思い出のマンドリン楽曲2(パストラル・ファンタジー)

2015年09月01日

私がマンドリンを弾いていた学生時代、マンドリンオーケス
トラ界では藤掛廣幸氏の一連のマンドリンが曲がちょっと
したブームでした。氏はもともと映画音楽やTVドラマの挿
入曲などを手掛けておられました。マンドリンが曲を手掛
けられた理由は私の不勉強でわかりませんが当時学生
マンドリン界では彼の名曲パストラルファンタジーが大きく
取り上げられていました。私が彼の曲を初めて弾いたのは
2年の時の夏休みで西日本学生マンドリン学生連盟と言っ
て九州・山口の学生マンドリンクラブの合同演奏会が長崎
でありそれに参加しました。私は2ndパートで参加し、各校
のパートリーダーと交流し大変刺激を受けたのを憶えてい
ます。パストラルはこのあと冬の定演でも演奏しました。
曲は出だしから独特のシンコペーションのリズムに乗って
軽快な主旋律が1stから2nd、ドラ、セロ、ギター、ベース
各パートを変奏しながら移っていくという各パートが平等
に重要性をになったつくりになっています。当時も良く演奏
されていたイタリアのオリジナル楽曲の多くは1stが主旋律
を担当し、2nd以下は和声やユニゾンで曲を支えセロやギ
ター、ベースは低音部のリズムやコードで支えるといった作
りが多かったのですが、パストラルは各パートが主旋律や
重要なハーモニーを担当するため、他パートの音をよく聞
く必要があり合奏の楽しさを本当に実感できた曲でした。
後半のファンタジアは広い牧場を吹き抜ける爽やかな風が
自分の体を包むような感じで今聞いてもまたマンドリンを手
にしたくなるような気持にさせてくれる曲です。
パストラルファンタジーもユーチューブに多くの動画がアッ
プされているのでみなさんもぜひ一度聞いてみてください。




初めてパストラルファンタジーを弾いた西マンのコンサートパンフレットです。






冬の定演のパンフレットから。曲目解説です。
  

Posted by メドウおじさん at 18:22Comments(0)山口

ホテイアオイ

2015年09月01日

先日蕎麦を食べたつづみ草さんのメダカ池にホテイアオイ
の涼しげな青い花が咲いていました。南米原産の帰化水
生植物です。日本では以前から金魚鉢に浮かべて金魚と
楽しむのが懐かしい定番でした。丸くぷっくりした葉茎で水
面に浮かびます。水中のアンモニアを吸収するという事で
一時河川の浄化を期待されたこともありますが実際はア
ンモニアを吸収して大増殖した草体が冬に枯れてかえっ
て汚染するという事で現在はむしろ有害植物とされていま
す。確かに広い池や河川では枯れた草体を回収すること
が困難ですが、個人の庭に池や水槽なら管理ができるの
で水草の浄化作用は無視できません。私の所では火鉢で
メダカを飼っていますがもう何年も水替えもしないし、餌も
ほとんどあげませんが毎年世代交代して完全なバランス
・ド・アクアリウムになっています。ポイントは水草のクロ
モで日光でメダカへの酸素を供給し、メダカの排泄物
とCO2で光合成をします。一方水中には浄化バクテリアや
植物プランクトンが発生し、それを捕食する動物プランクト
ンをメダカが食べて成長するというサイクルが完成していま
す。また閉鎖空間ではメダカの寿命は3、4年ほどですが寿
命の尽きた個体は自然発生しているモノアラガイの仲間が
処理するというサイクルが出来ています。


  

Posted by メドウおじさん at 09:00Comments(6)季節の花