八幡駅周辺レトロ建築群

2015年06月26日

先日八幡大空襲の事を取り上げましたが戦争直後の
この一帯は完全な焼け野原になりましたがその後見
事に復興しました。特に昭和20年台後半から30
年代にかけての高度成長期の頃この一帯は八幡製鉄
所の表玄関として人も多く、街も栄えました。当時
の北九州市発足前の八幡市の行政中枢機能の多くも
この地区に集中していました。八幡市はこの地方に
縁の深い建築家、村野籐吾氏に依頼し市民会館や図
書館など多くの優れたデザインの建築群を残されま
した。今、築後、50年以上が経過しその保存の
論議が活発化しています。
村野氏の作品群は近いうちにまとめてご紹介したい
ですが今回は、それ以外の私の目についた名もない
ような無名の建築物が多いですがいずれも一時期の
往時を偲ばせるものばかりです。その多くは取り壊
される運命のようですがせめて記録に残しておきた
いと思います。



相当古いオフィスビルです。昭和20年代後半から30年代前半のビルだと思います。
ほとんどの部屋が空き家になっています。



裏側から見たところです。かなり増改築しているのがわかります。昭和のレトロ感たっぷりです。



こちらの建物も重厚感たっぷりですが、何やら間もなく取り壊しが始まりそうな
雰囲気です。



旧八幡市民のランドマーク・マウンテン、皿倉山です。この街の変遷をずっと見守ってきました。
この山頂からの夜景は函館、長崎、神戸に劣りません。
  

Posted by メドウおじさん at 20:13Comments(6)勝手に近代化遺産