和ハーブと西洋ハーブ

2015年05月13日

西洋ハーブはここ数年で園芸植物の一ジャンルとして一般
に広く知られるようになりました。NHKの園芸番組でも
たびたび取り上げられ専門書や入門書も数多く出版されて
います。一歩の和ハーブは本来は民間薬としてまた山菜や
健康茶などとして古くから生活の知恵として使われてきま
した。古くは古事記に薬草の利用が書かれています。とこ
ろが現在では食生活や生活様式の洋風化、また西洋医学・
医薬のコモン化で生活の知恵というべき和ハーブの利用は
すっかり廃れてしまいました。最近になって一部でその価
値の見直し、利用の体系化、一般への普及の努力が始まっ
ています。私のように西洋ハーブに興味を持つ中で和ハー
ブという考え方を知って関心を持つようになった方も増え
ているように思います。あまり肩肘を張らずにおじいちゃ
んおばあちゃんの貴重な生活の知恵として受け継いでいけ
たらと思います。



和ハーブの三大スターの一つドクダミです。デトックス効果抜群ですが生葉は
独特の匂いがきついのでドライにしてお茶で飲めば多少飲みやすくなります。

 

もう一つの和ハーブ三大スターの一つ、ゲンノショウコです。ちなみに残る一つはセンブリです。
三大スターの根拠は個人的感想です。(笑い)民間薬の和方に使う和ハーブは開花時期が
効能が高くなりますがその他の季節でも十分使えます。



我が家のゲンノショウコはハーブコーナーでタイムなどと一緒に共存しています。



ゲンノショウコによく似たアメリカフウロソウです。北アメリカ原産の帰化植物で今各地
で爆発的に増殖しています。一年草でゲンノショウコにそっくりの種をはじき飛ばして
殖えていきます。ゲンノショウコと同じような環境で育つのでゲンノショウコが駆逐され
ないか心配です。ゲンノショウコとは同属で幼株のころはよく似ています。成長してか
らは葉の切れ込み具合がちがうので見分け方は簡単です。ゲンノショウコのような
薬効があるとは聞いていません。
  

Posted by メドウおじさん at 20:26Comments(1)ハーブ和ハーブ