小川キキョウ

2015年05月05日

小川キキョウは四国の小川氏が地元の超小型のイシダテ
ホタルブクロと千島キキョウを交配して優良個体を選抜
育種した園芸交配種です。千島キキョウやイワギキョウ
は北海道の風の強い岩場の陰に潜むように咲く青い日本
のカンパニュラです。もともと青いベル型の花が大好き
なので一度は育てたいと思いながらも高山植物を育てる
技量がないと難しいと思い今まで手が出せませんでした。
一方のイシダテホタルブクロは草丈10cm程度のミニ
サイズのホタルブクロという事で某展示会で苗を購入し
て育てたところ、何と普通種のホタルブクロに育ってし
まいました。後で知ったことですがイシダテホタルブク
ロの実生苗は株によりミニサイズの出現が低いことが
ままあるそうです。開花した株は草丈以外はイシダテ
ホタルブクロの特徴もあり出品された方も悪意があっ
たとは思えないですし、まあ仕方ないです。小川キキ
ョウは千島キキョウの青い花色とイシダテホタルブク
ロの極小生と夏の暑さにも強い性質を受け継いだ育て
やすい品種です。春先に開花株でない芽出しの状態で
購入したので多少の不安がありましたが出品者の方と
直接お話して購入できたので安心感の方が強かったで
す。




青色のホタルブクロは西洋種のサラストロがありますが
同じ青色でも小川キキョウの方が少し薄めで透明感のある
色合いです。 
  

Posted by メドウおじさん at 20:29Comments(0)季節の花

ジキタリス

2015年05月05日

イングリッシュガーデンの花庭でよく見かけるジキタリスで
すが確かにこの花が植えてあると庭がぐっと華やかになり
ます。同じような効果はルピナスやデルフィニウムにもあり
ますがこちらは夏の暑さに弱く春に花が終わった後、夏越
しできず枯れてしまい、一年草で終わります。(私の場合で
す。うまくつくられている方もいらっしゃるかと思いますが。)
本来は多年草なので何とかならないかと切戻したりとか、
いろいろやってみましたが九州の夏の暑さでは無理がある
ようです。ジキタリスは比較的暑さに強く花後に切戻して
おくとうまく夏越ししてくれます。花後は結実も良く種が
大量に採れるので優良株の種を残すようにしています。
またジキタリスは心臓疾患用のメディカルハーブとして
有名でしたが、有毒成分も含みその毒性も強いため私た
ち素人が手を出さない方が良いです。





4月下旬のバラコーナーの様子です。もう2,3本ジキタリスがあるとバランスが取れました。

  

Posted by メドウおじさん at 09:11Comments(0)季節の花