で作成
するというこだわりです。15年物は44度というアルコー
ル度の高い原酒を熟成させるそうです。
こうして3日渡る沖縄旅行は無事終了しました。初めて
の土地で私にとっては本当に貴重で興味深い3日でした。


守礼の門です


首里城の正殿です。王宮兼、行政府です



国王の玉座です。さすがに立派ですね



エスニックなハーブレストラン「くるくま」さんです



レストランから見る太平洋の眺望は絶景です。




お昼のランチです





玉泉洞内部です。鍾乳石や石筍が見事です。



沖縄村には多くの古民家が集められています。



姫ゆりの部隊、悲劇の地です。地下に掘られた野戦病院で
多くの負傷兵とともに米国のガス弾による攻撃で尊い命を落としました。
米軍は投降の呼びかけをしたそうですが投降は死より恥ずかしい
という教育に染まった彼女らは誰一人投降する方はいなかったそうです。



泡盛の製造工場兼売店です



木造りの熟成保存庫です。



熟成甕に貯蔵された古酒です。甕は社員陶工による手作りです。


  

Posted by メドウおじさん at 16:39Comments(10)その他